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その1
事後。
別人格の恭平は眠りに落ちた真奈を抱きかかえ彼女の部屋へ運んだ。
二人にとっては初めての交わり、出来る事なら朝までまったりとしたかったのだが、今の恭平は午前2時に覚醒し、そこから眠りにつくまでの存在なので寝落ちする事は許されなかった。
「約束を守ってくれてありがとう、真奈」
ベッドに横わる真奈の頬にそっとキスをして部屋を出る。
「さてと」
恭平の机に座り彼のやり終えた宿題に目を通す。
既視感があった。
学校のモバイルPCも難なくパスワードを打ち込み起動させた。
(香澄恭平として必要な記憶や知識に問題はない。このまま眠らなければ朝になって学校に行く事も出来る)
机の上に置かれた鏡に自分の顔を映し口角を上げて笑う。
「見てるか恭平? 俺はいつでも代われるぞ?」




