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第2540話、わたくし、異世界においても『極超音速ミサイル』を実現できると断言しますの☆【解説編②】

ちょい悪令嬢「──そもそも、既に『なろう系』においては、自衛隊とかアメリカ軍とか旧ドイツ軍とか、軍隊そのものを転移させる作品が盛りだくさんなんだから、戦車や戦闘機や軍艦あたりはよく見受けられるけど、さすがに現実世界でも実用化されていない、スクラムジェット動力の兵器は、まだまだ珍しいでしょうね☆」




転生法ちゃん「むしろ『核兵器』なんかは、既に有りそうだけど、それを使ったら、すべてぶち壊しだから、作品的に使いどころが難しいよね」


ちょい悪令嬢「それに比べて、『極超音速巡航ミサイル』だったら、適度な威力でありながら、『必殺兵器』として十分活用できますからね」


転生法ちゃん「『必殺』と言うことは、相手がどんな強大なモンスターや偉大な魔術師や高位の魔族であっても、撃破できるってこと?」


ちょい悪令嬢「まずミサイルによる飽和攻撃であれば、本作の作者お得意の『物理最強』のごり押し的に、どんな大魔法を相手にしても、勝ち得るでしょう」


転生法ちゃん「……そうかなあ? 聖女様や魔王様が展開する『異世界最強レベルの結界』なら、現実世界のミサイルくらい、どうにかしのげると思うけど?」


ちょい悪令嬢「転生法ちゃん、ちょっとメタ的になりますけど、聖女様だろうが魔王様だろうが、人間が考え出したキャラである限り、根源的には『人間的思考』に縛れていて、『物理的暴力』に対しては、本能的に恐怖を覚えざるを得ないのですよ」


転生法ちゃん「『絶対無敵の結界』に、守られていると言うのに?」




ちょい悪令嬢「いろんな作品で言われているでは無いですか? 『魔法と言うものは己のイメージの具現』であると。本当はどんなミサイルでも跳ね返すことのできる強靱な結界であっても、使い捨てOKのローコストミサイルならではに、無数に打ち込まれて結界の表面で大爆発を起こし、こちら側にも大振動が伝わってくる状況にあって、『……わ、私の張っている結界は、どんな攻撃にも耐え得るのよッ! 異世界ゲンダイニッポンの超最先端のミサイルなんか、いくらぶち込まれても平気なのよッ!』と、言い続けられる豪胆な精神力の持ち主なんて、果たして存在するかしらねえw」




転生法ちゃん「な、なるほど、いつ途切れるとも知れない、大型ミサイルの雨あられを無限に受け続けていたら、絶対に耐え切れることなんて、どうしてもイメージできないわよね?…………………そして、『魔法と言うものは己のイメージの具現』だとすると──」


ちょい悪令嬢「ええ、そのうち精神的に耐え切れなくなり、結界が消失してしまうか、自ら降伏を申し出るかの、どちらかでしょう」


転生法ちゃん「──確かに異世界においても、『物理の暴力』最強よね⁉」




ちょい悪令嬢「以上によって、これ以降『なろう系』の作品を創るにあたって、非常に使い勝手の有る兵器を手に入れることができたわけなのですが、それもこれもくだんの『JA○A』様のニュース記事のお陰なのです!」




転生法ちゃん「と、言うと?」




ちょい悪令嬢「以前本作のほうで取り上げた、『原子炉をあくまでも動力として使うことによる、非核三原則を堅持したままでの、核抑止力の実現』ですよ! 何と『JA○A』様のほうでも、同じようなことをやられていたのです!」




転生法ちゃん「ええっ、国の公的機関である『JA○A』様が、うちの作者みたいな『コスい真似』をしているですとお⁉」


ちょい悪令嬢「『JA○A』様におかれましては、現在着々と実用化に到達しつつある『スクラムジェットエンジン』を、有人航空機に活用することを『お題目』にしておられるのですが、これってかなり無理が有るのですよ」


転生法ちゃん「何で? エンジンの冷却問題にしては、既に三○重工様あたりが特許を取得して、解決しつつあるし、『最初から高速で飛行している必要が有る』と言う、とんち問題みたいなのについても、既に各国において、他のジェットエンジンやロケットエンジンとの『複合動力』にすることによって、実用試験段階に入っているし、有人航空機についてもけして不可能とは言えないのでは?」


ちょい悪令嬢「……おやおや、お忘れですか? 『JA○A』様とはそもそもの事業対象が、『宇宙開発』なのですよ? そこで研究なされている飛行体は、当然宇宙での運用を主目的メインに据えられているはずなのでは?」


転生法ちゃん「別に構わないじゃ無いの? スクラムジェットならではの高速性は、無限に広がる大宇宙でこそふさわしいとも言えるし?」




ちょい悪令嬢「これって初歩中の初歩の知識なんですけど、ジェットエンジンと言うものは、『大気中の酸素』を取り入れて、それを燃やしてエンジン内の空気を熱して、『ジェット気流』に変えることで、高速飛行しているのだから、当然空気の無い宇宙空間では運用できないのですよ」




転生法ちゃん「あ」




ちょい悪令嬢「もちろん、宇宙空間ではロケットエンジンで、大気圏内ではスクラムジェットエンジンで──と言った具合に、使い分けもできなくは無いですが、『離着陸時』に難の有るスクラムジェットエンジンを、宇宙航空機に使用するメリットは余り有りませんしね」


転生法ちゃん「……じゃあ、何で『JA○A』様が主導して、ガチで実用化を目指して開発しているのよ?」




ちょい悪令嬢「当然その開発費用は、国が出資しているのですから、『宇宙開発』で使えなくても、いろいろと使い途が有るんじゃないですか?…………例えば、最近とみに話題になっている、『軍事用』とかね★」




転生法ちゃん「──つまり、そもそもスクラムジェットエンジンの大本命である、『極超音速巡航ミサイル』の動力に転用することを、最初から織り込み済みだったとか言うつもりなの?」




ちょい悪令嬢「まあ、あくまでも可能性の一つですけどね。──でも実際問題、『敵基地攻撃能力』を実効性の有るものにするためには、『極超音速巡航ミサイル』が有るかどうかは、雲泥の差が有ると思いますけど?」


転生法ちゃん「……なるほど、まさにそれって、本作の作者における、『気象観測用などといかにも平和利用を謳いながら、原子炉を動力として使うことで、事実上核抑止力を実現する』やり口と、まったく同じよねえ?」




ちょい悪令嬢「最後にお断りしておきますが、今回の内容は言うまでも無く、すべて本作の作者の『妄想』に過ぎず、政府はともかくとして、『JA○A』様の開発スタッフの皆様が、このようなとんでもないことを目論んでいるとは到底思えませんので、そこら辺のところは誤解無きように。──ただし、このまま順調に行けば、スクラムジェットエンジンの実用化は、それ程遠くない未来に実現しそうですので、『いざと言う時の備え』として、非常に有望であるのは間違いないでしょう☆」

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