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Day 24. タイムカプセル
むかしむかし。
東のはての国の王子様には、素敵な恋人がおりました。
心優しく聡明なお二人の仲はとてもよろしく、誰もが二人の幸せを願っていました。
しかし、あるときより、国の端に火の手が上がります。
王子様は、民を業火から守るため、戦場に立ちました。
あまたの刃をどうにか潜り抜けてきましたが、いよいよ王子に死の気配が迫ります。
そのとき、王子の目の前に、白い翼の娘が舞い降りました。
娘は、王子の恋人でした。
娘は王子を救い出し、空へと逃げ出します。
しばらく羽ばたいていた娘ですが、王子を救うためにそうとうな無理をしていたため、途中で力尽きてしまいました。
王子とともに森の中へと墜ちた娘は、王子を守ってその翼を折り、眠りについてしまいます。
恋人を喪った王子は嘆き悲しみ、涙を溢します
王子の悲しみは森中に広がり、涙は青い結晶へと変わっていきました。
王子の愛しき恋人は、今はその青い結晶に守られています。
恋人を喪った王子は、今もその結晶を守るため、剣を握り森の中を彷徨っています。
幾年も。
幾十年も。
幾百年も。




