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九十一話 置き去り
久しぶりの再始動です。
よろしくお願いします
感想とかいただけるとありがたいです。
「他に何か必要な物はないのかしら…」
わたしはいつからこんなに心配性になってしまったのだろうか?
彼はあまり仕事の事を話したがらない。
写真家の彼…女優の私…
ネットで調べても彼の事はわからなかった。
「一年も付き合っているのに…」
彼は…
どうして…
なぜ…
本当に…
本当は…
どうしようもない不安感
それでも、信じてみたかった。
彼を
いや、それはきっと間違い…だと思う。
信じてみたいのは、彼じゃなくて、きっと自分自身のほう。
彼が好きだという私を、わたしは信じてみようと…
そう強く思った。
それから、わたしは不安な気持ちを埋めるように、バックの中に思い付いた物を押し込んだ。
ただ、最後に手にしたものだけは…
「職業病かしら?」
手の中にあるものを見つめながら、考えること数分…
「よし、持っていかないんだから!」
そうわたしは決めて、コンドームを流し台に置き去りにした。




