表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移は意味不明 ~レベル社会で生活できるようにかんばります~  作者: els


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

108/294

ガーディア・ダンジョンを移動にて

俺達を乗せた円盤は徐々に速度を落とし始め、周りの状態も確認できる速度になっているが相変わらず何時の時代に作られた施設なのかさっぱり判らない。そろそろ目的地とリーザさんに説明され円盤の停止を待っている


円盤が無事に停止し、円盤から降り、長い通路を登っていくと獣人国側?の重厚なゲートを抜ける事になる。


ガーディア国にあるダンジョン内に到着したのだ。


円盤通路の入出ゲートの手続きもリーザさんが行ってくれているのでスムーズに話が進んで行くので特に問題は無さそうだ。


「リック、ここから先はダンジョン移動になる、私達なら護衛は不要だと思うが、心配なら護衛を雇うか?」


ここまで来る商人達の為に護衛屋があり、このあたりで出没する魔獣はLV30前後が多いと説明される。


「問題無いだろう。俺達も大分強くなっているし、リーザ師匠も居るし大丈夫だよ!」

「リック、師匠って恥ずかしいな」

久しぶりにリーザ師匠と呼ぶとリーザさんは赤くなって照れている。

元々俺とリーザさんとは初心者講習の講師・生徒?関係からのスタートだったので新天地で気合を入れなおす意味でも改めて師匠と呼ぶ事にした。


俺も新武器のハンドガンを試してみたかったので都合は良い。

「アリシアさん、弾はどのくらいあるのですか?」

「試作の通常弾と魔弾で720ですね。練習で一人120位の予定でしたので」

「アリシアさん重く無かったですか?」

「いいえ、みなさんのポーチに通常弾60・魔弾60を勝手に入れておきましたので大丈夫ですよ」


いつのまにか弾を入れられてみたいだ。


「弾倉に15発セットできます。弾倉が4セット・とりあえずリックさんと私で使い方の見本みたいなのを実践で試して見せた方が良いかと思いますがどうでしょう?」

「それで大丈夫だと思います。お願いしますねアリシアさん」

「はい」


例えば俺の装備だと

メインにミスリル合金ソード

サブにブンタさん特製の鉄の合金ショートソード+ショートナイフ

それに加えてハンドガンという構成になる。

俺の場合はタクティカル装備なのでナイフやハンドガンはサバゲ風に収まり良く装備されている感じだ。

剣2本だと邪魔そうだけど、探索中に折れたら大変なことになるので、デンジャーゾーンのパーティは2本装備が常識となっている。


各自装備の確認をしなおしてダンジョン探索フォーメーションで移動を開始だ。

前衛 リーザ・リック

中衛 エリア・アリシア

後衛 ミリア・キャノ


キャノには今回エリアとアリシアさんのガード役をお願いする。

いつもマイが担当していたポジションだが、今回はトニーとマイが不在なので、いつもとちょっと違う感じになっている。


「じゃぁ行くぞ!」

「おおお!!」


 俺以外全員女性という端から見ればちょっと見かけない構成のパーティだけど、ゲートからダンジョン出口を目指し移動をスタートする。

リーザさんの説明によると、このゲートの場所もダンジョンの一部なのだが、利用できる人が限られる為一般の冒険者はここまでくる事は無いし、ダンジョン内でも少し外れた場所にあるそうだ。


現在、ガーディアダンジョン第7層 最初に一発目でこいつかよと言う嫌な魔物に遭遇。


「リック、ミスリルゴーレム 1体だぞ」


当たれば一攫千金の魔物。すんなりきれいに倒せればだけど

以前遭遇した時はマイがハンマーで殴って、トニーが斧で切りつけて、切れ込みが入った所にエリアが魔法で吹っ飛ばしたのでロクな記憶がない。


思い出すと、本当に嫌な敵。


トニーとマイがいくら攻撃しても攻撃が通らなくて、結局エリアがファイアボールでフッ飛ばしてしまったので魔核しか残らなかったし、トニーとマイは武器をダメにするというコスパの悪い魔物だった。


「リックさんLV25のミスリルゴーレムですが、試し撃ちに丁度良いですよ」

アリシアさんがなんか楽しそうだ。


この人ガンスミスにでもなっちゃったのかな?


「全員、警戒態勢!」

リーザ師匠から注意喚起され、戦闘がスタートする

「リックさん通常弾で試してみて下さい。弾頭には硬化魔素テクトをコーディングしてあります」


リーザさんが前衛で新しいミスリル合金ソードをで攻撃を行う

ミスリルゴーレムの動きはいつもと同じ。頑丈な腕で敵の攻撃を避けようとミスリルでできた腕を持ち上げて剣での攻撃を受けようとしたのだが

--スパッ!--


「えっ!?」


リーザさんもビックリ。剣で切れないハズのミスリルゴーレムの腕が簡単に切断された。

リーザさんは剣の切れ味に戸惑っていて、ミスリルゴーレム自身も簡単に腕が切断された事で戸惑っているようだ。

通常であればリーザさんが連続攻撃に移るのだが、今はハンドガンの試し打ちも有るので連続攻撃を止めてもらっている。リーザさん自身次の攻撃に移りたくてウズウズしているようだ


「リック!やるなら早くしてくれ!」


俺はハンドガンを構えセイフティを外して、ミスリルゴーレム目掛け3発、発砲。

近距離だから外さない!

1発は頭部を貫通、残り2発は胴体に命中しそれぞれ貫通


「ミスリルゴーレムを貫通出来るのか!」

俺も驚いたけど、リーザさんやキャノも驚いていた。


エアガンで豆腐を打ち抜くかのように入り口は小さい穴で確認できないが、貫通した頭部等は弾丸が抜けた所が激しく飛び散っている


しかし魔核を破壊しないと動き続けるミスリルゴーレム

仕上げはアリシアさんが鑑定して魔核の位置を特定し、華麗に射撃して魔核を破壊して終了。

ミスリルゴーレムは魔核を破壊され崩れ落ちる


凄くあっけない終わりだった。


「あのミスリルゴーレムの戦闘がこんなに簡単に終わるのか?」

キャノが驚いていた。キャノもミスリルゴーレムのしぶとさを知っているので違う意味でショックを受けているように見えたけど。


「これどうするか?」

「もったいないですが、運べない所は捨てましょう」

「じゃぁ胴体は俺が持ってきますね」

俺はミスリルゴーレムの胴体を背負ってダンジョンの移動をすることになる。

リーザさんやキャノも素材を回収しようとしたが、戦闘時に即座に対応できなくなると危ないので、やめてもらう。


できるだけ俺が運ぶよ。

滅多に遭遇しないミスリルゴーレムを捨てると勿体ないからね。売れば高いし。


その後の戦闘はリーザさんとキャノ主体で行われていく。俺は荷物持ちとエリア・アリシアさんのガード役に変わる。


リーザさんとキャノのチームワークで出てくる魔獣・魔物を根こそぎブチ殺していく。

端らから見ていると結構怖いよ。

二人共笑っているんだもの。


時々リーザさんとキャノにもハンドガンを使ってもらったけど、当たらないので結局リーザさんは剣中心の戦いに、キャノは練習してから使いたいと要望があり、今回は無駄弾使わないようにと返却される。


エリアとミリアにも試してもらったけど、案外動いている目標に当てるのは難しいらしく、命中率は30%位だった。


「この辺は慣れと練習ですから、今回は私とリックさんで使う方向にしましょう」


そんな感じでアリシアさんに提案されて、今回ハンドガンに関しては俺とアリシアさんの装備という事になる。


5層まで移動するとリーザさんとキャノが威圧すると近づいてくる魔物の数が極端に減った、知能の低い魔獣が時々現れる程度となるが、この辺の敵はもう相手にならない。

アリシアさんとエリアが負けずと、サクっと殺ってしまうので、俺やミリアの出番はほとんどない。


「エリアもアリシアも大分戦えるようになったの」

「多分この辺なら単独でも大丈夫だと思います」


アリシアさんとミリアがそんな会話をしていたが、俺は「心配だから、そんな事はさせないよ」と話をすると


「過保護じゃな」

「リックさん心配してくれてありがとうございます」

アリシアさんはそんなことを言いながら微笑んでくれる。


さらに上層を移動してく俺達だが、リーゼントのダンジョンと違うのは、4層くらいまで来てもLV20前後の魔獣が出てくる。


「この辺のダンジョンの魔獣はLV20位が下限なんだ」

「師匠、地上もその位の強さなんですか?」


リーザさんは師匠と呼ばれ若干照れているけど、真面目に答えてくれる


「地上は普通だぞ。それでもリーゼントの人間族の住む地域よりは強いけどな」

オーガ国の例があるので、やっぱり人間族の住んでいる地域は魔獣もそれなりの強さのようだ。


リーザさんの知っているショートカット経路等を利用し、時間を節約して移動を続け、7層から約半日かけて移動。


「さぁ出口だ!」


外の日の光が差し込んでくるダンジョンゲートをくぐると地上世界に俺達は出て来たのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ