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ちょっと世界を救ってくる〜神さまに保険で雇われた業界人はとんでもチートで無双する!現世と新天地を縦横無尽に飛び回る保険救世主の物語  作者: opocho


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新天地モンスターの進化



絆を結んで私たちの騎竜となったワイバーンはほかの個体よりも倍くらいの大きさになった。


会話はできないけれど、確実にこっちの言葉は理解しているし、こちらもなんとなく言ってることは理解できる。

意思疎通は取れているからそれはかなり嬉しい。


彼らにも万が一に備えをすることにして、私とかけっちのクリエイトで対策を施した。 

手綱や鞍に魔法をアレンジしていったのだ。


三花くん曰く、翼を狙われやすいということなので特に翼にはガッチリと。

結果、どんな手を使っても彼を迎撃することは不可能になった。

かけっちの吸収/放出が全体に施されたうえに、私のクリエイトで傷ひとつ負わない軽量硬化を施したのだ。

これによりさらにスピードがあがったし、さらには私の魔力が循環することで攻防力が格段にアップした。


これでもう安心だ。


「安心っていうかめちゃくちゃだ」

「音速出てるぞあれ」

「戦闘機より速いだろ」

「それに時々走ってるよね」

「リュカに教わってるみたいだよ」

「なんで地面走るんだよ」

「いいんだよ。そんなゲームあったろ」

「ヨッシーか?」

「それは違う」

「あと魔法使うようになったよな」

「エグいの撃つぞあいつら」

「属性も複数あるし」

「ドラゴンに勝つだろうな」

「「「間違いない」」」

「な、仲間が強いにこしたことはないだろ!」


そう。あいつらはたぶんドラゴンにも勝つ。

まだドラゴン見たことないけど。

ギルが断言してたし間違いないだろうな。  


―――――――


その後、新天地には東西南北の適所にゾンビランドを作って最低限の魔素だけは循環させるようにした。


それによってモンスターたちは活性化してその活動エリアを徐々に広げていった。

たまに別種同士が鉢合わせをすることもあるが別に争うこともなく自然と距離を取って穏やかに生活している。  


科学班のみんなからそのことが報告に上がったので実際に時間をかけて視察してみたのだった。


「確かになんか仲いいよな」

「仲はよくないけど悪くないってやつかなあ」 

「なんで揉めないんだ? こっちのクマとかライオンの方がヤバいだろ」

「いやおかしいぜ。オーガなんてのはこのメンツなら絶対強者だ。絶対に捕食するはずだ」

「ですよね。そもそもベジタリアンなのが意味不明です」


どうやらここにいるモンスターは雑食のようで、必ずしも肉食ではない。

たまにそっと差し入れしている肉よりもむしろキノコやフルーツを好んで食べている。


「なんだろうな。マスターの魔力になんか秘密でもあるのか?」

「えー、オレも肉好きだぞ」

「ですよねえ。あとは……平和主義?」

「そんなの伝染るのか?」

「聞いたことないな。それによく考えたらあいつらマスターの魔力循環を受けてないしな」 

「そうだった」

「あ。……最初からウミさんの作った野菜とフルーツ、キノコを食べてますよね」

「丹精込めて開発したぞ」

「それか」

「マスターの作った拡張部屋で過ごすだけで覚醒するんだぜ。丹精込めて作ったものを体内に入れたらどうなるかってことだな」

「「「なるほど」」」  


その後の観察でそのことは実証された。


新規で入居してきたモンスターはイメージ通りの特性を発揮して暴力的な行動を取っていたのだ。

空腹になれば同種異種構わず襲いかかっていた。


さらに新事実が発覚する。

入居して間もないモンスターは、新天地の先輩に簡単に倒されていたのだ。

なんならオーガがコボルトにボコられている始末。


「新天地のモンスター、もしかしてめちゃくちゃ強くなってるんじゃないの?」


だったらということで、実際にモンスターたちと接触してみることにした。


三人娘は猛反対したが、完全防御の戦闘服がある。

「というかドラゴンでも裸のマスターには傷ひとつ付けられないぞ」とギルに諭されて納得していた。

なんだかなあ。


まずはコボルトから。

なんか犬モチーフだしいちばん仲良くなれそうなイメージがあるからな。


彼らのテリトリーに転移して驚かさないように鼻歌を歌いながらゆっくり近づいてみる。


こちらに気づいたようなので「よっ!」と手を挙げてその場に座り込んで敵意がないことを示してみる。


最初は警戒していたがそのうちなにかに気づいたように彼らの方からこちらに近づいてきた。


尻尾を振りながら。


これはもう大丈夫だと思って寝転がってみたらコボルトたちも飛び込んできた。

みんなでじゃれて遊ぶこと10分。

私たちはすっかり仲良しさんになっていた。


「おいおいマジかよマスター」

「「「すごーい」」」

「これはすごい!」

「ヤバいですよ!」


手招きで科学班のみんなと三人娘を呼んでみたらもうコボルトたちも私の仲間だということを理解しているのかすぐに友達になってくれた。


そのあとにゴブリンとオーク。

こいつらは女性を襲って子供を産ませるという説があるので警戒していたがそんなことは感じさせない愛嬌の持ち主だった。

同じく速攻で仲良くなれてしまった。


まあそもそもがファンタジー設定だからな。

この点は先入観が宜しくなかったな。

三花くんも反省していたよ。


ということで、入居してしばらくすれば攻撃性も消え失せて意思疎通が図れることがわかった。


みんなともこの事実を共有して、各種族の代表と絆を結ぶことを決めたのだった。


コボルト代表はハチ。

ゴブリン代表はゴブ。

オーク代表はおっくん。  

名前には賛否かあったがまあ許せ。


なんと彼らは絆を結ぶとそれぞれハイコボルト、、ハイゴブリン、ハイオークに進化した。

騎竜と同じく、会話は成立しないもののこちらの意図は完璧に理解しているし、彼らの言うことはなんとなく理解できる。


オーガに至ってはアキラと意気投合してしまい、ハイオーガとなった上に会話も覚えてしまった。

彼の名前は小川にされるところだったが、あまりにそれはないということになり、どうにかライオネルで収まったのだった。


代表を通じてこちらに敵意がないことと、仲良くしたいことを全体に伝えてもらう。

これからも暴れん坊の仲間を連れてくるけれど、この世界の食べ物を食べればみんなと同じように穏やかになっていくことを伝えた。


彼らも仲間が増えることには感謝をしてくれて、その過程でしっかり教育することを誓ってくれた。


新天地がとんでもない楽園になる予感がする!


その日は新しい仲間モンスターたちと一緒に宴を開いて朝まで楽しく過ごしたのだった。



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