33話 村のパン屋さんで試食
結局、広場とその周辺にも、猫は一匹もいなかった。
正確に言えばいることはいたのだが、オレ達が近づくと逃げてしまう。なんだか追い払ってまわってるようで申し訳ない気分になる。
猫は、やはり魔物であるジャックに怯えて逃げたんだろうか?もしや、まさかオレのほうが原因というようなことはないだろうか?
ここで獣人は珍しくないそうだが…恐る恐る自分の腕の匂いを嗅いでみる。
ここへ来る途中で湖に入りはしたが、考えてみたらオレはきちんと体を洗ったことがないような…。
どうやらこの村にいる人々はとてもきれい好きなようなのだ。
会う者全て、服も髪も清潔なのが見てわかるほどで、教会も村長の家も室内には埃一つ落ちていなかった。ライアットの家だけは汚かったが…
こんなきれいな村はあまり入ったことがない。
ここに住む人からオレはどんなふうに思われているんだろう。もしかして臭いとか汚いとか、顔に出さないだけで嫌がられているのではないか。ど、どうしよう。
「まぁ、猫達に挨拶するのは後でもいいか。ね、あんたこれからここで暮らすんでしょ?他の人にも挨拶しといたほうがいいわよ、あたしが紹介したげるから」
急に話しかけられ、びっくりして心臓が跳ねた。
注意深くキャシーの顔を盗み見てみるが、く、臭そうな顔はしていない。大丈夫そうだ。
う、しかし、ここで暮らす?…質問にどう答えていいかわからず迷ってしまう。
「暮らす、か…は、わからない」
「え?そ、そうなの」
正直に伝えると、目に見えて落ち込まれてしまった。
心なしか肩が下がり、寂しそうにうつむき爪先に目線を落とす。
その様子を見ていたら、何か言わなきゃいけないような気がした。
話、はなし…えーと、たしかこれから王都に行って、それから。
「ラ、ライと、王都のギルド、に」
ギルドに。
そうだった、その後で、ここに戻って…これるんだろうか。
オレがまだ子供で、奴隷だったからライは同情してくれているんだと思う。
でも鑑定を受けて、今までにしてきたことが知られてしまったら?
かすかにしか覚えてないけれど、それでもオレはたくさんの人に怪我を負わせた。記憶にないだけで殺してしまっていたこともあるかもしれない。
そうなればオレは「犯罪者」だ。もう、誰も優しくしてはくれない、近くにいることも、こうして普通に人里を歩くこともできない。そして多分、死刑になるか牢屋に入れられる。
これからのことを落ち着いて考えて愕然とする。
でもきっと、それは仕方がないこと…
せめてジャックだけは、この村で幸せに暮らして欲しい。ライに頼めばきっと聞いてくれるはず。
手元を見れば、小さな黒い毛玉が頭をゆらゆらと揺らしていた。
日差しで暖まって眠くなったんだろう。知らず口許が緩む。
ジャックが幸せになれるなら、オレはそれでいい。なんだかそう思えた。
「ギルド?じゃ、きっとその後は神父様と一緒に村へ戻ってくるわよね!なんだ、やっぱりここで暮らすんじゃないっ」
弾むような声音でそう言われて、はっとなり顔を上げた。
「…っ、…」
言えない。この明るく元気な少女に、自分が犯罪者だなんて言いたくない。
言わなきゃいけないとは分かっている、でも。
「ね!じゃとりあえずそこのパン屋から顔見せときましょ、ここはクルミ入りのパンがおいしいのよ!」
何も言えずにいると、キャシーはまたオレの手を掴んで歩き出した。
オレの手の半分くらいしかない、小さな白い手。細く柔らかな指に込められた力は案外強くて、意外だった。
歩きながら話を聞いていると、あの広場は村の中心にあり、有事の際に備えた場所のようだ。
だが、この規模の村でこれほどの広い場所が必要になるとは思えない。何か理由があるんだろうか。
「え?あー、確かに妙に広いわよね。でもこれ、仕方ないのよ。ね、あんた竜って見たことある?」
「竜…」
前にいた国で、時おり人里を遠く離れた山の上を飛んでいるのを見たことがあった。
あの非道な盗賊達でさえも畏怖していた、恐ろしい存在。
魔物とも魔人とも違う、他の種族と一切かかわらない世界最強の生き物だと聞いている。だが性質は穏やかなものが多く、こちらから攻撃しない限り他の生き物を襲うことはないとも聞く。
「知ってると思うけど、この辺りでは竜って珍しくもなんともないの。神父様の知り合いが竜に乗っててね、たまーに村へ降りてくるからその着地場所にもなってるのよ」
「…う…?」
なんだ?今なんて言ったんだろう…訳がわからない、竜に乗っ…?
あまりに意味がわからなかったので硬直していたが、キャシーは気に止めることもなくずんずん歩いていった。手を掴まれたままなので、オレの足も自然と前へ進む。
さ、さっきの言葉は冗談だったんだろうか?
「あ!?あれクルルじゃねーか」
「お、本当だ。つーか随分雰囲気が変わったような?」
向かっていた方角とは違う場所からオレの名前を呼ぶ声が聞こえて、背後を振り向く。あれは、たしか兵士のリックとハロルド、だったか。
「なぁに、誰この人。クルル、知りあいなの?」
「あ、ああ。リックと、ハロルドだ」
怪訝な顔をするキャシーに名前を伝える。
そうか、皆も村に滞在してたんだ。考えてみれば彼らはライアットの護衛なんだろうから、出発するのも一緒なはず。
「おお?」
「ありゃー…これは、お邪魔しちゃったかな」
オレ達の前まで近づいてきた二人が、なんか変な顔で笑っている…
生ぬるいような微笑みの向けられた先を目で追ってみると、キャシーに掴まれたオレの手を見ているようだった。
「あ!?ちちち違うから!こいつ目を離すとすぐはぐれるから!」
「いやいやこれはまー、若いっていいねぇ」
「ちぇー、いいなぁ。じゃ、俺らは消えるからごゆっくり」
「違うって言ってるでしょ!なんなのよあんたら!!」
ニヤニヤと笑いながら、回れ右して戻っていくリック達。
なんだかわからないが、目当ての店が違うようだから仕方ない。二人は、さっきキャシーが「薬屋」と言っていた店へ入っていった。
村の中にいれば、その内また会えるだろう。
「もー!クルル、あの人達なんなの?」
「え、り、リックと、ハロルドだ」
「名前はわかったわよ、何?剣さげてたし、冒険者とかなの?すっごく弱そうだけど」
「…ミー」
キャシーのあんまりな言葉に何故かジャックが鳴き声をあげた。なんだろう、「自分もそう思う」と言っているような。
でも、あの二人は一応王都勤めの兵士だから、それなりに強いはず。
「まーいいわ、次会ったら文句言ってやるから。じゃ、パン屋さんに挨拶行きましょ。ここよ!」
い、言えなかった、ごめんリック。
手を引っ張られ、赤い屋根の小さな建物に連れ込まれる。
「おや、キャシーじゃないか」
「こんにちは、おばさま」
店の中に入るとすぐ正面にカウンターがあり、エプロンをした背の高い女性が笑顔で迎えてくれた。
中は狭く、カウンターの両側の棚にはところ狭しとパンが並べられ、芳ばしい匂いが充満している。腹は減ってないはずなのに、どれもとてもうまそうでよだれが出そうだ。
「なんだいその子?見おぼえがないけど。旅人にしちゃ小さいが」
う、オレのこと、だろうな…
ち、小さい…
「昨日教会に来たばっかりなの、クルルって言うのよ」
「あ、く、クルルだ、よろし…く」
さっきのショックから立ち直れないまま、慌ててあいさつをする。
あいさつ、これで合ってるだろうか?なんだか緊張する。
手がむずむずすると思ったら、ジャックがもぞもぞと動いていた。
彼も挨拶したいのかもしれない、そっとカウンターに載せてやる。
「ミー!」
「おや、もう一人いたのか。こりゃまた可愛らしい、また賑やかになるね」
「プルルルル、プルルルル」
わしわしとやや乱暴に撫でられながら、ジャックはうっとりと目を閉じ喉を鳴らす。
ずいぶん雑に扱われているのに、気持ちいいのだろうか。
「せっかく来てくれたんだ、少し味見してくかい?新しいレシピを試してみたんだけど」
店の人は子猫の背中を撫で回しながら、カウンターの上にある小さな籠を片手でこっちへ押して寄越した。
底の浅い籠の中には、色々なパンを細かく切り分けた物がたくさん入っていた。
小麦の香りが食欲をそそる。中には生地に果物が練り込まれたものや、ふわふわのクリームが挟まったものもあるようだ。こんな贅沢なパンもあるのか。
「わぁ!いっただっきまーす」
なんとキャシーは迷いなくそれを手に取ると、そのまま口の中へ放り込んだ。幸せそうにモグモグと口を動かし、またすぐ次のパンに手を伸ばす。
いくら小さいとはいえ商品だろうに、食べてしまっていいんだろうか?
そろそろと店の人を確認すると、嬉しそうに笑っている。
怒っていない、もしやこの店は後払いなのだろうか。それとも、村長の娘だというから、ツケがきく…とか。
「どうだい?これがブルーベリー入りの新しいやつなんだけど」
「うん!すっごくおいしい!前のも好きだけど、こっちのが甘さが濃くて好みだわ」
「そ、そうかい!?よし、じゃ次のからこれでいこう」
「こっちは何?なんだか硬いけど」
「これは薄味にしてあるけど、バター塗って焼くとまた違ってくるんだ。風味の強い干肉を挟んだらうまいかと思ってさ」
「なるほど」
うわ、もう籠の中は半分くらいに減っている…少し前に昼飯を食べたばかりなのに。キャシーは体格に見会わずずいぶん食べるんだな。
思わずじっと見ていたら険しい顔で睨まれた。
ずいと目の前に手を出される。手の上にはパンが二欠け載っていた。
「ほら、あんたも!せっかく勧めてくれたんだから一つくらい食べて感想言いなさいよ。あたしばっかり食べてたら食いしん坊みたいじゃない」
「た、べる?感想…」
え?なんだ、どういうことだ。
「もしかしてこの子外国から来たんじゃないかい?試食って何のことかわかる?」
店の人が苦笑しながらオレの顔を覗きこむ。
ししょく?分からない、首を左右に降って返事をした。
そのやりとりを見て、何かに気づいたようにはっとしたキャシーだったが、少し考えた後またオレの顔の前に向けてぐいっと手を出す。一瞬殴られるのかと思った。
「とりあえず食べなさい!試食っていうのはお金払わないでいいの」
「キャシー…説明がめんどくさいのは分かるけど」
カウンターの上でため息をついて頭を抱える店の人。ジャックがその腕に頭を擦り寄せている。
「ほら!」
「わ?わかっ、た」
手のひらのパンを一欠片、そろっとつまむ。
「二つとも」
「え?あ、うん」
もう一欠片つまむ。
…二人がオレをじっと見つめる。ジャックまで。
いいの?と目で問うと、店の人に大きく頷かれた。
た、食べていいのか。柔らかなパンを口に入れる。
「…うまい」
「でしょー!ここのは全部おいしいのよっ」
「そうさ、うちの旦那が焼いてんだからまずい訳がない。自慢じゃないけどこの村の連中が食うパンは、ほとんどがうちのだからね」
店の人は胸を張って腕を腰にあてた。そうすると重そうな胸が大きく揺れる。
ふわふわでほんのり甘いパンを夢中で咀嚼する。
すごい、こんなに柔らかいパンをオレなんかが食べていいのか。こういうのは、貴族とかそういう人達が食べる物だと思っていたのに。
本当は食べちゃいけないのでは、と頭では疑いつつ、止まらない。おいしい。
「ンマー」
ふと妙な鳴き声がして、下を見る。
カウンターの上でジャックが大きく口を開いていた。今のは口を開けたまま声を出したようだ、金色の丸い目がまっすぐオレの顔を見上げている。
「ンマー!」
また鳴いた。真ん丸な目は期待するようにキラキラ輝いている。
「ぷっ」
「なんだい、あんたも食べるのか?仕方ないねー」
仕方ないと言いながらも破顔して、店の人が籠のパンを手に取る。声がさっきより高くなっているような気がする。
「これじゃちょっと大きいかい?あんたまだ歯が生えてないんだろ?小さいものな」
ちょっと考えて、パンのかけらをさらに小さくむしる。あ、チーズが入ったパン…そんなものまであるのか。
小指の爪ほどの大きさにしたパンを近づけると、ジャックは口をパッカリと開いたまま首を伸ばし必死に食いついた。
もしょもしょもしょと真剣な顔をしてパンをかじる子猫を間に挟んで、しばし三人で見守る。
「うふふ、すっごく必死に食べてる。まだミルクだけかと思ってたけど、固形のも食べたいのね」
「ははっ。人間みたいに上手には食べられないみたいだねぇ、パンくずだらけだよ」
口の端からポロポロとパンがこぼれ、顔や胸の毛にくっつく。噛むたびにちっちゃな耳がピコピコと上下に動く。
可愛い。ほんとに可愛い。
この光景をもう少し見ていたくて追加のパンを差し出すと、勢いこんで噛みつき、口にすっぽり嵌まってしまったようだ。限界まで開けた口を隙間なく塞がれて、もがもがいいながら顎を震わせる。
それを見てキャシーが笑いながら口の中のパンを引っ張り出そうとするが、前足をばたつかせながら後ずさりして抵抗する。
「モー」
「取り上げたりしないってば、ほら、息が出来なくなってるわよ」
「はっはっはっ!そんなに気に入ってくれたかい、光栄だよ」
それからいくらも経たない内に、キャシーと二人で結局籠二つぶんの様々なパンを食べてしまった。
なんでも試食というのは、買う物を選ぶ際に味を確認させてくれるものらしい。そうすれば、一番気に入った物を間違いなく買える、と。
この辺りではわりと一般的らしいが、前いた国では聞いたこともない。いい制度だな。
オレの隣で満足げにハンカチで口を拭いていたキャシーだったが、ふと気づいたように店の人を見つめた。
「ねぇ、なんか今日おしゃれじゃない?」
「な、何言ってんだい、気のせいだよ、あたしはいつも通りさ」
「えー?」
何故か狼狽えた様子の店の人を、キャシーはカウンターに身を乗り出して上から下までじろじろと眺めた。
「ほらー!やっぱりなんかきれいなカッコしてる。髪飾りしてるのなんて見たことない、シミも皺もないエプロンしてるし。それに、絹の靴下なんて持ってたの?」
「ど、どこ見てんだいこの子は!あ、あたしが身綺麗にしてちゃおかしいってのかいっ」
「おかしくはないけど。何も怒ることないじゃない」
「おお怒ってなんかないよ!」
顔を赤くして早口でまくしたてられ、キャシーが面食らう。一体どうしたんだろう。
オレもつられて店の人をよくよく見ていると、彼女は頭や胸元、袖口、エプロンを素早く何度も確認するように手でおさえていた。その表情は落ち着きがなく、なんだか自信がなさそうに眉を下げている。
「お、おかしいかい?この格好…」
先程とはうって変わって萎れるように小さな声にキャシーが目を丸くする。
「そ、そんなことないわよ、うん。いつも通りよね」
「本当に?」
「大丈夫、すっごくいつも通りよ」
やや狼狽えながらもそう応えると、店の人は目に見えてほっとした顔になった。
その後いくつかパンを買い、店を後にした。焼きたてのいい匂いのする包みを抱えて石畳の道を進む。
キャシーはさっき出てきた店の窓を気にしながら、隣の店との間にある小さな庭へと入り込む。
「何やってんのよ、あんたも早く!」
「お、う」
腕を引っ張られ、オレも隣に並ばされた。
抱えていたパンの包みが落ちそうになり、顎で抑える。これを落とすなんてとんでもない、危なかった。
壁に背中をつけたキャシーは、顎に手をあて思案顔をしていた。
「ねえ、どう思う?」
「?」
「にぶいわね!さっきのハンナよっ…って、そういやあんたここ来たばっかりだっけ。普段のハンナを知らないんじゃわかんないか」
はんな?さっきの、ということは、パン屋の人の名前だろうか。
「あら?」
「あ、キャシーねえちゃん」
そこには先客がいたようだ。
オレ達に気づき声をあげたのは、まだ小さな子供達だった。昨日村長の屋敷にスライムを持ってきた子供がいる、どの子も年は4、5くらいだろうか。
「どうしたの、こんなとこに集まって」
キャシーは呆れたように腰に手を当て、背後の明るい道を振り向く。ここは道から少し入っただけだが、建物に挟まれているせいで薄暗く、なにか湿った場所だ。
なぜこんな場所に子供がたくさんいるのか。
「ねーちゃーん…」
「うちのジョンが、びょうきかもしれないんだ…」
消え入るように呟くと泣き出した、小さな男の子達。他の子供も心配そうに肩をさすっている。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「大人の様子がおかしい?」
すっかりふさぎこんでしまった子供達によると、おとといから村中の大人達がみんなそわそわとして落ち着きがなく、いつもと違うのだと言う。
そしてほぼ同時に各家で飼っている犬や猫も何かに怯えたり、隠れて出て来なくなったりしている。
泣いている小さな子供はトマスと言い、茶色い大きな犬を飼っているのだが、そいつが昨夜から何も食べず小屋から出て来ないのだそうだ。
大人達に聞いてもはぐらかされるばかりで、なんにもならないと。
「うーん、何かあったのかしら?村の近くに魔物でも出たとか…でもここに長年住んでる人がいまさらそんなのに怯える訳ないし、犬猫もそうよね?」
「マリエルも、きのうからタンスのうりゃにかくれてりゅ…」
みんなで首を傾げていると、ことさら小さい女の子の目にも涙が溢れてきた。横にいた男の子がそっと頭を撫で、布で顔を拭いてやる。
「んー、理由は分からないけどほっとけるような事態じゃないわね。こういう時に頼れるのはあの人しかいないわ、ちょっと聞いて来てあげる」
「あ!そっか、ロロおじさんがいた」
「そうだ、おいちゃんなら何か知ってるかも」
途端に、ぱっと明るい顔になる子供達。泣いてた子も顔をあげる。
まだ心配そうではあるが笑顔に戻った子供たちに明るく見送られながら、庭を出てさっきとは違う道へと歩を進める。
こっちの道は記憶にない、狭い村だと言っていたがそれなりの広さがあるな。
「ロロおじさんって、雑貨屋やってる人なのよ。ここで一番の情報通って自分で言ってて、噂が大好きなの。あの人に聞けばだいたい何かしら知ってるから」
なぜかわくわくするような、悪いことを企んでいるような表情のキャシーに引っ張られ、俺は行先も知らず歩いた。




