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巻の一 主な登場人物

清原 俊蔭 遣唐使として唐に向かうが、遭難して異国に渡り、琴の秘手を習

      う。日本に帰り治部卿になるが、官位を辞し、引き籠る。

 俊蔭の娘 十五歳で父母と死に別れ、太政大臣の息子兼雅と一夜限りの逢瀬の

      末、仲忠を産む。仲忠と共に洞窟(うつほ)に住むが、仲忠が十五

      になった年、右大将となった兼雅と再会。三条邸に迎えられ、幸せ

      になる。

清原 仲忠 俊蔭の娘と藤原兼雅の子。俊蔭の琴の秘手を受け継ぐ。


藤原 兼雅 故藤原太政大臣の愛息子。俊蔭の娘を偶然見つけ、一夜を共にする

      が、親に見張られ、再会を果たすまで十六年かかる。幼名は若子

      君。再会したときは、左大将。


藤原 忠雅 兼雅の兄。幼名は兵衛佐の君。再会したときは、右大臣。


源  正頼 左大将。当代きっての風流人。嵯峨院の長女、大宮を妻にしてい

      る。

源  仲澄 正頼の子。あて宮の兄。仲忠と義兄弟になる。感動すると舞を舞

      う。

  あて宮 正頼が最もかわいがっている九女。当代きっての美人。

      (葉月が転生して、亡者や生霊と話ができるチート能力を持つ。

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