↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/93

十四話 惚れ薬

彼の顔…記憶できたからしら…

私は彼の顔をしっかりと脳裏に焼き付けた。

「…」

微かに彼の息が私の指にかかる。

温かくて心地よくて、少しくすぐったい…

今指を避けたら、私はそのまま唇でその温かくて心地よい彼の吐息を独り占めしそうだった。

彼の唇はその体の中に続く入り口…そこを私が唇で塞ぐ事は、きっと彼の全てを占領したいという欲求の現れなのかもしれない…


しかし、何で急にそんな気持ちになったのだろう?

イチゴパフェの中に惚れ薬でも入っていたのかしら…

こんな気持ちになるなんて…

待って…今、私惚れ薬…惚れ…る…惚れてる…

私が…?

誰に…って、目の前の彼よね…

顔立ちは確かに整っていて…でも、顔形の好みで言ったらもっとたくましい方が好みのはずなのに…

どうして…

私は彼を好きになっている理由を探しだそうとしていた。



「お待たせいたしました」

私の鼓膜に突然、聞き覚えのある声が届いた。

「えっ…」

振り向くとそこには如何にも、無理につくった笑顔を両面テープか接着剤で強引に着けた早苗が立っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。