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五十五話 突然に
とりあえず気を取り直して…
仕切り直しといきたい所なんだけれど…
喫茶店で二人きりって…
縮まりそうで縮まらない私達の距離…って
また、私達の間には空席が一つ…
なんだか…とってももどかしい…
私自身そもそも何がしたいのかさえも…ハッキリとしていない感じに襲われるし…
大きすぎて仕方なく二人で食べ始めたパフェは、フルーツソースの赤紫や真紅の鮮やかな色がクリームやバニラやフレークやらと混ざりあって…カオスな感じになっているし…
彼がここに居る本当の理由も知りたいし…
私の…私の事…好きって言ってくれた先がどうしても、知りたくて…
でも、聞けなくて…
気がつけば、息苦しい空気に包まれているようだった。
カラン
「ママ!先…ぱ・いぃ?」
突然、早苗が店の中に飛び込んできた。
汗だくの彼女はまるで強風の中を走ってきたみたいに髪が乱れシャッツははだけ、デニムパンツとシャッツの間から赤い下着の縁が見えていた。
何故か右足に紺色のデッキシューズ左足には白いサンダルを履いていた。
「どうしたの早苗?慌てて…」
「だって!先輩が倒れたって!ママが…」
「へっ?…ちょっと、ママ!どういう事!?」
私は思わずカウンターの奥に向かって大声で叫んでいた。




