第2部 エピローグ
――数ヵ月後。
香港にある、まるで廃墟ビルのような趣の九龍城。
その高い場所に位置する一室で、東方不敗は古びた椅子に鎮座していた。
「遅くなって申し訳ありません、東方不敗様」
そこへ姿を現したのは王慧琳である。
隣に1人の少年を従えていた。
「よくぞ戻った。そなただけでも、無事で何よりだ」
顔を合わせないまま、東方不敗は労いの言葉をかける。
外の景色から目を離そうとしなかった。
「はい。日本が落ち着くまで、足止めを食らいまして……」
「そうか」
「1つ伺いたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
「わしに答えられることなら、別に構わん」
「東方不敗様、『古代精霊』について、何かご存知ではありませんか?」
王慧琳の問いかけと、東方不敗の答える声の間には長い沈黙があった。
ようやく東方不敗が王慧琳を一瞥する。
「知ってはいるが、さて、どう説明して良いやら」
東方不敗は再び視線を外に戻した。
その目は遙か遠く、日本を見据えているようだった。
まずは謝罪を。
例によって間が空きます。本当に申し訳ないです。
第3部は全く書いていないですので・・・。
さて、第2部の香港四天王編(?)は内容的にも文章的にも頑張ったつもりです。
もっと頑張らないといけませんが……。
地味にPVが増えている、ということは読んでくれる人がいると実感でき、嬉しい話です。
そしてお気に入り登録してくれている皆様には、感謝の念に絶えません。
本当にありがとうございます。




