ビカットマン
最終エピソード掲載日:2026/05/19
岩手県北上市某地区。田畑のなかにある祠には神戯閃光児という神がいた。その神はまだ子供だった。縛絡という神に捧げられた贄だったが、逆にその神を喰らい神性を得たものだった。縛絡は日本全国で贄を求めていたが、北上の地でとうとう消滅。そしてそこに祠が建てられ祀られた。神戯閃光児はその祠から人々の営みを見守ってきた。2013年のある日、祠から近い民家で、愛星友というカルトのれんじゅうが子供を攫おうとしている。しかし神戯閃光児が表に出れば、自分の光にあてられて守りたい子供も頭がおかしくなって死んでしまう。神戯閃光児は出られなかった。しかし、そこに男が現れた。何のためらいもなく、救いたいという思いを持った心の優しい男。男は愛星友の男たちに負け、ズタボロになった。死ぬ寸前、というところで子供が姿を攫われた。耐えきれなかった。神戯閃光児は姿を現した。愛星友のうちのひとりを狂わせて、そして、優しい男に取り憑いた。ふたつの魂は混ざり合い、融合し、光の力を持つ正義のヒーローになった。少年は言う。「ビカットマン」と。