↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
27/60

第27話 料理教室へ向けて

2日間の休みが明け学校へ行くと、テストが返却された。


花奈や恵美理さん、理沙さんから感謝の言葉をもらった。


納得のいく結果だったのだろう。


部室に行き、外を見ると、大量の茄子が実っている。


さっそく収穫をした。


今日の昼食は茄子を使ったトマトソーススパゲッティにした。


トマトと茄子の相性は抜群だ。


すると、ドアの方に気配を感じたので振り向くと松君がいた。


「今日は夏休みの予定が決まったから言いにきたよ。〇月〇日に決まった。プールと一緒に遊園地もあるから1日楽しめそうだよ」


「松君ありがとう」と僕が言う。


「それはそうと、そのノートに何を書いているの?」


「今度、料理教室を開くから、その案を考えているんだ」


「料理教室をやるんだ」そう言うと松君はノートを覗き込む。


ノートには2人で出し合ったメニューの候補が書いてあるのだ。


「ところでこれって材料費は学校から出るの?」と松君。


僕はそのことを気にしていなかったので、みんなで舞留先生に聞きにいった。


「材料費は出ません。すみません。言い忘れてました。これは生徒側からの要望なので、学校から場所は提供するけど予算は出ないのです」


「そうなんですか」と僕が言う。


「じゃあ1人300円ぐらい徴収だね。そうすることで、参加するって言って当日来ない人を防げるし」と松君。


「そうですね。それでいいのでは」と舞留先生。


僕たちは部室に戻った。


「ありがとう松君。良いアイデアだよ」と僕が礼を言う。


「まあどっちにしろ早めに決めた方がいいと思うよ。僕も参加するかもね」そう言うと松君は帰って行った。


松君が帰った後、ノートを見ながら2人で候補の意見を出し合った。


結果、チャーハン、しょうが焼き、スパゲッティナポリタン、餃子の4つになった。


この中から1つ選んでもらい、1番多いのを作ることにした。


さっそくチラシを作る。



第1回 料理教室


〇月×日 △時 調理実習室


自分が作りたい料理に〇を付けてください。


1番多いのを今回の料理といたします。


①チャーハン


②しょうが焼き


③スパゲッティナポリタン


④餃子


尚、参加費として300円徴収いたします(材料費です)


男・女 のどちらかに〇を記入してください


アンケート用紙は〇月×日までに家庭科室前の箱に入れて下さい



これを舞留先生先生に見せた


先生の許可が出たので数か所の掲示板に貼った


「何になると思う?」と僕が聞く。


「女子生徒が多いとみて、ナポリタンかな」と花奈が言った。


僕もそう思った。


本当はデザートとかピザとかも入れたかったんだけど、オーブンのない家庭もあるだろうし、漬け込んだり、冷やし固めたりと時間がかかるのも却下した。


「次回やるとしたら、それ用の料理も覚えないとね」と僕が言う。


「それ用って?」


「肉じゃがとか、オムライスとか、お団子とか」


「今すぐ作って覚えよう」と花奈が言った。


「今からじゃ間に合わないよ」と僕が苦笑いをしながら言った。


そんな話をしていると、外でコトンという音がした。


2人で顔を見合わせる。


少し経って廊下にあるアンケート回収ボックスを見てみると、早くも1枚目のアンケート用紙が入っていた。


②のしょうが焼きに〇が付いており、女にも〇が付いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。