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俊蔭の娘(その23)
この山の食べ物を知った後は、山に入って、教えてもらった山芋や野老(山芋に似たつる草)を掘り、木の実を取り、葛の根を掘ってわたくしを養ってくれました。
雪が積もって芋も木の実も何も見えない時には、
「わが身が親不孝ならば、この雪よ、もっと積もれ。」と言うと、雪がたちまち降りやんで、日光が照り付け、例の童が出てきて、山芋や野老芋を焼いて調理して渡してから、去っていったそうです。
このように遠い山まで歩くのも、苦しく思えて、このあたりに住めるところはないだろうか、近くに居てもらって養うことができないだろうか、と思って山の深いところに入ってみたそうです。
そこに、大きな杉の木が四本立っていて、大きな家ほどの広さの穴が開いているのが見えた。




