表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルなどなど面倒なので《壁抜け》で異世界攻略してみます!  作者: にっこりバイアス
第3章 ストーリー・チャート使ってみよう
42/46

ティアラ状態異常?(2)

 物語というものには、必ず順番が存在している。


 事象を連続して並べただけでは、やはり物語とはなり得ない。主人公の成長、強敵との遭遇、親友との死別―――


 こうした『展開』があってこそ成立するのが物語だ。


 このような、物語の『流れ』。それを事前に読んでおくことのできるアイテムが『ストーリー・チャート』だというわけである。


 俺たちの物語は―――



「つ、次のダンジョンは……ラスボス戦……?」



 ちらりと見えてしまった、異世界転移の結末。他にも、多数のダンジョンがあるこの異世界―――


 あまりにも多くの選択肢があるこの異世界攻略において、俺は『ストーリー・チャート』による最適ルートを見た―――というか見えちゃった。


 あまりにも早すぎやしないか。王道もクソもへったくれもない。


 普通なら、このあとティアラを回復させ、新たな仲間の一人でも迎えて、そいつがラスボスに関する情報を持ってたりなんたりして、少しずつこのゲームの黒幕についての情報が明るみになっていく高揚感に胸を躍らせる―――みたいな展開があると思ってたのだが。


 ティアラの状態異常(?)を回復させるべく起動させたストーリー・チャート。


 ちょうど俺たちが今いる場所の攻略法、ドロップアイテムの種類、敵のレベルなど―――さまざまなことがらを示したページの隣には、あまりにも唐突すぎる『次のダンジョンはラスボス戦だよ〜』との情報が。


 ―――まあいいや。とりあえずティアラを回復させる方法を調べないと。


 俺は、隣で『早く魔法ポーション〜欲しいよ〜』と、のたまうティアラを横目に、チャートを操作し続ける。



「―――あった。モンスターの情報……『弓兵の矢には、毒が塗られているため、注意』」



 なるほど。おかしいと思ったら、魔法ゲージの不足による異常ではなく、弓兵から『毒矢』の攻撃を受けたことによる状態異常だったわけか。



「……おお、可哀想なティアラ。すぐ治してやるからな」



 すぐ隣に、毒から復帰させるための情報が書かれていた。



「ふむ……『口づけで、毒を吸い取る』……か。なぁんだ、簡単じゃん! はっはっはっは……」



 無理じゃん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ