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孤高の才女は毒に溺れる  作者: kuroyomi4


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12/34

遊びに行く②

「着いた~、ここが私がよく服買ってるお店だよ」


「ここ?もっとかわいい感じのお店かと思ってたわ」


「最近はネットで買うことが多いけどね、この服もネットで買ったやつだし」


 ネットでも服を買うこともあるとは聞いたことがあったが、今の時代それが当たり前なのか。


「ここならしののんにも似合いそうな可愛すぎない服もありそうだし。行くよ~」


 私の手をつかんで店の中に入っていく。


「う~ん、これとこれとこれ!しののん、ちょっと試着してみてよ」


 彼女は上下セットを2つ見繕って私に渡してくる。

 あまり乗り気ではないがせっかく選んでくれたんだし試着してあげよう。


「はいはい」


「すみません、これ試着したいんですけど」


 店員に声をかけ、試着室に入る。

 1つは白のブラウスにベージュのボレロ、ブラウンのミニスカート。全体的にフリフリしている。

 もう一つは肩にリボンが付いた白のブラウスに黒のロングスカート。透け感がある。

 2つとも可愛い系だが色味が落ち着いている。


 1つ目の方を着る。スカート丈が短くて落ち着かない。


「しののん、どんな感じ?」


 彼女に見せるために試着室のカーテンを開ける。


「ブラウスとボレロの組み合わせが可愛くて良いと思うけど、スカートが短くて落ち着かないわ」


「でもみんなそんな感じだよ?それにしののん美脚だから足出してこ!」


 確かに今日すれ違ったミニスカートを履いた女性の多くはこれくらいの丈だった。

 皆これほど足を露出して恥ずかしくないのか。


「もう一つの方も着てみるわ」


「りょうかーい、終わったらまた見せてね!」


 カーテンを閉めてもう一つの方に着替える。


 着替え終わったのでカーテンを開ける。

 開けると彼女はいつ持ってきたのか、黒を基調とした襟やベルトがベージュのロングワンピースを持っていた。


「それはどう?」


「全体的に透け感があって、ちょっと嫌ね。肩のリボンも邪魔」


「あんまりお気に召さなかったか~」


「で、それは?」


「ああ、これ?しののんに似合いそうと思って、これも着てみて!」


「これが最後よ」


「やった!」


 渡してくれた服に着替える。

 着心地もいいしガリーでも大人っぽさがある。

 これは好きだ。

 カーテンを開ける。


「おお、いいじゃん!」


「これ良いわね、気に入ったわ」


「じゃあ、それ買ってあげるよ!」


「え、いいわよ。買うなら自分で買うから」


「いいよ、今日私と遊んでくれたお礼ってことで。それに、お昼ご飯より高くないしね」


 彼女は笑いながらそう言う。

 昼食のことを持ち出されると何も言い返せない。

 ここは彼女の厚意に甘えよう。


「じゃあ、おねがいするわ。ありがとう」


「いえいえ」


「着替えてくるわ」


 カーテンを閉めて着ていた服に着替える。

 着替え終えて彼女に服を渡す。

 レジに向かって会計をしてくれる。


「はい、しののん。今日は遊んでくれてありがとう」


「ありがとう」


 彼女から服の入った紙袋を受け取る。

 私からも何か彼女に送るべきだろうか。

 でも、高価なものは断られそうだしそもそも何を送ればいいかも分からない。


 そうだ、あれを送ろう。


「ねえ、しののん。まだ時間が大丈夫だったらゲーセン行こうよ」


「いいわよ」


「よし!」


「その前にお花を摘みに言ってもいいかしら」


「いいよ。じゃあ、トイレの前で待ってるね」


「いや、先にゲーセンに向かってていいわよ。私は後から行くから」


「?先行っとくね」


 彼女を先に向かわせ、私はトイレに行く。

 勿論トイレだけではないが。


 やるべきことを終えてゲーセンに向かう。

 彼女はゲーセンに入らず、前で待っていた。


「待たせてごめんなさいね、先に遊んでてくれても良かったのに」


「ママにLONEしてたから全然大丈夫だよ~」


「ゲーセンで何するの?」


「そうだな~、あれやろうよ」


 彼女はそう言ってレーサーゲームを指さす。

 有名なゲームキャラが出てくるレーサーゲームだ。

 やったことは無いが面白そうだ。


「やりましょうか」


 ゲームに座る。


「しののん、負けた方が勝った方のお願いなんでもひとつ聞くってのどう?」


「いいわね、それ」


「あとから、やっぱなしは無理だけらね」


「こっちのセリフよ」


 開始のカウントダウンが始まる。


 3...

 2...

 1...

 GO!


 初めてやるが意外と楽しいし簡単だ。

 今の順位は2位。


 彼女の順位を見る。

 10位だ。ものすごく下手。


 なんであんなことを言ったのだろう。

 私だったら勝てるとでも思ったのだろうか。


 レースが終わる。

 最終順位は彼女が8位、私が1位。

 私の圧勝だ。


「くそー!」


 なんでそんなに悔しがれるんだ。


「あなた、めちゃくちゃ下手ね」


「うっ......しののんになら勝てると思ったのに~」


 やっぱりそうか。


「私、ゲームは得意なの」


「なんでだ~」


「なんでも一つ言うこと聞くんだったっけ?」


「やっぱりなしには......」


「ならないわよ」


「ですよね~~」


 何をお願いしよう。

 彼女はこのゲームが得意だと思っていたから、自分が勝った時のことを考えていなかった。


「お願いは今日の最後に言うわ。覚悟しておくことね」


「ひえ~、お手柔らかにお願いします~」


 今日の解散するときまでに決めよう。

 その後はUFOキャッチャーで遊んだりメダルゲームをして遊んだ。

 一通り遊んだ時には時刻が4時になっていた。

 そろそろ疲れてきた。

 東野に迎えの連絡をしよう。


 今日はここまで。

 駅前まで彼女と一緒に行く。


「今日は楽しかったわ、ありがとう」


「私もめっちゃ楽しかった!」


「そうだ」


「ん?どうしたの?」


 忘れるとこだった。

 私は鞄から一冊の本を取り出す。


「これ、今日見た映画の原作。読みたいって言ってたでしょ」


「え!?いいの?ありがとう!大事にするね!」


「大事にしなくていいから、ちゃんと読んでね。読み終わったら感想も教えて」


「任せてよ!帰ったら読むね」


「急がなくていいわよ、気が向いたときに読んでくれたら」


「それと、お願いの事だけど」


「げ、忘れたと思ってたのに」


「忘れるわけないでしょ」


 彼女が少し身構える。


「身構えなくていいわよ」


 私が彼女にお願いしたい事。


「そう?」


 彼女が普通に戻る。


「また今度私と遊んでくれない?」


 そう、これが私の願い。

 今日一日通して彼女といて楽しかった。

 変に気を遣わずにありのままの自分でいれる。


「それがお願い?」


「ええ、そうよ」


 了承してもらえるか怖くて顔を下に向けてしまう。


「なんだ、私がお願いしようとしてたことと同じだったか~」


「いいよ!また遊ぼう!」


 彼女は笑顔でそう言った。

 彼女も私と同じことを思っていた。

 その事実がとてもうれしい。


「今度はあなたが決めて良いわよ」


「じゃあ、水族館いこう!海の近くにあるんでしょ?」


「あそこね、いいわよ」


「やったー!」


 彼女は嬉しそうにはしゃぐ。

 バッグの中にあるスマホが鳴る。

 東野からだろう。


「ごめんなさい、スマホ見るわね」


 スマホを見ると東野から『着きました』と送られていた。


「東野が来たみたい。じゃあ、また学校で」


「待ってしののん。最後に握手しよ!」


「握手?別にいいけど」


 右手を出して握手をする。

 やっぱり彼女の手は暖かい。


 私にも彼女の熱が移っていくのを感じた。


 どちらから私がよく服買ってるお店だよ」


「ここ?もっとかわいい感じのお店かと思ってたわ」


「最近はネットで買うことが多いけどね、この服もネットで買ったやつだし」


 ネットでも服を買うこともあるとは聞いたことがあったが、今の時代それが当たり前なのか。


「ここならしののんにも似合いそうな可愛すぎない服もありそうだし。行くよ~」


 私の手をつかんで店の中に入っていく。


「う~ん、これとこれとこれ!しののん、ちょっと試着してみてよ」


 彼女は上下セットを2つ見繕って私に渡してくる。

 あまり乗り気ではないがせっかく選んでくれたんだし試着してあげよう。


「はいはい」


「すみません、これ試着したいんですけど」


 店員に声をかけ、試着室に入る。

 1つは白のブラウスにベージュのボレロ、ブラウンのミニスカート。全体的にフリフリしている。

 もう一つは肩にリボンが付いた白のブラウスに黒のロングスカート。透け感がある。

 2つとも可愛い系だが色味が落ち着いている。


 1つ目の方を着る。スカート丈が短くて落ち着かない。


「しののん、どんな感じ?」


 彼女に見せるために試着室のカーテンを開ける。


「ブラウスとボレロの組み合わせが可愛くて良いと思うけど、スカートが短くて落ち着かないわ」


「でもみんなそんな感じだよ?それにしののん美脚だから足出してこ!」


 確かに今日すれ違ったミニスカートを履いた女性の多くはこれくらいの丈だった。

 皆これほど足を露出して恥ずかしくないのか。


「もう一つの方も着てみるわ」


「りょうかーい、終わったらまた見せてね!」


 カーテンを閉めてもう一つの方に着替える。


 着替え終わったのでカーテンを開ける。

 開けると彼女はいつ持ってきたのか、黒を基調とした襟やベルトがベージュのロングワンピースを持っていた。


「それはどう?」


「全体的に透け感があって、ちょっと嫌ね。肩のリボンも邪魔」


「あんまりお気に召さなかったか~」


「で、それは?」


「ああ、これ?しののんに似合いそうと思って、これも着てみて!」


「これが最後よ」


「やった!」


 渡してくれた服に着替える。

 着心地もいいしガリーでも大人っぽさがある。

 これは好きだ。

 カーテンを開ける。


「おお、いいじゃん!」


「これ良いわね、気に入ったわ」


「じゃあ、それ買ってあげるよ!」


「え、いいわよ。買うなら自分で買うから」


「いいよ、今日私と遊んでくれたお礼ってことで。それに、お昼ご飯より高くないしね」


 彼女は笑いながらそう言う。

 昼食のことを持ち出されると何も言い返せない。

 ここは彼女の厚意に甘えよう。


「じゃあ、おねがいするわ。ありがとう」


「いえいえ」


「着替えてくるわ」


 カーテンを閉めて着ていた服に着替える。

 着替え終えて彼女に服を渡す。

 レジに向かって会計をしてくれる。


「はい、しののん。今日は遊んでくれてありがとう」


「ありがとう」


 彼女から服の入った紙袋を受け取る。

 私からも何か彼女に送るべきだろうか。

 でも、高価なものは断られそうだしそもそも何を送ればいいかも分からない。


 そうだ、あれを送ろう。


「ねえ、しののん。まだ時間が大丈夫だったらゲーセン行こうよ」


「いいわよ」


「よし!」


「その前にお花を摘みに言ってもいいかしら」


「いいよ。じゃあ、トイレの前で待ってるね」


「いや、先にゲーセンに向かってていいわよ。私は後から行くから」


「?先行っとくね」


 彼女を先に向かわせ、私はトイレに行く。

 勿論トイレだけではないが。


 やるべきことを終えてゲーセンに向かう。

 彼女はゲーセンに入らず、前で待っていた。


「待たせてごめんなさいね、先に遊んでてくれても良かったのに」


「ママにLONEしてたから全然大丈夫だよ~」


「ゲーセンで何するの?」


「そうだな~、あれやろうよ」


 彼女はそう言ってレーサーゲームを指さす。

 有名なゲームキャラが出てくるレーサーゲームだ。

 やったことは無いが面白そうだ。


「やりましょうか」


 ゲームに座る。


「しののん、負けた方が勝った方のお願いなんでもひとつ聞くってのどう?」


「いいわね、それ」


「あとから、やっぱなしは無理だけらね」


「こっちのセリフよ」


 開始のカウントダウンが始まる。


 3...

 2...

 1...

 GO!


 初めてやるが意外と楽しいし簡単だ。

 今の順位は2位。


 彼女の順位を見る。

 10位だ。ものすごく下手。


 なんであんなことを言ったのだろう。

 私だったら勝てるとでも思ったのだろうか。


 レースが終わる。

 最終順位は彼女が8位、私が1位。

 私の圧勝だ。


「くそー!」


 なんでそんなに悔しがれるんだ。


「あなた、めちゃくちゃ下手ね」


「うっ......しののんになら勝てると思ったのに~」


 やっぱりそうか。


「私、ゲームは得意なの」


「なんでだ~」


「なんでも一つ言うこと聞くんだったっけ?」


「やっぱりなしには......」


「ならないわよ」


「ですよね~~」


 何をお願いしよう。

 彼女はこのゲームが得意だと思っていたから、自分が勝った時のことを考えていなかった。


「お願いは今日の最後に言うわ。覚悟しておくことね」


「ひえ~、お手柔らかにお願いします~」


 今日の解散するときまでに決めよう。

 その後はUFOキャッチャーで遊んだりメダルゲームをして遊んだ。

 一通り遊んだ時には時刻が4時になっていた。

 そろそろ疲れてきた。

 東野に迎えの連絡をしよう。


 今日はここまで。

 駅前まで彼女と一緒に行く。


「今日は楽しかったわ、ありがとう」


「私もめっちゃ楽しかった!」


「そうだ」


「ん?どうしたの?」


 忘れるとこだった。

 私は鞄から一冊の本を取り出す。


「これ、今日見た映画の原作。読みたいって言ってたでしょ」


「え!?いいの?ありがとう!大事にするね!」


「大事にしなくていいから、ちゃんと読んでね。読み終わったら感想も教えて」


「任せてよ!帰ったら読むね」


「急がなくていいわよ、気が向いたときに読んでくれたら」


「それと、お願いの事だけど」


「げ、忘れたと思ってたのに」


「忘れるわけないでしょ」


 彼女が少し身構える。


「身構えなくていいわよ」


 私が彼女にお願いしたい事。


「そう?」


 彼女が普通に戻る。


「また今度私と遊んでくれない?」


 そう、これが私の願い。

 今日一日通して彼女といて楽しかった。

 変に気を遣わずにありのままの自分でいれる。


「それがお願い?」


「ええ、そうよ」


 了承してもらえるか怖くて顔を下に向けてしまう。


「なんだ、私がお願いしようとしてたことと同じだったか~」


「いいよ!また遊ぼう!」


 彼女は笑顔でそう言った。

 彼女も私と同じことを思っていた。

 その事実がとてもうれしい。


「今度はあなたが決めて良いわよ」


「じゃあ、水族館いこう!海の近くにあるんでしょ?」


「あそこね、いいわよ」


「やったー!」


 彼女は嬉しそうにはしゃぐ。

 バッグの中にあるスマホが鳴る。

 東野からだろう。


「ごめんなさい、スマホ見るわね」


 スマホを見ると東野から『着きました』と送られていた。


「東野が来たみたい。じゃあ、また学校で」


「待ってしののん。最後に握手しよ!」


「握手?別にいいけど」


 右手を出して握手をする。

 やっぱり彼女の手は暖かい。


 私にも彼女の熱が移っていくのを感じた。


 どちらからともなく手を放す。


「じゃあ、ばいばい」


 彼女は駅の入り口に向かって歩いていく。


 私は東野の車に向かって歩いていく。

 東野の車に乗って家に帰る。

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