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異世界転移は意味不明 ~レベル社会で生活できるようにかんばります~  作者: els


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リックのゴブリン討伐?

 今日は休日だ。冒険者と言えど休みは必要だ。


連日の討伐クエスト等でトニーの装備が壊れてしまった為、今回は装備が治るまでのお休みという事になっている。


 俺は気になっている事があるのだが、バータ&ジャガーの店でゴブリン風の亜人が働いていた事で、本人に聞いてみた所、ゴブリン種ではあるが突然変異なのか本人にもわからないが、彼はゴブリン達と生活するのが嫌で逃げだしてきたそうだ。

 もちろん最初は冒険者に殺されそうになったが、武器を捨て色々説明したが(当時はしゃべれない)結局殺されそうになって、諦めて座り込んで見つめていたら、冒険者の一人が手を取ってくれたそうなのだ。


 リーザさんの言うゴブリンは同族同士でも殺しあうが、リーダクラスが居れば統率が取れるようになる。しかし群れが変わるとゴブリン同士でも意思疎通が出来ないらしい。

言語形態が無いのか違うのか詳しくわかってない状態で、いろいろな研究者がゴブリンを研究して殺さず街の住人として共存できないかを研究しているが、うまく行ってないらしい。


「上位種のゴブリンが居る群れだと統率が取れ、争いが起きないということか」


冒険者協会に行きゴブリン系討伐のクエストを片っ端から調べる、いくつかの巣の駆除クエストがあったのでそれを受けにカウンターに向かうとリーザさんに捕まる。


「ちょっとゴブリンに殴りこんでみようかと思いまして」

「よし!私も行くぞ!」

リーザさんに見つかった瞬間、止められると思ったが、止めるとかは無かったようだ。


森の中を歩き、ゴブリンの巣らしき物を発見。

事前情報では15匹程度でユニーク種無の情報。

巣の傍にはゴブリン2匹が警戒を行っているが、俺はそのままフレンドリーにゴブリンに近づいていく事にした。

「リック、今日はどうするんだ?」

俺は巣の方向に向かいながら

「なるべく殺さずに無効化できるか試してみたいと思います」


「ギギ!(人間だ!)」

「ギッギギギ!(仲間を呼べ)」

俺は昔見た動物番組の「ムツゴロウの大将」のようにやさしく、接近してみた。

「ギギッギ!(来るな人間!)」

「ギギギギ!(殺せ!)」

殴りかかってきたので、簡単にかわし優しく受け止める。

「ギッ?(なに!?)」

洞窟の中からゴブリンアーチャとマジシャンを確認する

リーザさんが少しだけ警戒モード入るが

俺はフレンドリーに挨拶してみた

次の瞬間弓矢とファイヤーボールが飛んでくる。

ゆるキャラなファイヤーボールと弓矢なので避けずに対処。

弓矢は手で払って、ファイヤーボールは手で握って潰す。

「ギ?ギ!(!?)」

そのあと、様々な攻撃を受けたが俺は全く抵抗せず、俺はその場に立ったままだ。

洋服は千切れ、ほとんど裸だけどな

何も攻撃しない人間、何をしても何も起こらない人間の登場でゴブリン達は混乱していた。

すると、地鳴りと共に大きなゆるキャラ登場。

「ゴブリンキング!?」

リーザさんの警戒レベルが一気に上がる。情報に無かったゴブリンキング推定討伐LV25。リーザさんなら余裕かもしれないが、LV3の俺では本来即死レベルである。


 でもリーザさんから「リックなら大丈夫か」と。聞こえているのだけどな。

俺はゴブリンキングに殴りつけられたのだが、俺は微動だにしない。動きもしない。

 そして、にこやかな表情で優しく接する。

ゴブリンキングが真っ赤になった。たぶん怒っているのだと思われる。

殴っても、殴っても、殴っても!何も通じないので、ゴブリンキングは背中から大きなハンマー状の武器を取り出し振り上げる。俺には、「ピコピコハンマー以下」にしか見えない。敵がゆるキャラもそうなのだろうが、たぶんそうに脳内変換されている。

ピコピコハンマー以下は暴力的に振り下ろされ、俺はそれを避ける理由もなく、そのまま直撃。ピコピコハンマー以下がコナゴナに飛び散る。リーザさんに後日聞いてみたら、ピコピコハンマー以下は石製の大ハンマーだったらしい。


砕けたピコピコハンマー以下を見てゴブリンキングも驚いていたが、リーザさんも汗だくだ。

ゴブリンキングに「俺は敵意はないんだぞ」をアピール。

というよりもゴブリン達は怯えている。

「グッギーグ」(死ね!死ね!)

平手で叩き込んで来たので、俺はそれを返す

「よし、いよいよ握手だな!」

俺はゴブリンキングと手を重ね、握る。

思ったよりも強い握手だ!俺も答えなければと、軽く握り返すと

「ギャアアアア!!!!」という悲鳴

しまった!強く握りすぎてしまったか!

反対の手で殴り返してきたが、それも片手で受け止める

お前の自由は奪った!とゴブリンキングのにやりとした表情

身動きの取れない俺にゴブリンマジシャンのファイヤーボールが命中するが、ただそれだけ。

当たって消滅。

真っ青になるゴブリンキング、つないだ手は離れない。俺を投げ飛ばそうと、持ち上げようにも俺は微動だにしない。ついにゴブリンキングから


「スイマセン、カンベンシテクレ」


おお!しゃべったぞ!

「気を抜くなリック!、キング種は片言で喋って騙すぞ!言葉に意味はない!」

俺は某劇場アニメ「崖っぷちのナウイ鹿」の人のように

「だいじょうぶ、怖くない怖くない」

「スイマセン、カンベンシテクレ」

怖くないぞ、俺は怒ってないぞ、フレンドリーだぞ

「スイマセン、カンベンシテクレ」

「タスケテクレ」

「モウシマセン」・「オネガイ、オネガイ」

ん?何となく違和感。

「スイマセン、オネガイ」

「スイマセン、タスケテクレ」

「そいつは捕まえた冒険者の最後の言葉をマネしているだけだ!そうやって相手の気の緩みや隙を誘うぞ」


リーザさんは知っていたらしい、過去にジェット達が似たような事をしていたこと。

ゴブリン種が私達と共存できるのは、とても特殊なパターンで時々そういう個体が表れるということ。

その個体は全く敵意がなく、攻撃もしてこないとの事だ。そいうい個体を装ってだまし討ちをしてくる個体も居るそうなので、保護する場合は非常に難しいようだ。

「カンベンシテクレ」

多分、このゴブリンもダメなのだろうか?。

「スミマゼン」

「ボス」

周りのゴブリン達の様子が変わる。

ゆるキャラからノーマル状態に変化、もちろんゴブリンキングもゆるキャラが解除されている。

「リーザさん何か様子がおかしいです」

「あぁ、そのようだな、敵意が感じられなくなった」

ゴブリンキングの手を放すと、俺の前で頭を地面に付け、土下座のようなスタイルを全員が取り始める。

「リックお前が群れのボスのようだぞ?」

「どうすれば良いのでしょうか」

俺はこうなった後の事は考えていなかったので少し困る。

「巣単位での服従?戦闘放棄は前例がない、一度冒険者協会に報告したいが、こいつらが暴れ出す可能性もあるな、リック様子を見てもらっても居てもよいか」

俺は了解を告げると、リーザさんは冒険者協会へ戻って行った。


 さて、残された俺とゴブリン15匹、何をすれば良いかわからない。ゴブリン語なんてわからないので意思疎通が出来ない。

それにあいつら「ギー」とか「ガー」とかしか言わないので、こっちもアクションが取りにくいのである。

俺は土下座しているキングの肩を叩き、顔を上げろと話しかける

キングは分かっていない感じだったが、顔を上げてこちらを見ている。

どうすれば良いんだ?何もわからんぞ。

「ボス」

良く現代人がやる自分を指さし名前を名乗る自己紹介をしてみた

「リック」

キングはなんとなく反応して

「ボス、リック」

おお、なんか通じているぞ!拍手し理解の意味を示す

周りのゴブリンが騒ぎ出す。

相変わらず、ギーとかガーしか言って無いが、武装解除し万歳しているようにも見える。

何となく言葉を喋るのはある程度高位のゴブリンだけのようだ。

この群れの中ではキングとマジシャンのみと言った感じ。

同様に名前を聞いてみたりしたが、ゴブリン達には名前は無いようだ。あいつとかヤツとかそんな感じで呼び合っている。

 とりあえず、全員並ばせる。キング・マジシャン・アーチャ・後はノーマル種だ。

キングとマジシャンも一方的な片言なので、とりあえず肯定・否定なのか位しかわからないレベルだったりする。結構難しい。長い沈黙が続き双方様子見の状態が続いている。

絶対強者の俺なのでゴブリン側も動けない感じ。ゴブリン側からすれば実力の違いから下手に何か言えば即殺されるレベルなのだ。

数時間後、リーザさんとジェット、それとバータ&ジャガーの店の人が一緒にやってくる。ジェットは状況確認の為、遠方で待機、リーザさんは店の人の護衛である。店の人は例のゴブリンの人。話が通じるかもしれないと連れて来たそうな。

名前はギアさんというらしい。ギアさんは「ギー」とか「ガー」とか話だす

ギアさんが言うには共通部分と方言部分のようなものがあり、本能的な部分が共通部分なので正確ではないが、意思疎通は出来るとの事。

根本部分が奪う・殺すを本能的に埋め込まれた種族なのでギアさんのように突然変異でもなければ共存は難しいとの事だ。

 しかしギアさんは言う

「俺にまかせてくれませんか?」

同種族として何か考える物があるらしい。

リーザさんが遠くにいるジェットと何かしら、相談しているようだ。

冒険者組合から護衛を出すので、実験的にギアさんに任せてみる事になった。


今後このゴブリン達はどうなる?


モンスターを仲間にするゲームもあるので話の引出しを増やすために書いてみました。

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