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罪は燃えても灰となる。  作者: 今、この時を楽しむ。
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13 -調査団と不穏な影-

短いです。

あれから数日経った。

クラリスやセインは村で指南をしながらユウトやトーマを訓練していた。

ミナはフィナについていってプチ聖女として色々学んでいるらしい。

村の皆も健気に頑張るミナをみて元気が出ると大喜びだ。

レオハルトはよく川辺でリサと魔法の練習をしている。


そんな時、王国の調査団が村に到着した。

元々、近日中に派遣されると聞いていたのでその日は訓練等は休みにして空けていた。

宿で待機していると、眼鏡をかけた真面目そうな男性が挨拶に来た。

丁寧に腰を折り、しっかりとして口調で言った。


「勇者様方ですね、私は調査団のまとめ役を任命されましたテリー・インジェスです。本日より瘴気発生の調査に入ります。」

「勇者カノンだ。こちらこそ、わざわざ来て頂いたことに感謝する。」


そういうと、顔を上げたテリーはふとカノンの顔を見つめた。


「・・・俺の顔になんかついてたか?」


あまりにもじろじろ見られる為、思わず質問する。


「・・・いえ、勇者様のご尊顔を拝見でき光栄です。よろしければ、握手を。」

「おう、よろしくな。テリー。」


そういって手を握る。

テリーと握手をした時、少しだけ手から力が抜けたような感じがした。


「っ!」


驚いて手を離す。

急に手を離した俺を見て、クラリスが尋ねる。


「どうしたカノン、何かされたか?」

「いや、なんか力が抜けて・・・いや、魔力を吸われた?」


放した手を握ったり開いたりしても特に違和感がない。

疑問に思っていると、テリーは笑いながら口を開いた。


「すみません、調査用の魔道具をつけているのを忘れていました。」


そういって、腕輪を外す。


「この魔道具、魔力の残留を見るために魔力を少し吸い取って蓄える機能がありまして・・・」

「あぁ、調査の時に使うやつだな。貯めた魔力を測定機にかけると使用魔術や瘴気の質がわかるとかいう・・・」


クラリスは騎士団にいたころに何度か見たらしい。


「たまに調査のためにつけていたまま忘れてしまうんです、大変申し訳ありません。」


そういって、右腕の腕輪を外す。

銀色の腕輪には赤く光る魔石のようなものがはまっており、外した瞬間からだんだんと光が薄くなっていった。


「いや、大丈夫だ。とりあえず、今日からよろしく頼む。」

「わかりました。調査に進展があり次第こちらにも報告しに伺います。」


そういって、テリーは宿を出ていった。


★ ★ ★


テリーは宿から帰る途中、外した腕輪を取り出してニタァっと笑う。


「ふふっ、順調に吸い込んでおられますねぇ・・・。いやはや、これからが楽しみです。」


そういって赤黒くなった魔石を外し、きれいな赤い魔石をはめ直す。


「テリー様、準備が整いました。いつでも計画を実行可能です。」


テリーの通った木のそばから、黒い服に身を包んだ男が話しかける。


「よろしい。であれば本日実行に移しましょう。きっとあの方もお喜びになられますよ。」

「はっ。」


男は木陰から森の方へと消えていった。

いつの間にか、普通の顔へと戻ったテリーは何事もなかったかのように調査団の本陣へと歩を進めていく。


伊藤さんとは関係ありません。

短い内容ですが、本日はこの投稿のみとなります。


続きが気になる、更新されたらまた見たい!

そう思ってもらえるように気ままに書き綴っていきます。

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