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桜のため息~月が、綺麗なその道を…
桜のため息~
月が、綺麗なその道を私は彼と歩いていた
まだ、若い日に
その日は満月
彼と歩いたこのみちは
いつもとかわらないのに
月だけが綺麗な夜った
思わず口から出た言葉
『月が、綺麗…。』
彼は、『死んでも良いわと言えば良いのかな…』と微笑んだ
私は、『死なないで…』と叫んでいた。
『おまえには、まだ早かったようだな…』と笑う彼に...
『死なないでね…』と言うとね
彼は、寂しそうに『それはどういう意味かな…』と言った。
何度も彼は私にチャンスをくれた…
私の彼への思いを知っていたから。
なのに...私は、いつも彼への想いだけしか見ていなかった…
私に結婚の話がでた。
彼から呼び出され粉雪舞い散る
思い出の場所
彼から告げられたのは…
『幸せになれよ。』だった。
『行くな…ではないの?止めてはくれないの?』
彼は…
『おまえは、子供を何人か産む。その子は女の子と男の子だよ。俺は見てきたんだよ』と
『何を言うの?』と聞くと
『何も知らなくて良い』と微笑んで
私に最後の指輪をくれた。
ユビワしあせにしてくれよと言いながら
その日をさいごに彼は少しずついなくなっていった…
不思議なゲートをくぐって、未来を見たその後で




