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異世界転移は意味不明 ~レベル社会で生活できるようにかんばります~  作者: els


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お風呂の時間

ラベール商会元別荘のポイントの一つにお風呂がある事だ。

ミリアが風呂に入りたいなんて言い出して、宿探しから別荘購入に至る。


「リック様浴室の準備が出来ましたのでどうぞご利用下さい」

メイドゴーストがそんな感じで声をかけてくれた。


 おお、風呂だよ風呂。久しぶりだな。

こっちの世界に来てからはオケにお湯を張って、それで体を拭いたりする程度だったけど、やっと風呂に入れる。

 5~6人位が使えるようになっている大きな浴室だ。現代イメージ言うと小さな宿の大浴場って感じ。複数の洗い場と4人入ると丁度良い位の浴槽が設置されている。多分3人位で洗っている間に3人が浴槽に入るみたいな使い方をすれば丁度良いのかと。

 現代人の俺一が人暮らしの頃ユニットバスでこじんまりした浴槽で足が延ばせず風呂に入っていた頃と比べると10倍位は大きいので、異世界金持ちすげぇな!と思った。


 とりあえず体を洗う事にする。浴槽に入る時にマナーだね。時々真っ先に湯船に入るヤツが居るけど、そういうのは個人の風呂でやってくれ。


 この世界には石鹸という物が存在していない。まぁどこかに有るのかもしれないが、汚れを落とす時は冒険者や一般人は水で洗ったり布で拭きとる事が多い。この世界に機械油みたいなものが一般的に溢れている訳ではないので、だいたいの汚れはそれで何とかなる。

 それでも落ちない場合はサポン草という植物を使って、煮立てたり潰したりして液体を取り出し、その液体を洗剤替わりにして落とす感じ。

 サポン草液体に香料などを入れた物が石鹸水替わりとして流通しているが、高価なので一般人はほとんど使わない。

 まぁサポン草自体はどこにでも生えているので、一般人や冒険者はもみ潰して、そのまま使えばOKみたいに使っている。


 サポン石鹸を使って俺は体を洗う。ゴーストメイドが作ってくれた物だ。ほのかに花の香がするので香りで心もリフレッシュされる。豊かな泡立ちという訳ではないがそれなりに体の汚れを落としてくれて、いままでゴアゴアしていた髪等もしっとりとした感じに仕上げてくれる。


石鹸最高!である。


 洗い布を頭に乗せ昭和のおっさんのように湯船に体を鎮める。体の外から芯へ染みわたるお湯の温度が心地よい。

 この世界に来て初めての風呂で頭の中もポーォっとした気分になり、心もリラックス。思えばこんなにゆっくり風呂に入るなんて現代社会から考えても久しぶりかもしれないと俺はそんなことを思っていた。

そんな時にガチャっとドアを開ける音が響く。


「リック殿いるかの?」


ハリウッド女優みたいな女性が裸でそのまま浴室に入って来た。

「ミリア!ちょっとまて!今は俺の時間だぞ!」

「だから入って来たのじゃ、恥ずかしがる歳でもなかろう」

ミリアはエルダーリッチで本来、骸骨なんだけど現在人間の姿に偽装しているので、見た目は若い女性そのものなのである。


しかも高級な飲み屋に居そうな妖艶系の女性でしかも体形が目の行き場に困る位のナイスボディなのである。


ミリアはそのままスタスタと歩いて来て、湯船にポチャンと入る。

「ミリア、一応体は洗ってから入れよ」

「妾はの体は偽装じゃ。骨格部分は生活魔法でいつも綺麗じゃぞ」

「あんまり近づくなよ。狭いだろ?」

4人位入れる浴槽だが、わざわざ俺の隣に座っている。

「なんじゃ恥ずかしいのか?意外と若いのぉ」

そりゃあなたは千歳オーバーでしょ。人生?経験も豊かでしょうよ。俺なんか人生二十数年の若者だからな!

「一部偽装解除しようかの?」

「それはやめて・・怖いから」

元は骸骨であることを考えると一気に気が楽になる。

「俺の精神を削らないでくれよ」

「リック殿はそういうのに弱いのかの フフッ楽しみが増えたのぉ」


「リック!いるぅ?!!!!」 エリアの声だ

「エリアちゃん!今はダメです!!!!」 たぶんアリシアさん

「そうだ!ダメだぞ!今は」 リーザさんだな。

「だってミリアは入ってるよ!!」

「ミリアは止められなかったの!!」

「みんなで入れは良いじゃん!」

「だっ!ダメですよ!」 アリシアさん少し恥ずかしそう

「だから服脱いじゃダメです!」

「エリアっ私の服を脱がすな!!」

「えっーみんなで入れば大丈夫だよ!!」

「ダメです。そんなみんなでやれば正義みたいな考えしちゃ!」

「こんな時じゃないとリックとお風呂入れないよ!」

「・・・・」

おい、みんな黙るな

「外が静かになったのぉ」

「ミリア、俺は出る」

さすがに若い女性と風呂に入る勇気は俺にはないので、窓から浴室をでる事にした。


何やってんだか・・・


後からゴーストメイドに着替えを取って来てもらって寝室で着替えた。

こうしてパーマの街での1日が終わった。


なぜミリアがすぐに風呂に入って来られた理由ですが

彼女もリーザ・アリシアに止められています、彼女は洋服や体形のすべてが魔法による偽装なのです。そんな訳で服を脱ぐ必要が無いのです。

後日、エリアから「全裸じゃん!」と言われてリックの前だと何となく恥ずかしくなり、洋服を着るようになったそうです。


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