↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
18/60

第18話 宿泊研修3日目

今日も6時に館内放送が流れる。


今日も目覚めはいまひとつだった。


顔を洗って外に出てラジオ体操。


最終日なので気を引き締めるように言われる。


その後に朝食だ。


ご飯に、ハムエッグ。


ウインナーにサラダにヨーグルトだ。


その後は部屋に戻り、退所の準備。


布団の片付けや、部屋の掃除をする。


その後は外へ出て、サバイバルアトラクションというのをやる。


内容は、ロープを使って全員で障害物を越えたり、自然物だけを使ってタワーを作ったり、方位磁針だけで目的地を探したりだ。


みんな疲れていたけど、面白いのでちょっと盛り上がる。


方位磁針が3人とも微妙に違って、あっちだ、こっちだとなった。


僕は途中何度か花奈を探したけど、見つからなかった。


ちょっと残念な気持ちになる。


そして最後の昼食。


山菜ご飯に、しょうが焼きに味噌汁とフルーツだ。


しょうが焼きは僕たちが作った方が美味しいと思った。


花奈の感想も聞いてみたいと思った。


松君はいろんな人と喋っている。


戸尾君は「フルーツうめえ」と言っている。


花奈のことはもういいのだろうか。


気になる。


最後は外でクラスごとに記念撮影をしてバスに乗り込んだ。


松君が夏休みの話を持ち出す。


「やっぱり海がいいと思うんだ」


「そうだね」と相槌を打つが、花奈の水着を見たいのと、他の人に見られたくないという思いが葛藤をする。


「久はバーベキューをやりたいんだっけ」


「そうだね」


「じゃあ別の日にやればいい。確か3つ離れた駅のところでバーベキュー場があったはずだ」


「そんな場所あるんだ。僕のイメージは川辺だったんだけど」


「ああ。そういうとこは高いぞ」


「それじゃあ、諦めるよ」


「なになに何の話?」と戸尾君。


「恵美理たちと夏休みどこか行こうって話」と松君が言う。


「俺、プールがいいな」と戸尾君。


花奈と同じかと僕は思った。


「プールって誰か言ってたな。じゃあプールかなあ。海の方がいいとおもうんだけどなあ」と松君。


「でもどっちにしろ混んでそうだね」と僕が言う。


「それなあ」と戸尾君。


「じゃあ僕は山に乗り換えるよ」と僕が言う。


「山は恵美理が言ってたな」と松君。


花奈の水着を見たい気持ちより、みんなに見せたくない気持ちの方が勝った。


見たいより、見せたくないだ。


「まあみんなで決めようぜ。飯でも食いながら」と松君が僕を見る。


「うん?」と僕がなんでという顔をする。


「そりゃあ料理研究会だもん。美味しいの期待してるよ」と松君。


「ひさっちの料理なら間違いないな」と戸尾君。


料理部がたまり場になる。


舞留先生に見つからないといいけどと僕は思った。


そんな話をしていると、貸し切りバスは見慣れた景色へ。


もう学校の近くだ。


学校に着くと校庭で、解散式が行われた。


3日間、いろいろあったな。


そういえば今日はまだ花奈に会っていない。


明日明後日は学校が休みだ。


顔だけでも見ておきたかった。


そして重い荷物を持って家に着いた。



夜にスマホが鳴る。


見ると花奈からだ。


「お昼に食べたしょうが焼き、私たちの方が美味しかったね。それで明日はどうすればいい?それとも予定ある?」


「明日明後日はうちで第三段階だ。揚げ物作るよ」


「やったあ!」


僕は高揚する気持ちを抑えられなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。