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ロジ・マジが呪文を唱えると、先ほどと同じ様に石獅子の口から大量の湯が吐き出される。
同時にヴィシュメイガも口から猛烈な吹雪を吐き出したため、両者が空中でぶつかり大量の湯気が巻き起こる。
『互角のようだな』
ドクロの目をチカチカ光らせながら、ブン・ラッハがつぶやく。
「ならば、これはどうじゃ??」
老魔導師は、懐から茶色い石をいくつか取り出すと雪妖の頭上に投げつける。
呪句と共に石ははじけ、マグマのシャワーが降り注ぐ。
しかし、ヴィシュメイガは、髪を逆立たせ、射出することでそれを相殺した。
『はっ、変わりばえせぬな。これならばどうじゃ』
ヴィシュメイガが両手を上げると、ロジ・マジを取り囲むように大人の足ほどの無数のつららが、空中に現れ、彼女の合図とともに、その鋭利な先端で温泉魔導師を貫くべく放たれた!!
「なかなか派手なことじゃ」
ロジ・マジは、結界をはってそれを防ぐ。
「ロジ・マジさん。大丈夫ですかね??」
ブランの問いに、アリッサがのんびりと答える。
「ああ。奴の結界はちょっとやそっとじゃ破れないよ。しっかしこれは…」
『長引きそうだな』
「ああ。一週間もここに立ちん坊は、いただけないねぇ」
上空では、次々と発生するつららが、ロジ・マジを襲い続けている。
(しばらくは、このまま貝のごとくせんといかんのぅ)
ロジ・マジがそのように考えた時である。
彼の結界に異変がおこった!!




