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異世界転移は意味不明 ~レベル社会で生活できるようにかんばります~  作者: els


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活動拠点を探そう

 冒険者組合で色々と絡まれる事件もあったけど、事務的な手続きは案外早く片付き時間的余裕も出来る。

 遺跡街から持ってきた素材はアリシアさんの鑑定どおりでかなりの金額で売れた感じだ。まぁでもAランク魔獣の素材に関してはもう少し鑑定に時間がかかると言う事で現在査定中だけど。


俺達はロボ馬車に乗り込み、早めに宿屋探しに向かう。

「リック殿、妾は風呂に入りたいのじゃ、風呂付の宿屋が良いのじゃ」

この時代の風呂は贅沢品だ。水道が無いから、そもそも水を入れる所からが大変なのだ

風呂付なんて貴族クラスの利用する高級宿位にしかない。

貴族の利用する高級宿屋なんか一泊いくらするのか恐ろしくて考えたくもない。


「そういえば、うちの商会で使っていた別荘があったのですが、今はどうなってしまったのでしょう」

アリシアさんの実家のラベール商会って凄い大きな商会だった。なぜ潰れてしまったのか凄く気になるが、今はその話はやめておこう。

「気になるなら不動産屋?に聞いてみましょうか?」

「そうですね、ラベールからは手が離れていますし、運よく買えるようなら、ここでの拠点としても都合が良いとお思いますので」

「では不動産屋?に行きましょう」


午後からラベール商会の別荘がどうなっているのか調べる為、不動産屋に移動する

不動産屋というよりも不動産を一括管理している不動産組合みたいな場所だ。

大きな街だけあって人の出入りや店舗の移動も激しく、住宅や店舗情報を一括で管理している。

組合の中に入って、俺達は開いているカウンターに進んで行く。


「今日はどんなご用件で?」


不動産組合員の方が対応してくれている。

「えっと、ラベール商会の別荘があったと思うのですが、現在はどうなっているのでしょうか?」

商人であるアリシアさんが話を始めた。


「ラベール商会の別荘ですか。えっと、あの物件は現在事故物件となっておりまして、売買停止となっております」

「事故物件ですか!?なぜ??」

「すいません、ここから先はちょっとお伝え出来ないのですが」

「私、かつてラベール商会の関係の者でして、不動産関係の調査をしております」

「あっ、そのような方でしたか。ではお話いたします」


組合員の人の話では元々別荘だった為、使用していない時期は管理者が寝泊まりして管理しているのだが、その管理者が異常者だった。近所のメイドや女性達を大人数連れ込んで惨殺するという狂気に走ってしまい、最後は別荘に火をつけて自殺するとう事件があったそうだ。


「建物自体は4分の1ほどが燃えていますが、残っている状態です。しかし修復に訪れた職人達が、メイドのゴーストのような物を見かけるという事で工事が進まず、現在放置されたままとなり、何も出来ないので売買停止物件となっています」

「教会等に除霊を依頼してもダメなのでしょうか?」

「衛兵の調査だと15人のメイドが犠牲になっているという事もあり、私達も教会に相談したのですが、料金?除霊額が15人分必要という事になりまして、かなり高額になり、除霊費用を払って建物を復旧させても、そんな事故物件買う人が居るのかどうかとなりまして」


建物を取り壊すにもゴーストに邪魔をされる除霊駆除しようにも金がかかると、そんな感じで放置されているようだ。


「アリシアさん、俺達なら何とか出来ると思うのですが、どうでしょう?」

ミリアの件もあるので既にアンデット耐性が出来てしまっている俺達からすれば、ゴーストが出る物件でも問題ないだろうと思われる。

「組合員さん、ぜひ案内して頂きたいのですか」

アリシアさんがそう言うと、組合員の人が嫌々ながら案内する事になった。


事件がおきてからまだ2~3年しか経っていないので案外綺麗な建物に到着。たしかに建物の一部が燃えてしまっている。


「えっと私はここまででよろしいでしょうか?案内終了ということで、屋敷のカギも渡しておきます。敷地に入ったら気を付けて下さい!、何かありましたら、と言うよりも、あると思いますが、また、組合の方まで来て下さい、じゃ!帰ります!」

と、組合員の方は即帰ってしまう。


門を開け、敷地に入ると、誰にも管理されていないのに、綺麗な庭が広がっている。

エリアが言うには入った瞬間に寒気を感じたと。アリシアさんの鑑定結果だと不動産価値ゼロとの事。原因はゴーストがらみ。昼間でも普通に居るんだねと。

俺は何も感じない。体質の問題か。

リーザさんは中に入らないと言っていた。ゴースト系が嫌いみたい。


「やっぱり居るのぉ」

ミリアが呟いている。彼女は専門だからな・・・わかるんだよ。


屋敷の扉を開けると、中は薄暗い。エリアが気持ち悪そうだ

「リック!。なんか気持ち悪いよ。魔素さん達が真っ黒な感じだよ」

ミリアの宮殿と似たような感じらしい

「燃えている方というか、地下の方が酷い感じがするよ」

大事な事を忘れていたが、俺達は除霊とかできるのだろうか?討伐はやった事があるが、除霊はわからんぞ。一応その辺をミリアに確認する

「除霊か?できんぞ。邪魔な物は消し去るまでじゃ」

ミリア?除霊ダメなのか?

そんな感じで一番魔素が真っ黒な地下室に到着する。

「この扉を開けるとどうなるかわからないよ!」

扉は開ける事を拒むように、全く開く感じがしなかったが、その辺は俺のバカ力で一気にこじ開けた。

ガキーーーーーンと明らかに何かが割れはじけるような音が響き扉が開く。

「さすがじゃのう、リック殿。霊的な物も無視できるとは、やっぱり驚きじゃ」

中には敵意むき出しのメイドゴーストたちが飛び回っていた。


敵意むき出しの為、ゆるキャラのようなメイドゴーストたち。

「なぜ、私を殺したの!!!」

「ここでお仕事があるからって来ただけなのに!!」

「あの管理人許せない!!!」

「殺してやる!!!!」

「恨んでやる!!!」

「あなたたちは、あいつの仲間なの!!!」

「殺してやる!!!!!」


アリシアさんの鑑定ではLV15~25のメイドゴーストたち。メイドとしてはプロフェッショナルだったのでレベルが高いままゴースト化してしまったらしい。このレベル域では除霊のお布施も高額になるわけだ。


「メイドの皆さん、今度この屋敷を購入しようと思っているリックです」

「リックぅ!殺す!!!」

1体のメイドゴーストが俺に憑りつこうと精神攻撃をしてきたようだが、俺は何も感じない。

「なんで私の攻撃がきかない!!!」

別のメイドゴーストが攻撃

やっぱり何ともない


「あなた方は優秀なメイドだと聞いています。良かったら今後もここで働いてもらえませんか?」


「私たちは死んでしまったーー!!!」

「もう働けないーーー!!!」

「みんなあの管理者がわるーーい」


『みなさん体が有れば良いのでしょうか?』


へっ?何を言ってるのミエスさん?

「別の人間の体があれば乗り移って動かす事も出来るがのぉ、死体だとアンデットじゃし、生きている一般人にそんなことをしたら憑依で問題じゃぞ」

ミリアはその辺の事情を良く知っている


『生体ボディなら製造できますので、その辺ならご協力できると思いましたので』

「人形なら動かせるの?」

俺は疑問に思うので聞いてみる

「人形が動いたりするのがあるじゃろ?これだけ意思の強いゴーストじゃ、問題なかろう」

そんなわけでメイドゴースト達に提案をする


ゴーストって悪霊なんじゃないか?と俺は疑問にも思うが


「あなた達に生前のような体があれば大丈夫ですか?」

メイドゴーストたちは考えるような感じで止まってしまう。

「そんなこと出来る訳ないだーーーーーろ!!」

「嘘ついて、私達を討伐するんだーーーーあ」


まぁごもっともなご意見です。普通ならそうです


「お前ら、その辺は妾が保証するぞ、安心せい」

「嘘だーーー信じられ・・・・きゃーーーーーーーー」

「いやーーーーーーーーーーーあああああ」

「なんであなたみたいなのがぁーーーーーーーああああ」


ミリアがちょっぴり本性を出した。


ミリアは千年以上、遺跡街を支配していたエルダーリッチだからな、新米ゴーストからすれば驚くよ。多分。

「リック殿が新しい主じゃ、お前らもきちんと仕事するのじゃ」

「「「「はい!!!」」」」

そんな訳で15人のメイドゴーストの主になってしまったのだ。


ミエスさんが各メイドゴースト達と打ち合わせをしている。今後の事とか生体ボディの件とかそんなこと。

一応メイドゴーストに一生働くなんて嫌だろう?って聞いてみたら、各ゴーストそれぞれで、気に入ったらずっと続けるし、嫌になったら辞めて討伐なり教会で成仏させてもらうって感じになった。

ブラック企業じゃないんだから、その辺は本人達の意思を尊重します。


俺達は不動産組合に戻って、事の結果を話す

「えぇl、あのゴーストと話をつけた?意味がわからないんですけど」

「それなんで、あの物件を購入したいのですが」

「それはかまいませんが、あとから賠償金だのなんだの言わないでくださいよね。それでよければ誓約書と契約書作りますよ」

アリシアさんが契約書・誓約書の内容が問題ないことを確認して、おれがサインをする。


 普通は売買に数日かかるのだが、今回はいわくつき事故物件だったので、サクサクと話が進む。

現金一括払いにするため、引き渡しは即日行われる感じだ。


組合としても事故物件が処分できてラッキー位に思っているのだろう。

価格もアリシアさんが査定している為、だいたいの相場価格がわかっている。ゴースト討伐なりの費用を差し引くと凄い安い物件になっている感じなので、その辺を確認すると、ほとんどタダ同然の価値だったようだ。

そりゃ犠牲者15人、狂って自殺が1人(加害者)も死んでいる所だから普通は買い手も付かないと思うよ。現代人の俺ならそんな場所入居しないけど、この世界に来てアンデットとかにも慣れたのかな・・?

それから後々もめないように、少しばかりの金銭のやりとりを形式上行い、売買完了となった。

ただより高い物はない!って世の中言うので。


晴れて元ラベール商会の別荘が手に入る。


既に夕暮れだったので露店で夕食を買い込み、屋敷にに移動。

まさか半日で屋敷を購入するとは思わなかったが、こういう出会いの物件もあるのだろう。


ミリア・エリア・ミエスさんは屋敷に置きっぱなしだったので、ゴーストメイド達と色々相談しているようだ。元々ゴーストメイド達が屋敷内を清掃していた事もあり、燃えている場所以外は即使えるようになっている。

「今晩からここに寝泊まりできますね」

「屋敷もほとんど無料タダみたいな物件だったらラッキーだったな」

ちなみにリーザさんだけは怖いという事で中々ゴーストメイド達の中には入ってこれなかった。

まぁあ敵意が無くなった彼女たちはモロに半透明ゴーストで見えているから俺から見ても確かに怖いけどね。


生体ボディが届くまでは、少し我慢。


活動拠点が欲しかったので無理やり作りました。話も無理やりです。


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