第2550話、わたくし、何とついに『魔物と魔石の関係』を完璧に解明できましたの☆【解説編①】
──現代日本の推定三千万人の、異世界転生希望の、ヒキオタニートのお兄ちゃん&お姉ちゃん、こんにちは☆
実は『ツンデレ気味の妹(しかも幼女)』と言う、あざといキャラ付けでお馴染みの、『転生法』ちゃんだよ!
さて、もうすっかり恒例となった【これぞ最強のチートスキルだ!】シリーズですが、第76回目の今回は、またしても本作の作者の別作品の『わたくし、悪役令嬢ですの!』の、既に公開済みの第2547話から第2549話までの全三話との連動企画となっておりますので、できましたらそちらのほうも併せてご覧になっていただくと、より理解しやすくなっております。
──ちなみに今回のテーマは、「何とついに『魔物と魔石の関係』を完璧に解明☆」です!
とはいえ、【解説編】まで二作品別々にやるのは、読者様に不親切かと思いまして、今回も【特別編】として、両作品共『同じ内容』にすることにして、またしても【合同座談会】を行うことにいたしました!
──と言うことで、今回の【座談会】の『共同司会』をしてくださる、『わたくし、悪役令嬢ですの!』の主人公であられる、HN『ちょい悪令嬢』さん、どうぞ(この『量子魔導チャットルーム』へ)ご入室してください!
ちょい悪令嬢「どうも、『ちょい悪令嬢』こと、アルテミス=ツクヨミ=セレルーナでございます☆」
転生法ちゃん「……ええと、今回のテーマの『魔物と魔石の関係を完璧に解明できた』って、当座談会における『異世界最強のチートスキル談義』どころの話では無く、『異世界系作品』全般の根本的設定に関わる、超重要問題じゃ無いの? むちゃくちゃ興味津々なんだけど、まずはどうしていきなりこの発想に至ったわけ?」
ちょい悪令嬢「今回は本当は、本作の作者による今期夏アニメの私的覇権作選考の『中間発表』でも行おうかと、特に『ゲーム転生系』の作品について、それぞれ比較しながら各々の見所を考察するつもりでいたのですよ」
転生法ちゃん「『ゲーム転生系』って、今期夏アニメに、そんなに有ったっけ?」
ちょい悪令嬢「本作の作者が特に注目しているやつだけでも、『ヘルモ○ド 〜やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する〜 はじまりの召喚士』に、『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワ○クスメイドです(誇)!』に、『乙女ゲー世界はモブに厳し○世界です』に、『追放された転生重騎士はゲーム知識○無双する』と、四つほど有りますわね」
転生法ちゃん「本当だ⁉ しかもその四つって全部、うちの作者の『推し作品』じゃ無いの⁉」
ちょい悪令嬢「とはいえ、同じ『ゲーム転生』と言っても、それぞれ特色が有るんですよね」
転生法ちゃん「ほう?」
ちょい悪令嬢「例えば『ヘルモ○ド』なら、ちゃんと全体的な世界観を見据えていて、『農奴からのスタート』と言う超難易度モードなのに、ひたすら地道にレベル上げしていって、今やゲームストーリーそのものを動かせる立場の一翼を担いつつも、思わぬ不確定要素に対しても、柔軟に対処できていると言う、『廃ゲーマー』を自認するだけ有って、ほぼ完璧にやりこなしていますね」
転生法ちゃん「……凄いわね、これぞ『理想的なゲーム転生』と言いたいところだけど、普通はそうでは無く、むしろ『ゲーム転生』と言えば──」
ちょい悪令嬢「(苦笑)いくら『ゲームの知識』が有ろうとも、なぜかその通りにならず、自信満々だった割りには何もかもうまくいかず、むしろ翻弄されるばかりと言うのが『お約束』ですわねw」
転生法ちゃん「やはり『ヘルモ○ド』って、特殊なの?」
ちょい悪令嬢「それに対して、うまくいかないなりに、何とかゲームの世界観を壊さないようにやれているのが、『転生重○士』ですわね。大局を見据えている『ヘルモ○ド』とは違って、あくまでも一プレイヤーの視点でゲーム世界を全力で楽しみ、必死に苦闘し続けていると言った感じなのです」
転生法ちゃん「……それって、『ヘルモ○ド』同様に『廃ゲーマー』にとっては、ある意味『うまく行っている』と言えるのでは?」
ちょい悪令嬢「以上の二つとは対照的に、『全然うまく行かない』ことこそが、むしろ作品の根幹となっているのが、『オールワ○クスメイド』と『モブ○か』なのですよ」
転生法ちゃん「なるほど、現在『ゲーム転生』の中にあって一大ジャンルを築いている、『乙女ゲーム』モノね?」
ちょい悪令嬢「……『なろう系』ならではのお約束として、『乙女ゲーム』の代表キャラである『悪役令嬢』が、基本属性である『破滅の運命』から何とか逃れようと、本来のゲームシナリオから大きく逸脱する作品ばかりなんですよねえ」
転生法ちゃん「しかも『オールワ○クスメイド』と『モブ○か』においては、もう一人の最重要キャラである、『ゲーム版本来の主人公』──いわゆる、平民か下級貴族出身でありながら、実は『聖女の力』を有する、最終シナリオにおいて滅亡の危機に瀕する予定の、ゲーム世界の唯一の『救世主』が、何らかの理由でその役割を演じていなかったりしてね」
ちょい悪令嬢「ゲームの知識を私利私欲のために使おうとしている『転生者』に、聖女としての地位を奪われた『モブ○か』のほうはともかく、『オールワ○クスメイド』のほうは、ゲーム版の主人公自らが、聖女の責務をガン無視して、自分の意志で『メイド』になって、人生を謳歌していると言うw」
転生法ちゃん「──いや駄目だろ、下手すると世界の危機だぞ、メ○ディちゃん⁉」
ちょい悪令嬢「まあこんなふうに、一口で『ゲーム転生』と申しても、それぞれ特色が有って、似たようなシチュエーションでありながら、全然違った展開になることもまま有るのです」
転生法ちゃん「……つまりこれから、『それぞれの作品の違い』を、詳細に検証していくわけなのね?」
ちょい悪令嬢「そう思って、一番『ゲーム転生』を理想的にやりこなしている、『ヘルモ○ド』について考察していたところ、」
転生法ちゃん「『ところ』?」
ちょい悪令嬢「何と『なろう系』における『最重要の設定』である、『魔物と魔石の関係』を、完璧に解明できましたの☆」
転生法ちゃん「──ああ、そうか! 今回はそれがテーマだったっけ⁉」
ちょい悪令嬢「順を追って詳しく説明いたしましょう。まず『ヘルモ○ド』における絶対避けて通れない最大の『謎』と言えば、主人公のア○ン君が召喚する『召喚獣』とは、一体『何物か?』と言うことでしょう!」
転生法ちゃん「やはり、それだよねえ…………あれって、普通の動物みたいなのもいるけど、基本的に『魔物』とか『魔獣』なんでしょ?」
ちょい悪令嬢「作品内で、そのように呼ばれてましたね。そもそも最近では、ドラゴンとかケルベロスとかアンデッドとか生き人形とかを召喚していますし」
転生法ちゃん「……となると、魔王の配下の魔族や魔物や魔獣とは、どう違うのかしら? うちの作者なんかは、実は魔王や魔獣のいる大陸から召喚されているんじゃ無いかって、予想を立てていたくらいだし」
ちょい悪令嬢「それだと、最近のエピソードにおける、魔王軍の魔物たちとの大規模戦闘において、相手側が自分たちと似たような魔物や魔獣に襲われているのに、さして動揺せずに戦っているところを見るに、なにがしかの『明確な線引き』が有りそうですわね」
転生法ちゃん「基本的に『別物』ってこと? 例えば同じ『ドラゴン』や『ケルベロス』でありながら、『種類』が違うとか?」
ちょい悪令嬢「『召喚している』と言うことは、『別の世界のドラゴンやケルベロス』だったりして」
転生法ちゃん「──有り得る!」
ちょい悪令嬢「て言うか、『別の世界』とか『別の種類』とか以前に、どうやら『根本的な成り立ち』が違っているようなのです」
転生法ちゃん「……『根本的な成り立ち』、って?」
ちょい悪令嬢「実は何と『ヘルモ○ド』におかれましては、本作の作者の『仮説』を、ある意味立証してくださっているようなものなのですよ」
転生法ちゃん「へ?」
ちょい悪令嬢「ほんのつい最近も言いましたよね、『本作ならではの「集合的無意識とのアクセス論」に則れば、「召喚術」とは、本物をどこかから引っ張ってくるのでは無く、現在実際にいる世界の「マナ」とかの魔法要素を材料にして、「創造」しているのだ』と。何と『ヘルモ○ド』の召喚システムは、これに近いものが有るんじゃないかと睨んでいるのですよ☆」
転生法ちゃん「──あの『ヘルモ○ド』が、本作の作者のあまりにも特殊すぎる持論を、場合によっては立証してくれているかも知れないですってえ?」
ちょい悪令嬢「すべての発端はですね、『ヘルモ○ド』の根幹をなす『召喚術』や『召喚獣』に、素朴な疑問を抱いたことから始まるのですよ」
転生法ちゃん「……『素朴な疑問』って?」
ちょい悪令嬢「もちろん、『召喚獣とは何か?』ですわ」
転生法ちゃん「はあ?」
ちょい悪令嬢「これまで、主人公のア○ン君の呼び出す召喚獣は、魔王様が統べる『忘○去られた大陸』に棲んでいる魔獣の一部とか、他の世界の別の種類の魔獣とかと、予想していましたが、それにしてはあまりにも『都合が良過ぎる』のです」
転生法ちゃん「と、言うと?」
ちょい悪令嬢「例えばこの世界の魔王様が自分の大陸で、数百数千万の魔族や魔物や魔獣を支配しているとなると、そのすべてがちゃんと暮らしていけるように、衣食住を保障してやったり、何よりも自分の言うことを聞く兵士として軍事訓練を施したり、その他にも国家として成り立つように、いろいろな職業を育成したりと、普通の国家運営と同じような大変な努力をしなければならないと思うのですよ」
転生法ちゃん「まあ、そりゃそうでしょうね。『魔王』と言っても『王様』には違いないんだから、自分の国家や国民である魔獣たちのことは、ちゃんと統治しなくちゃね」
ちょい悪令嬢「それに対して、召喚術士である、ア○ン君のほうは、どうです⁉」
転生法ちゃん「『どう』、って……」
ちょい悪令嬢「自分が必要な時だけ好きなだけ、召喚獣を呼び出して酷使しながらも、エサの一つも与えずに済むし、何なら自分たちの『肉盾』にして死なせても、文句の一つも言わないと言う、もしも魔王様が聞いたら、その理不尽さに大激怒するのでは無いでしょうか?」
転生法ちゃん「た、確かにッ! 『召喚獣とはそんなもの』と言ってしまえば、それまでだけど、同じように魔獣たちを『兵力』として使役している魔王様からしたら、うらやましいやら腹立たしいやらで、平静ではいられないでしょうね」
ちょい悪令嬢「いくら召喚獣が召喚術士の言いなりとはいえ、まったくエサを──つまりは『対価』を与えないでいいのかと、疑問を抱いていたのですが、ようく考えたら、ちゃんと『対価』は払っていたのです」
転生法ちゃん「えっ、召喚獣にエサを与えているシーンとか、有ったっけ?」
ちょい悪令嬢「『魔石』、ですよ」
転生法ちゃん「……………………………………………は?」
(※次回に続きます)




