第4話
●薄暗い部屋
憑依された凛空、戸惑いながらぎこちなく笑う。
凛空「えっ、あっ……説得成功……?」
一方で誠人と裕子は驚愕している。
誠人「なんじゃそりゃ!?」
裕子「殺されてない! どうなってるの……!?」
スピーカーの音声が通達する。
スピーカー「……想定外の現象が発生しました。しばらくお待ちください」
アザマミコ「ふふふ」
アザマミコ、楽しそうにサイコロを振る。
出目は6。
アザマミコ、凛空の頭をぽんぽんと叩く。
アザマミコ「進んで」
凛空「でも手番じゃないと思うけど……」
アザマミコ「進んで」
アザマミコ、ぎょろりと凛空を睨む。
怯える凛空、慌ててマス目を進んでいく。
アザマミコ「ふふっ、うふふふふ」
上機嫌のアザマミコ、サイコロを連続で投げる。
凛空、それに従ってどんどん進んでいく。
すぐに誠人と裕子を追い抜かすが何も起こらない。
途中でスピーカーが警告する。
スピーカー「アザマミコさん、ルール違反です。手番を守ってください。さもなければ……」
アザマミコ「うるさい。すごろく飽きちゃったの」
アザマミコ、頬を膨らませて反論する。
その直後に凛空がゴールする。
アザマミコ、小首を傾げて凛空に問う。
アザマミコ「ねぇ、次は何して遊ぶ?」
凛空「うーん……」
凛空、悩みながら焦る。
凛空M(つまらないこと言ったら殺されそうだなぁ……そうだ!)
案を閃いた凛空、恐る恐る提案する。
凛空「このすごろくを企画した奴らに会いに行く……とか?」
アザマミコ「……それいいねぇ」
アザマミコ、不気味な笑みを浮かべると、部屋に設置されたカメラを見つめる。
アザマミコ「みーつけた♪」
アザマミコの姿が消える。
その直後、スピーカーから複数の断末魔の叫びが聞こえてくる。
男A「こっちに現れやがった!?」
男B「誰か助けてええええええぇぇっ!!」
女A「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない」
女B「いぎゃああああああああああああぁっ!?!?」
スピーカーが破裂し、同時にアザマミコが戻ってくる。
全身が血みどろのアザマミコ、満足げに凛空に問う。
アザマミコ「殺してきたよ♪ 次は何して遊ぶ?」




