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殺戮男  作者: 結城 からく


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第2話

●雑居ビル


荒れ果てた一室に集まる男達。

唯一、椅子に座った男・三沢が他の男達に問う。


三沢「それで? ミチオとユカはどうした」

男A「ろ、路地裏で死んでたらしい……です」

三沢「奴らの金と鍵は?」

男B「なくなってました……たぶん、盗まれたんだと思います……」


怯えながら報告する男達。

三沢は深々と息を吐いた後、男達を睨んで命じる


三沢「盗んだ奴を捜して連れて来い。最悪、金はいい。だが鍵だけはなんとしても取り返すんだ。失敗したらお前達を殺す。分かったな?」


その瞬間、男達は競うようにして慌てて部屋を出て行く。


●昼のコンビニ


イートインコーナーに座る佐藤。

前話の男から奪った鞄を漁っている。

鞄の中には札束と鍵の束が入っている。

佐藤、それらを見つめて考え込む。


佐藤「……」

男A「おい、あいつ……」

男B「行くぞ」


三人の男が佐藤に近付いてくる。

男は敵意を隠すことなく告げる。


男A「そのバッグ、ミチオのだよな?」

男B「ちょっと付き合ってくれよ」


男、佐藤を引っ張って立ち上がらせる。

佐藤、再び椅子に座る。


佐藤「お前達の要求に従う義理はない」

男C「うるせぇな。さっさとしろよ」


男の一人、ナイフを佐藤の首に突き付ける。

佐藤、顔色を変えずに睨み返す。

ナイフを持つ男、少し動じる。


男C「な、なんだよ。俺が刺せねぇとでも思ってんのか?」

佐藤「違う。殺す順番を考えていた」


佐藤、ナイフを持つ男の脛を蹴り飛ばす。

男、激痛でナイフを手放す。

佐藤、ナイフを空中でキャッチすると、その男の喉を切り裂く。


男C「うあっ?」


呆然とする男、喉から鮮血を噴き出す。

佐藤、素早く立ち上がり、二人目の男の両目を切り裂く。

男、顔を押さえて絶叫する。


男B「ぎゃあああああああああぁぁっっ!?」

男A「おい!? 何してんだ!」


最後の男、狼狽する。

佐藤、男の襟首を掴んで投げ飛ばす。

壁に叩き付けられた男、地面に倒れる。


佐藤、両目を切り裂いた男の首をひねり折る。

そして倒れる男を踏み付けて問う。


佐藤「誰の差し金だ」

男A「えっ、え? 何が……」


戸惑う男。

佐藤、男の背中にナイフを突き立てる。


男A「いぎゃああああああっ!」

佐藤「誰に命令されて俺に接触した? 言え」

男A「み、三沢君! ミチオの金と鍵を奪った奴を三沢君が捜してるんだ! あんたがミチオの鞄を持ってたから、俺達は声をかけただけでっ!」

佐藤「三沢とは何者だ」

男A「この辺りを仕切るリーダーです! 親が金持ちで、ヤクザとも繋がりがあって……!」

佐藤「十分だ」


佐藤、男の首を切り裂いて殺す。

イートインコーナーの入り口では、コンビニ店員が顔面蒼白で怯えている。

佐藤、鞄から取り出した札束を店員に投げ渡す。


佐藤「迷惑をかけてすまない。警察に通報してくれ」


佐藤、返事を待たずにコンビニを去る。

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