↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
74/81

仲忠(その7)

 相撲の還饗に向け、国々の荘園から絹や布などが届きました。また、急ぎの料として、綾、薄織物、固く織った縑絹(かとりきぬ)などがたくさん献上されました。縫物をする御匣殿(みくすげどの)の人たちが、それらを父母の前に広げ、どう仕立てるか、染める草をどうするかなど、相談していらっしゃいました。


 荘園から献上されたものは、一条の屋敷にも分けられました。父がそちらに行くことはなくなり、御方々は嘆かれて、いろいろお手紙などをよこされる方もあるのですが、父は母以外の女(ひと)に便りをする気持ちはないようです。


 七月二十二日の相撲の還饗の日になって、素晴らしく立派に準備を整えられました。


 寝殿の前庭には砂子をまかせ、前栽を植えさせ、新しく幕を張った御座所を設け、敷物も褥(しとね)(座る物)も、皆新しくそろえられました。立派な四尺(約120㎝)の屏風や几帳などが方々に立ててあります。女房は重ねの裳、唐衣、汗衫などを着て、童は青色の表着に二藍を重ねて着て、並んで座っています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。