桜の舞い散るそのさきにのクーとブー
真っ黒い固まりクーとブーは
我が家にきて少し大きくなった。
皿に入るほど小さな真っ黒い固まりは
僕の手のひらを合わせたくらいにはなった
歩き方も一歩歩いては
コテンとなっていたのも嘘のように
歩けるようになった。
二匹は我が家になれたのか
おトイレもきちんとするし
じゃれあいながらベッドで寝る
真っ黒い固まりに朝日が指す
つやつやな真っ黒い固まりは
掛け布団に埋もれて
とろけるような顔で寝息を立てている
しかし、不思議なのは
この間母さんから聞いたこと
『母さんね、お掃除してたら、家の中に、蓮根のきんぴらがあるの。とうさん食べてないのに。おかしいなぁと、ベランダに箒でだしたら、また、しばらくすると家の中にあるのよね…。母さんね…そのきんぴらずっとみてたら…クーとブーが2人で口で加えて母さんのところまで持ってきたの…。もう母さん涙が出ちゃって...まるで「お世話になります。ほんの気持ちです」って持ってきたみたいでね…。しばらく涙が止まらなくて...』と。
コイツらが?きんぴらは、確かに父さんの大好物。何処から持ってきた?
謎のままだ。
ある日も、僕が帰ってくると、カバンをゴソゴソしてるから、可愛くて見ていると中から教科書出しだす。
『お前ら( ̄□ ̄;)!!ダメだ( ̄□ ̄;)!!それだけは…』と言うと
だし忘れていた提出物と、連絡帳…
明日必ず提出の宿題があった。
『お前ら…。わかるのか?そんなはずないよな(笑)』
そんな日常が始まっていた。
クーとブー
お前らは、不思議なこだな(笑)
この可愛くて真っ黒い固まりは
我が家の本当の天使だった




