第47話 再びファラリス・アカデミー
料理コンクールのメニューに向けて試行錯誤が続いていた時に、国際交流部の部長がやってきた。
「文化祭の時に話していたことお願いできないだろうか」
「文化祭の時に?あの時はありがとうございました」と僕は言う。
「僕らは買いに行っただけだからね。文化祭の時にファラリス・アカデミーが料理を作って欲しいって話をしたろ?」
「はい。してましたね」
「あれ、キャラ弁なんだ。日本のキャラ弁が見たいんだって」
「キャラ弁ですか」
「作れるか?」
「やってみます」
「では明後日の夕方でいいかな?」
「わかりました」
国際交流部の部長が帰って行った。
「久、キャラ弁なんて作れるの?」と花奈が聞く。
「昔ちょっとだけ作ったことあるんだよ」
「へえすごい」
「でもいいの?引き受けちゃって」
「気分転換になるだろう。1日ぐらいいいかなと。ところでイギリスってなんのキャラが有名なんだろ」
「私が知ってる限りだと……」
僕は学校では料理コンクールの候補を考え、家に帰るとキャラ弁作りをした。
そして2日後。
再び調理実習室で、ファラリス・アカデミーとオンラインが始まった。
「今日は僕たちの要望に応えてくれてありがとう」とファラリス・アカデミーのみなさん。
「ではさっそくお見せします」と言って僕は作ってきたキャラ弁をいくつか見せる。
それは日本で生まれ、世界中で知られているゲームキャラクターと大人気アニメキャラクター、大人気のかわいいキャラクターの3つのキャラ弁である。
ファラリス・アカデミーのみんながどよめく。
「それ食べられるのかい?」
「もちろん」
アンビリーバブルを連呼している。
「では実際に作っているところを見せるよ」と僕が言う。
「Really?」
「Yes」と僕が言う。
そしてもう1つの日本で生まれ、世界中で知られているゲームキャラクターの顔を作る。
ファラリス・アカデミーは大盛り上がりだ。
「日本のお弁当はみんなこうなのか?」
「さすがに作れる人は少ないよ。たまに作ってる人もいるけどね」
「そうなんだ」
「最後に簡単なのを」と僕が言い、グレートブリテン国旗のキャラ弁を作る。
「Great」
「Arigato」
「そういえばキュートガールは今日は食べないのかい?」
花奈が反応し「食べていいの?」
「もちろんだよ。本当にそれらは食べられるのか見せてくれ」
そういうと花奈が片っ端からキャラ弁を食べていく。
その姿にファラリス・アカデミーのみんなは驚き、そして笑顔になった。
花奈の食べっぷりに「ベリーキュートビッグイーター!」と何故かファラリス・アカデミーの人たちは盛り上がった。
こうしてオンラインは終わった。
「いやあ大盛り上がりだったね。ありがとう」と国際交流部の部長が言う。
「こちらこそ楽しかったです」
「また何かあったらよろしく頼むよ」
「わかりました」
こうして国際交流部の人たちは帰って行った。
「なんかすごかったね」と花奈が言う。
「すごかったね。花奈の食べっぷりが」と僕は笑いながら言う。
「それは……」と言葉に詰まる花奈。
「最後の国旗は粋な演出じゃん」と花奈が言う。
「ファラリス・アカデミーの人たちに敬意を表してね」
「そういえば日本だと日の丸弁当で簡単だね」
「白と赤の2色だけってのも……」
「どうしたの?」
「2色丼は?主食に豚肉と卵の2色丼はどう?」
「いいかもね、さっそく作って食べよう」
「まだ食べるのか」と僕は苦笑いをした。
さすがに夜遅くなったので、翌日に作ることに。
翌日放課後、2色丼を作る。
「うん冷めても美味しいし、見た目もいいね」と花奈。
「だね。あとはメインのおかずを決めよう」
現在主食と、副菜2つが決まっている。
次はメインのおかずを考えよう。




