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異世界で待っていた犬

私は、子供たちとショッピングセンターの休憩コーナーにいた。


家族でいると、向こうから、同じような家族連れが入ってきた。


いつも通いなれたショッピングセンターが、今日はいつもと違う。


休憩コーナーに入る扉を通る感覚は異世界へのゲートのようだった。


みんながわかっているようにゲート(ショッピングセンターの出入り口)をくぐる。


私だけは恐怖を感じながらこの場所にたたずんでいた。


知らない男性に話しかけられる。


『こんばんは、いぬです。』と、話しかけてる来る。


誰!!!怖いと三歩下がる私に、


『怖いですか?(笑)僕が...』


と言ってくる。


子供たちも不思議な顔をしながらその犬と言う男性に怯えている。


父や母は、貴婦人のような人と親しげに話している。


『お孫さん?うちの孫とも仲良くしてもらうとね~年も近いようだし…』と、言いながら


私の子供たちと走り回っている…


父とその貴婦人のご主人と私の主人は話している。


私は、近ついてくる犬と言う男性が怖く、

『ねぇ、ちょっと、ねぇ!!!』と言うと


子供たちが『パパ!!!』と言う


その犬と言う男性は、『別名ワンと言ってもらっても...構いませんが…』と、離れようとする私に話しかけてくる。


『ダーリン、ダーリン、呼んでますよ…あなた…』と、


『少しお話ししましょう。あなたの好きな物は何ですか?』と、


子供たちは、

『お菓子、おもちゃ、ごはん、お肉』と言う。


面白い話をしてくれるその男性を少しずつ怖くなくなり話していると引き込まれるようなトークに、私の顔はほころぶ。

子供たちも。

少しずつ、『パパはね!!!意地悪なんだよ、お兄ちゃんみたいに優しくない。』とか、


『ままをいじめるんだ…』とか言い始める。


するとその男性は、


『可愛い…♥️ねぇ...あなた僕を好きなんですか?

ダーリン!!!ダーリン!!!奥さんが僕を好きだと言ってますよ…ダーリン!!!』と言い始める。


私は、

『言っても無駄ですよ。あなたのように素敵な男性を私が好きだなんて、そんな失礼なことはない。大丈夫ですよ…。ごめんなさい。失礼な態度をしてしまい…』と、お詫びを言うと


『あなたのような人は見たことがありません…

冗談ですよ…。あなたが僕を口説くことはない…』と、言っていると


お化け屋敷のように、人がビニール越しに飛び出そうとしているところを通る通路があるとおりを歩いていくと、青年が歩いてきた。


『僕の若い頃だ…』と、ワンは、呟く。


貴婦人のような人は息子と一緒にその青年と話している。


青年と息子さんは友人のようで

『良いものは作れそうか…』と、問いかけている。

『もちろんさ…』と、言いながら、


『人の作品に触るな…』と、怒っている

子供たちに何かいっている。

私の子供が泣き出すと、


貴婦人のような人は、

『あなたとの取り引きはここまでですよ…

私の友人のお子さんを泣かすような人が良いものを作れるわけはない』と怒り出す。


私は、『ごめんなさい。何か失礼があるなら謝ります…』と言うと


ワンが止めにはいる。


『若い頃の僕ですよ…。まだ、若くて...強くてドガってた。見ててください。あなたの優しさで、今、ここに僕はいる。あなたの持っている物すべてが欲しい。もらっても良いですか?この子達もあなたも...』と言い始めた。


遠くの部屋を除くと若い日の彼は、インクをばらまき、悩んでいた…私に向けて、絶対にあなたには負けないという。遠くへ高く飛べると…叫んでいる…


しばらく行くとそこには、また、ワンの若い頃の男性がいる…。


『もう少し年を取った私かな…』と眺めている。


若い頃の僕ワンは、私の子供を見て素晴らしい物を持っている…いつか映像にしたいという。


ワンは、近くにきて…

『この世界は何ですか?あなたの持っているものをすべてあなたごといただいて帰っても良いですか…』と呟く。


この世界は何か?

それは私が感じること…

この世界は何なの…


夢?断片的に残る世界…。


貴婦人のような人に

『私は、すべてをもらいにうかがいます。

彼女と彼女の持っているものすべてを...。』と、言いながら


私に聞いた、


『あなたの思い出の数字、

あなたの好きな花

あなたの飼っていたペットの特徴

あなたの好きな物すべてを入れた

映像と歌をあなたへプレゼントします。

それを見たときが、この世界は本当にあったという証明です。そしてあなたへの感謝と、あなたと紡いでいく世界を約束する合図としましょう』

と言って彼は消えて行った…。



私は、この断片的な記憶を


後に映像で少しずつ思い出すことになる。

目の前に現れた貴公子は、私を盛大な花火を打ち上げ迎えに来た…。


あのゲートは今もある…


私は迎えに来てくれることを待っている…

コーヒーを飲みながら


『あなたを待っています…子供たちと…』


秋風が吹く窓辺で呟いた。

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