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四十五話 仕方なく
「どうして貴方が此処にいるかは、今は聞かないけど…一人じゃ食べきれないから、手伝っ…一緒に食べて…いただけます?」
何だか自分でも可笑しいくらい、辿々しく言葉を溢した。
きっと、この時の私はまだ彼との関係にはっきりとした答えを出せないでいたのだと思う…ただの知り合いなのか、それとも好意を抱く対象なのか…
「は…い…」
彼も辿々しくこたえた。
「ママ!取り皿頂戴!」
私はカウンターの奥に居るであろうママに声をかけた。
しかし、反応はなかった。
「ママ!」
私はもう一度、声をかけようかと思って、途中で止めた。
「仕方ないわね…ママ忙しいみたいだから…取り皿無しで直接食べるしか無いわね…」
私は彼にも手が届くようにパフェを置き直そうとした。
「うぅ…重」
椅子に腰掛けたままでは動かしにくいほど、それは重かった。
仕方なく私は立ち上がり彼の方へとパフェを運んだ。
気がつけばと言うか…当たり前の様に私はパフェを持ったま彼の隣の席に立っていた…




