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ちょっと世界を救ってくる〜神さまに保険で雇われた業界人はとんでもチートで無双する!現世と新天地を縦横無尽に飛び回る保険救世主の物語  作者: opocho


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戦闘準備



伊東さんに掛川くん、立て続けに強力な仲間を得た。


そしてハグレを飛ばす先の新天地も広大なものとなった。


同時に生態系だとかあれこれ考える前に「まずは飛ばしてしまえ大作戦」でファミリーの意見も整った。

あとはゾンビ以外のハグレが送り込まれるのを待つばかり。


「って流れだとすぐにハグレが来ると思ったんだけどなあ」

「まあそうはうまくいかないよ」

「気長に待つしかないねー」

「そ、そうですよね」

「ん? サチなに照れてんの」

「! そんなのふたりがおかしいんだよぅ」

「照れたら余計に恥ずかしくなるよ」

「そうだよー」

「やめろ。こっちが意識しちまうだろ」

「えー! どうなるの?」

「反応するんじゃないー?」

「ええええ」

「やめろ」


いま私たちは絶賛混浴中である。

とはいっても、私がひとりで風呂に入ってたところを3人がいる露天風呂に強制転移させられたのであるけれど。


決して私が私たち専用の屋上リゾートの露天風呂に入っていた訳でないぞ。

それだといつでもお前たちも入ってきていいんだよって誘った確信犯みたいなことになる。


私はわざわざ誰もいない京都リゾートに転移してひとりでサウナと温泉を楽しんでいたはずなのだ。


近く迎えるハグレの新天地への転送作戦のために、新しく覚えた「譲渡」というスキルで「転移/転送」をみんなに覚えさせたところ、こうなった。


たまにユキナとミズホとは混浴させられたこともあったけど、さすがにサチも一緒となると慣れてなくて照れる。


さっさと転移で逃げようとしたのだが、3方向からがっちりガードされて逃走は未遂に終わった。

がっちりガードされているということはあれこれ密着しているということだ。

もう出ようにも出られない状態になった。

今は石になろうと心を静めていつもの会話を心がけていたところだ。


「なんでこんなことに」

「いい加減に先に進んでほしいからだよ」

「いつでも待たされるのは嫌だー」

「そ、そういうことなら私もと思いまして」


女性3人の合意により強制4人混浴となったようだ。

一応、バスタオルは巻いているが以前にも増して薄い。

どこでこんな薄いバスタオルを見つけてくるんだよ。


「いやだからってさ」

「女に恥をかかせるなんて」

「そうだぞー」

「そ、そうです!」

「あのな、ほんとにこんなおっさんでいいのか?」

「関係ない」

「関係ないよー」

「私の時は本当のウミさんでお願いいたします」


うーむ。

いいのかなあ。

こんな美人たち相手に我慢にもほどがあるし。

……いやいやいかんだろ。


3人も彼女がいるとかどんなハーレムよ。


「いつか異世界に行った時には考えるよ。ここは普通の日本だ」

「まあそう言うよね。よしわかった」

「いつまでも大人しくしてると思うなよー」

「か、覚悟してくださいね」

「何の宣言だよ!」 

「これで断られたら実力行使すると決めてたんだ」

「実力行使だー」

「は、発動です」


どんな実力行使だよ。

たぶん犯罪だぞそれは。


「……言っとくけどもう魔法は効かないぞ」

「「「え」」」

「反射っていうスキルを身につけた」

「「「なんだそれはー!!!」」」


嘘である。

でもこれで変なことにはならないはず。

とはいえ。

ほかの人にあげるのも嫌なんだわ。

勝手なのはわかるけど仕方ない。

ちょっとはいい感じのこと言っておこうかな。


「慌てずゆっくりな。みんなが大切だからだぞ」

「……ずるいなあ」

「ずるいー」

「ずるいです」


そうだな。ずるいよな。

でもそれくらいはね。

世界を救うご褒美に。

神さまいいよね。


―――――――


翌日。

親父の店で夕食後にみんなでリビングでくつろいでいるとアラートが届いた。


「マスター! 来たぞ。ハグレだ」

「ついに来たか! みんな本番だ」


素早く全員が戦闘服を装着する。


そう、戦闘服である。


掛川くんが考案したこのバトルスーツは私の魔力共有機能をふんだんに活かしたとんでもない優れもの。

マジで凄い一品である。


まず瞬間装着。

これは転移/転送の応用らしい。

しかも装着と同時にファミリー以外の第三者に対して認識阻害が自動発動する。

これが地味にありがたすぎる。


そしてなんと敵の攻撃はすべて無効化される。

これは生物以外なんでも吸い込むアイテムボックスの応用。

私が前に作った装備もファンタジー概念を崩壊させる仕様だったが、こっちの凄いのはここから。


なんと吸収した敵の攻撃を手のひらにつけた反転用のアイテムボックスからいつでも放出できるのだ。


そして後衛の魔法も同じく前衛から放出できる。

これで親父と伊東さんは安全マージンを取りながら、強力な攻撃魔法を距離不問で撃ち込むことが可能になる。


言われてみれば確かにだけど。

発想が天才すぎるだろ。


これで擬似的なものだけど私も夢の攻撃魔法が撃てるようになったのだ!!!

ありがとう掛川くん!!!


なお、色分けされたマントとヘルメットも用意されていたけれどそれは丁重に却下した。


魔法の誤爆のためだとか言っていたけど、そもそも攻撃は吸収されるから意味がないと即バレしてた。


あとは衛星や電波関係なしに世界中どこでも使える位置情報とインカムが付いている。

魔素のないこの世界においては魔力は薄れることなくなによりも強い信号になるそうだ。

うん、意味がわからないけど便利だからいい。


あとは同じ理屈でメンバーのそばに瞬間転移も可能。

(これで前回の強制混浴も成立したわけだが、誤った使い方ができないように呼ばれた側、来られる側に拒否機能を付けさせた) 


他にも視界共有など便利機能があれこれ付加されている。

これで私の神眼によるハグレモンスターの特性なども即時共有ができるようになった。


というわけで準備は万端、負ける要素は皆無だ。

あとはハグレたちを強制転移させるだけだな。

さあ、いくぞ!



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