遺跡街の新居
パーマの街での市場調査や現状の確認が出来たので、遺跡街組合の人達への報告の為、遺跡街に戻って居る途中だ。なお、帰りはメイドゴースト5名?が同行している。
生体ボディに乗り移ってもらう為だ。
さすがに動かない生体ボディをパーマの街に持ち込むと死体騒ぎになってしまうので、却下した。
ミエスさんの話ではAI機能を搭載しないタイプも作れるのでリモートで制御すれば問題ないような事も言っていたが、メイドゴーストの意思?とは関係なしにリモートで動かせてしまうと可哀そうな気もしたので、素ボディ状態で製作をお願いしている。
そんな訳で、荷馬車には俺、エリア、アリシアさん、リーザさん、ミエスさん、ミリアとメイドゴースト5人の11人、俺とリーザさんは御者席に居る。
エリア・ミリアはメイドゴースト達と女子トークを普通にしている。
アリシアさんとミエスさんは二人で住宅施設がとか店の運営はとか難しい話を色々いしているのでちょっと話に混ざれそうにない。
俺とリーザさんはゴーストの見た目が怖いので御者席に逃げて来た。
遺跡街周辺はミリアが警戒レベルをかなり下げた為、獣やレベルの低い魔獣もちらほらと見られるようになっているが、ミリアが一緒なので低位の魔獣は絶対に近づいて来ないようなので、無事に遺跡街に戻って来る事ができる。
今回は盗賊団のような物に遭遇しなかった。毎回出ているようでは治安に問題あるしね。
遺跡街として稼働初めてから、まだそんなに時間は経っていないがハイームさん達のパワーとミリア製アンデットの労働力で恐ろしい速度で改築・修繕が進んでいる。
人がほとんど居ない為ゴーストタウンのように見えてしまうのが残念な点だ。アンデットが仕事をしていたりロボ?が働いていたりする街なので、地上のこの辺の街のように人間第一主義のような街にはなってもらいたくないと思っている。
でも、最初に移住してくる人たちは地下街の住人達のようなので、多分そんな事にには成らないと思うが。
ミエスさんとメイドゴースト達は遺跡街本部の方に報告等があるため別行動となりここでお別れになる。
この町ではスケルトンや”ター八百式”みたいなのがそこらじゅうで働いているので、メイドゴーストが一緒にいても大騒ぎになるような事はなかった。まぁ中には少しだけ引いていた人も居たけど。
リーザさんも一度冒険者組合の遺跡街支部へ寄って来ると言う事なのでそれぞれ別行動になった。
俺とエリアはマンダムさんに挨拶に行き、パーマの街での状況や成果を報告する。遺跡街での住居も決まっていなかった為、マンダムさんが新しい住居へ案内してくれた。
彼の認識だとリーザさんが転がりこんできた所まで知っていたのでその辺を考慮して少しだけ大き目の住宅を用意してくれたようだ。
まだ入居者もまばらな建売住宅みたいな感じだけど、良い感じの場所である。一応地上へのエレベータ発見の主要人物ということで今後の事もあるからで連絡の付きやすい場所を選んであるのだとか。
地下で討伐を沢山やったので金はもっていたが、新築で賃貸料が高いと結構キツイのでマンダムさんに話をしてみたら、暫定的な貸家なので心配するなと言っていた。ちょっと怖いな。
パーマの街の屋敷は本当にお屋敷で大きかったが、こちらの家はこの世界の普通のサイズなので、現代人の俺からすると間取りが変?と感じるけど地下街の貸家よりは大きく、近代化?されている。
驚いたのが上下水道完備なこと。8~12畳位の部屋が3部屋と作業部屋みたいなのが1部屋、リビングキッチンと驚くなかれ、水洗便器と小さいながらも風呂まで付いている。
女性陣には個別の部屋を使ってもらって、俺はリビングのソファーにでも寝れば良いかなと思っている。現代人時代でも結局ソファーで寝ていたし。
時代だなと思うのは、馬車置き場や馬小屋がある事。
そんなわけで敷地自体はそれなりに広い一戸建てだ。まだ家具などは無いので冒険者装備の野営セットで眠るような感じなるのが寂しいが、この辺は急いで用意する必要がありそうだ。
エリアは新築の家でとてもうれしそうだ。
アリシアさんやリーザさんも一度マンダムさんの所に来る予定なので、そのうち合流して買い出しににでも行こうか。
リック達目線の遺跡街+パーマの街編は終了です。




