軌道エレベータ地上部の探検
短いお話です
現在俺達は待合室で待機中なのだが
「リック!待ってる間に少し探検しようよ!」
エリアが暇になったようでそんな事を言ってくる。
リーザさんは護衛の仕事もあるので調査団の人達を見ていなければならないと言う事で、俺、エリア、トニー、マイの4人で探検に出かける事にした。
地上部の遺跡の中は地下よりも広く出来ていた。おそらく軌道エレベータ部が建造されていた関係で、一つの街として機能していたようだ。魔獣、魔物の住処になっている可能性もあるので全区域の調査は後日にするとして、比較的近距離を見て回る事にする。
エレベータ部は複数あり、各階層毎の短距離エレベータも複数設置されていた感じで、沢山の出入口が発見できる。現代で言うと大きな駅と言った感じで、商店街ののような物が併設されていたのだと思う。
施設跡は照明のみが点々点灯し、非常灯のような感じで施設を照らしている。
エリアがかつて店舗だったと思われるスペースに入ってみたが、風化した何かがあったり壊れた何かが散乱していたりとそんな感じ。
俺も水道なのか?と思われる部分を操作してみたが、何も起こらない。
トニーやマイも棚を開けてみたりしたが、泥埃が積もっているだけで何もない
滅びた町みたいな感じで余計に悲しく、寂しい感じに思えた。
異世界の街みたいに、冒険者の街なら宿屋みたいな物も、食べ物屋だったもの、お土産屋だったもの、生活雑貨店だったもの、比較的平和な世界だったのかもしれないが、みんな埃にまみれているので詳しくは見て回らず、これ以上探検しても新しい発見も無さそうなので、こんな物があった程度にしておく。
「動物や魔獣が住んでいた跡も何もないな」
トニーが呟く。
確かに、動物が居た形跡も無ければ、死骸も無い。
そんな疑問を抱きながら探検を切り上げ、待合室に戻る事にした。
土砂で埋まっていた通路工事も、”ター八百式”みたいなのが大量に投入され、凄いパワーと速度で工事している。3時間もすると突貫で貫通工事完了。20メートルほど土砂で埋まっていたようだ。
『お客様大変おまたせしました。安全通路が確保できましたので、移動お願いします。』
ロボのハイーム君?さん?が安全通路を案内していく。
『しばらく復旧工事が行われますので、御用の際はお気軽にお声かけ下さい』
でも見た目、チンタラネータだから案外怖いんだよね。敵意は全然ないから余計リアルで。




