双子の憎しみ、渉の試練。
ーー朱雀宅ーーー
烈は中に入ると、ブラキとビャッカと目が合った
朝顔は、何故!?と言う顔をして、燈を見たが、燈は、とりあえず相槌を打つと、朝顔に向日葵のピアスから、神気を使い、テレパシーで朝顔に伝えた
ー烈が居ることは一旦置いといていい?ー
ー置いといてもいいって、良くないって言っても置いとくでしょ?ー
ーうん、置いとく。で、さ、渉と朱雀がいないんだけど、どうしたの?ー
ーちょっとあの二人の事は、私も置いとくー
ー置いとく置いとくって、さっきから何?!ー
ーとりあえず、置いとくのよ、で、何で烈が居るのよ?ー
ー…………ープチッ
「………置いとく!!」
朝顔と、燈は何故かお互い、ムッとした
その行動を見て烈はため息を着いて朝顔に、説明した
烈「朝顔、俺がここに来たのは、この2人に用があるからだ―」
朝顔「え?」
黒輝は、烈の顔をじっと見た、白花は知らん顔して漫画をペラペラめくる
黒輝「天狗の頭領が、俺らに何の用だ」
烈「お前ら、自分の育ての母親が死んだんだ、その気配ぐらい分かるだろ?」
烈は、少しきつい言い方をした―
黒輝「知ってるよ」
白花「だって私達直接は殺してないもの」
烈は、驚いた顔をして、血相を変える
烈「自分の母親を殺した犯人を知ってるのか」
黒輝「知っているよ?なぁ、ビャッカ」
ビャッカは、ブラキの問いかけに反応した
漫画を置いて烈の顔を見る―。
白花「ええ、そうよ、私達は、あの母親が憎い」
燈「自分の母親が憎い!?」
燈は、眉間に皺をよせた。
白花「今は人間の姿、でもね、鏡に映ると半妖なの、分かる!?」
黒輝「この姿のせいで、どれだけ俺たちが苦しんできたか、普通の人間には分からない」
烈「だからって母親を殺していいわけがないだろ!!!!」
烈は、双子を見ながら、大きな声をだし、怒鳴った
その怒鳴り声を聞いても、動じない、双子の目はとても冷たく、人間とは言い難い
黒輝「知ってるよ、俺たちが赤ん坊の頃、世話してくれたおっさんだろ?あんた」
白花「全部覚えてるもの、赤ん坊の頃の記憶、あんな所にいたせいでね!!」
紅月「2人とも落ち着いて、とりあえずみんなで、こうゆう時こそ、甘いもの食べない?ほら、お茶菓子もあるから、一旦座って?」
紅月に誘導されると、みんな客間に移動した
朝顔のスマホに一通の通知が入っていた
ーー渉のじいちゃん、亡くなった、俺は渉の家の手伝いする、葬儀が決まったら、また連絡するから、その時に燈に伝えてくれー
朱雀からのメッセージだった
朝顔は、一瞬止まって、了解とだけ打って送信をした。
朝顔は、何も知らない燈の背中を見た
朝顔の脳内は、どうやって伝えよう、こういう状況でと
色んな言葉が飛び交った―。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
渉は、病院のトイレで、一人でぼーっとしていた
渉の祖父は、渉が高校生になってから、毎日手作り弁当を作っていた
おじいちゃん子だ。
渉の頭の中は、半分はおじいちゃんとの思い出と、悲しみがある
だけど、今自分が置かれている状況が、半分ある
俺…何やってんだ
水無月の所にも戻らないで
朱雀を1人にして
こんなことして、水無月の事守れるのか?
今までの戦いで俺は強くなったんだよな?
修行だってやってきた。
俺は、ダメなのか?
考える事がどんどんマイナスの方にしか行かない渉の耳元に聞こえたのは、
亡くなったはずの祖父の声
―――核様に会いに行け渉、、、、――――
渉は、勢いよく立ち上がったと、同時に、鳥肌も経っていた
亡くなったはずの祖父の声が聞こえるからだ
辺りを見渡すが誰もいない
「核様!?」
――神社に行けば分かる、、、、後は任せた――
「!!じいちゃん!!」
渉は、祖父を呼んだが、その言葉以降声はしない。
トイレのドアをバンと勢いよく開けると
朱雀の所へ行った
「朱雀!行くぞ!」
「はぁ?行くってどこへ?」
「神社だよ!」
病院には家族も来ていたが、渉は、悲しむ暇もなく
朱雀と病気を後にして、神社へ向かった―




