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異世界転移は意味不明 ~レベル社会で生活できるようにかんばります~  作者: els


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修業の開始

冒険者パーティデンジャーゾーンは嫁取合戦に参加の方向になったため、「ケトルとポットの道場」の門下生として登録される。

その後にタイガーマジック組に嫁取合戦の出場登録を行い、正式に登録されればエントリー決定となる感じだ。


獣人種しか居ない大会で、人間種の俺達が出る事に少し問題が出そうだったけど、タイガーマジック組自体が今回の試合については重視する事も無かった(捨てていた)事もあり、どうぞ自由にやってくれみたいな感じだった。


登録は無事に完了したが、ケトルさんによると嫁取合戦の過去に試合から推測すると俺達の組み合わせによってはでは力不足な所も見られるので試合までの3か月間を使い、俺達は門下生として格闘と魔法についての修業を開始する事となった。


修業が始まるにあたって俺だけ念入りに調べられた。

やっぱり言われたのが鑑定結果によるレベルと実際に出来る能力が全く別物で有る事

ケトルさんとポットさんはその辺を考慮して俺用のトレーニングメニューを考えてくれるようだ。


基礎トレーニングに走り込み等は普段から行っていたのだが、それらがお子様ランチにみえるような強烈なトレーニングが始まる。

最初の一か月はそのトレーニングをひたすらこなす。

他のメンバー達もある程度レベルが高いから楽に見えそうだが、ケトルさんとポットさんはその力量や特性に合わせて最適なトレーニングメニューを提供する。


俺なんか、毎日早朝に1時間以内に100キロ走れというちょっと異常だろう?というメニューを提供される。


しかも、例のデルタフォースフル装備で。

こっちの世界のウエイト等は俺から見るとウエイトにならないようで、巨大な石なんかも綿あめみたいな感じになってしまうので、俺のスキルなのか恩恵なのか知らんけどこんな時は不便だなと。


俺のいた世界から持ってきたデルタフォース装備はウエイト等そのままなのでメチャクチャ重たいのだ。


そんな感じで最初の1週間はそれだけで、クタクタになってしまい、食った物は即ゲロるし大変だった。

慣れてくると呼吸法やらを教えられて、10日後には息切れもなく完走可能になる。


俺の異常な成長速度で俺自身もビックリ


呼吸法をマスターしてくると、1日300キロ2時間以内とか要求されるようになった。

時速150キロ以上ってロボ馬車の全開スピードより速いぞ!!


リーザさんとキャノは基礎体力に問題ないので既に格闘訓練中。

ケトルさんが二人の戦い方を見て、ダメな所は修正、良い所は徹底的に伸ばす方向で、動きや裁き方を徹底的に見直しをしている所だ。


 元々素性のよい二人はスポンジに給水するかのように動きやコツを習得していく。


アリシアさんやエリア、ミリアまで走っている所を見ると、特にミリアは大変だなと思う。

あいつ体力的にはアンデットだから伸びしろ無いだろうし、走り込みって意味があるのか?

まぁでも彼女達は彼女達なりに楽しんでいやっているようだ。


こんな感じで基礎訓練の一か月が過ぎていくと、いよいよ全員の魔法特性の再確認として、ポットさんが先生となる。


「さぁ、みなさん私が魔法の先生のポット先生だよ。よろしくねぇ」

ポットさんはいつもの恰好ではなくて、リーザさんの着ているようなライダースーツのような戦闘服に着替えていた。


「リーザちゃんの服がカッコ良いから私も作っちゃったわぁ」


いつもはダブダブで大き目な服装のポット先生だったけど、リーザさんと同じような恰好をしたら、スタイル抜群だった。


リーザさんの体形が凄いのは、このお母さんだからなのか!?。


「はあい、じゃみんなこっちに注目ぅ!」


エリアの話によると魔法士学校の頃の基礎の話を発展させたものらしい。

ただ、退屈な物でなくて実戦的な物に変わっているので、気を抜くと大けがをしそうな訓練が盛り込まれる。


「エリアちゃん、アリシアちゃん、キャノちゃん、リックくん、みんながんばってねぇ」

「ミリアさんはいいわぁ、あなたはケトルの所に行って頂戴ぃ」


「ポット殿は妾の事をわかっておるのかの?」

「あなたは凄いわねぇ、私も最初わからなかったわぁ。あなたリック君と一緒に居ると少し魔素に変化があるのよねぇ、それでわかったのよぉ。私の教えられることは無いわぁ。何かの事情があると思うから、秘密にしておくわね。もし良かったら私の先生になってもらおうかしらぁ」


「リックの為になるのであれば喜んで協力しようかの」

「ありがとねぇ」


ミリアだけは魔法講習免除でそのままケトルさんの所で修業となる。


引き続き俺達はポット先生の講習が続く。

ポット先生は俺の傍に来ると頭に手を置いて何かを呟き、ポット先生の魔力をそのまま頭にぶち込まれた。


俺は今まで見えていた視界と違う物が見えるようになる。


「先生!何をやったんですか?」

「魔素の可視化だよぉ、リック君魔素が全く見えないし、魔力もゼロでしょ魔法士が見える世界を体験してもらっているのぉ」


青と赤の3D眼鏡の世界を想像してもらうとわかりやすい、実画像に何か色の違う何かが纏わり付いている感じで凄く見にくい。

今は目のピントが狂っている感じで慣れないとかなり厳しい感じだ。


「世界が変わったみたいに変な風に見えているでしょぉ、ちょうどあの標的の所に赤っぽい霧みたいなのがみえるかなぁ?」

ポット先生の指先から一瞬だけ線のような物が出て行くと、的の周辺が軽く爆発する。


「あらぁリック君、私の魔力も見えたのぉ?凄いわぁ」


特に俺は何も言っていないが、ポット先生は俺の目線が移動しているのを確認したのだろう。

凄い洞察力である。


「先生の指先から何か出たと思ったら標的の傍の霧が爆発しました」

「そうなの、これが魔素を利用した魔法の初歩なのね。リック君は魔力が無いから魔法を見分けられるように訓練するのぉ」


そうか、俺は魔法が使えないから魔法の直撃を受けたり、仲間に魔法を行使された時の為にいち早く気が付けるように修業をする事なのかもしれない。


「リックくんがんばぁ」


その後エリアはステップアップの為の修業となり、アリシアさんとキャノはエリアとは別メニューの講習が始まっている。


キャノは俺と同様に魔法が使えない。

だだ魔力がゼロでは無いので修業内容次第では俺よりは魔法を上手に扱えるのではないかと思われる。

この辺りはオーガ国の方でも徹底的に教え込まれていると思ったのだが、結局使えていない。

キャノも俺と同様にポット先生に魔力をぶち込まれ、魔法士の世界を体験するとそれをみるみると吸収して行く。


まぁ俺も負けないように頑張ったけど、魔力ゼロだから基本スペックが違うんだよ!

キャノはスゲェ優秀だよ!


5日もすると彼女は初級魔法(生活魔法レベル)を扱えるようになり、空間中の魔素利用なら自由に出来るようになっている。その後はエリアに魔素の特性を聞いて行くと、今まで見えなかった世界が見えるようになり、魔素集めを余裕でこなすようになる。


元々魔法を使っていないキャノは魔力切れで何度もブッ倒れる事を繰り返し、基礎魔力向上トレーニングを自主的に始め

ポット先生もビックリな速度で魔法を習得と魔力量を増やして行く。


アリシアさんのマッソドリンクドーピングとデンジャーゾーンパーティメンバー特典みたいな俺のブースト供与。

魔素認識はエリアには到底及ばないが、簡単な攻撃魔法を習得し、元々の身体強化系ブーストスキル持ちだったのあり、彼女は身体強化系や治癒系の魔法の習得が得意なようだ。


 アリシアさんは商業鑑定士なので何をするのかと思ったら、更に細かく分類できるようにして物体から魔素を引っこ抜く、分離の強化版を習得中。


 空中や物から分離させる事は普段行っているが、これの応用で生き物から一部分を分離させるという、ある意味恐ろしい事をやろうとしている。

この辺は神官や治療士が人体から病魔を分離させる行為と似ているのだが、ポットさんは、魔獣から心臓だけ引っこ抜くという荒業が出来ると言う。


「大昔の魔法でね、空間転移って魔法があったのねぇ、でもとっても難しいのぉ」


アリシアさんの頭の中に、物体が構成している物のすべてのデータが流れ込んでくる。

以前、エリアと一緒に物質分離を試してみたが、結局完成には至らなかった過去があったが、ポットさんはコツのような物を説明して行く。

水のような物、単体であれば簡単に出来るのだが、食べ物みたいに色々と混ざっている物に関しては条件付けが難しくて上手に行かない。


「出来ないと思い込んでいるから出来ないのよねぇ」


頭の中では出来ると思っているかもしれないが、体のどこかが否定していて上手に出来ない事もある。

要するに半信半疑の状態なのだ。


「じゃあ、見せてあげますねぇ」

外のテーブルの上に今夜の食材の魚を持ってくるポット先生

魚のジッと見つめると、何かの魔法を発動させる。


次の瞬間に机の上に魚の身と骨が分離され並んだのである!

「このお魚さんはこれで、骨抜きで即死よね。でも生きてて動いているとちょっと難しいわよぉ」

「アリシアちゃんはまずはお魚さんで練習しましょうねぇ」


「みなさぁん、魔物・魔獣も強くなると、こんな魔法を使うのも出てくるのよぉ、頑張って対策しましょうねぇ」


俺達全員、骨抜き魚を見ながら真っ青になっていた。


「「「ポット師匠、よろしくお願います!」」」


こんな魔法の使い方があると過酷な現実を叩きつけられ、魔法訓練と対策が行われていくのである。


基礎訓と魔法訓練や対策の修業が50日程続くと、キャノと俺はケトル師匠の所に引っこ抜かれ、実践的な訓練に移行するのである。




投稿が遅くなりました。申し訳ございません

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