第2535話、わたくし、『最強の魔王』を退治するために、『最凶の魔王』を召喚しますの☆【解説編】
──現代日本の推定三千万人の、異世界転生希望の、ヒキオタニートのお兄ちゃん&お姉ちゃん、こんにちは☆
実は『ツンデレ気味の妹(しかも幼女)』と言う、あざといキャラ付けでお馴染みの、『転生法』ちゃんだよ!
さて、もうすっかり恒例となった【これぞ最強のチートスキルだ!】シリーズですが、第69回目の今回は、またしても本作の作者の別作品の『わたくし、悪役令嬢ですの!』の、既に公開済みの第2534話との連動企画となっておりますので、できましたらそちらのほうも併せてご覧になっていただくと、より理解しやすくなっております。
──ちなみに今回のテーマは、「『最強の魔王』を退治するのに、『最凶の魔王』を召喚するぜ☆」です!
とはいえ、【解説編】まで二作品別々にやるのは、読者様に不親切かと思いまして、今回も【特別編】として、両作品共『同じ内容』にすることにして、またしても【合同座談会】を行うことにいたしました!
──と言うことで、今回の【座談会】の『共同司会』をしてくださる、『わたくし、悪役令嬢ですの!』の主人公であられる、HN『ちょい悪令嬢』さん、どうぞ(この『量子魔導チャットルーム』へ)ご入室してください!
ちょい悪令嬢「どうも、『ちょい悪令嬢』こと、アルテミス=ツクヨミ=セレルーナでございます☆」
転生法ちゃん「今回のは確かに、うちの作者ならではの独特なアイディアとは思うけど、比較的『わかりやすい』ネタだったわね?」
ちょい悪令嬢「『召喚術士が、魔王を退治するのに、魔王を召喚した』って、以前うちの作品でやった、『勇者パーティを追放されたのが、勇者自身だった』くらいの、ひねくれ具合ですよね、さすが本作の作者www」
転生法ちゃん「これもやはり、今期夏アニメの影響だったりするわけ?」
ちょい悪令嬢「……そうですね、そのものズバリでは無いですけど、『ヘルモ○ド ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~ はじまりの召喚士』において、主人公の召喚術士が、人類最強の勇者様と特別試合を行った時に、手加減一切無しにドラゴンやケルベロスを召喚するものだから、堪らず勇者様が、『……まるで魔王だぜ』とぼやかれたのを聞いて、そこから連想して今回のエピソードを思いついたわけです」
転生法ちゃん「ああ、どちらかと言うと、『実は主人公自身が魔王だった』ってパターンか?」
ちょい悪令嬢「それか、『魔王を退治した後、今度は自分が魔王のポジションについてしまう』と言ったパターンとかですね」
転生法ちゃん「でも、既にごまんと存在している『なろう系作品』の中には、『魔王退治のために魔王を召喚する』みたいなのも、既に存在するんじゃ無いの?」
ちょい悪令嬢「そうですね、実はこれには、いろいろなパターンが考えられるのですよ」
転生法ちゃん「ほう?」
ちょい悪令嬢「そもそも『魔王を召喚』しなくてはならない状況と言うのは、勇者等の人類最強メンバーを含む、人類側のパーティでは、魔王本人や、その前座の四天王が、どうしても倒せない場合なわけなのです」
転生法ちゃん「うんまあ、そうじゃ無ければ、わざわざ『魔王を召喚する』とか言った、『反則技』を使う必要は無いわな」
ちょい悪令嬢「それで考えられる『第1のパターン』として、討伐対象の魔王とはまったく無関係の、『別の世界の別のタイプの魔王』と言うのを、今回の【突発短編】の初期案に登場させたのです。ただし基本的にこの場合は、四天王のみをターゲットにして、魔王には直接当たらせないことにしています」
転生法ちゃん「……どうしてよ? タイプの違う魔王同士の対決なんて、見せ場が多そうじゃん?」
ちょい悪令嬢「召喚したほうの魔王が、何かいかにも思わせぶりにカッコつけた台詞で、
「──四天王は倒した、後はそっちでやってくれ。魔王同士は基本的に互角とはいえ、どうしてもこの世界の魔王のほうが有利になるんだ。悪いけど、俺は帰らせてもらうよ」
──とか言って、あっさりと消え去ったりして」
転生法ちゃん「ああ、いかにも有りがちな展開だな。確かに魔王って言うのは、『剣と魔法のファンタジーワールド』が生み出した、『世界そのものの悪の権化』みたいなものだから、他の世界の魔王よりもその世界の魔王のほうが強いと言うのは、何となく納得できるわ」
ちょい悪令嬢「そうでしょう、そうでしょう♫」
転生法ちゃん「……でもだったら、どうやってその世界の魔王を倒すわけ?」
ちょい悪令嬢「これについては後述しますが、『絶対に魔王を倒せる』キャラを召喚するので、ご心配なく」
転生法ちゃん「え、何ソレ、むちゃくちゃ気になるんですけど⁉」
ちょい悪令嬢「それはさておいて、『第2のパターン』ですけど、たった今述べた『ウイークポイントの解消』の意味合いも有って、いっそのこと『この世界の魔王そのもの』を召喚いたします!」
転生法ちゃん「同一人物同士で戦わせるわけか? まあ一番『スタンダードなパターン』とは思うけど、今度は『……これでちゃんと決着がつくのか』が、心配になってくるんですけど?」
ちょい悪令嬢「抜かりはありません、そこは『一ひねり』加えればいいのですよ」
転生法ちゃん「『一ひねり』、って?」
ちょい悪令嬢「現在の魔王様よりも、若かったり歳をとっていたりする、今よりも『全盛期』の魔王様を召喚するのですよ」
転生法ちゃん「ああ、なるほど! うちの作者の持論では、たとえ同一人物であろうと、いろいろな時代から同時に複数人召喚できることになっているからね!」
ちょい悪令嬢「おっ、ナイス! 転生法ちゃんの今の台詞で思いついたんですけど、いっそのこと『同じ魔王様を一度に複数』召喚して、この世界の魔王様を袋だたきにすればいいのですよ!」
転生法ちゃん「うん、それだったら、絶対勝つよね!」
ちょい悪令嬢「……そうか、『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワ○クスメイドです(誇)!』の作品世界の中で、絶対無敵と思われているメ○ディちゃんだけど、別の世界から大量のメ○ディちゃんを召喚すれば、倒すことができるんだ!」
転生法ちゃん「──いや、メ○ディちゃんを倒す必要は無いでしょう⁉」
ちょい悪令嬢「そしていよいよ本命の、実際に【突発短編】でご披露した『第3のパターン』ですが、同じ世界の魔王を召喚すると言うところは『第2のパターン』と同様ですけど、本人では無く、彼より強い『先代魔王』様を召喚いたしました!」
転生法ちゃん「この世界の魔王様の『父親』と言うことになるんでしょうが、なぜか『少年』の姿をしていて、しかも『生前の記憶』がまったく無くて、情け容赦なく当代の魔王様をボッコボコにしてしまうんだけど、これはどう言う主旨で?」
ちょい悪令嬢「本作の作者の隠し設定としては、魔王としては純粋な『強さ』よりも、『威厳』とか『統治能力』とかが必要とされているので、純粋に『魔族としての戦闘力』ならば、何の責任も無く闘いに明け暮れていた、『少年時代』のほうが強いんじゃ無いかと言うことで、あのような年格好にしました」
転生法ちゃん「当代の魔王よりも威厳のある、それなりに歳をとった先代魔王を登場させるよりも、確かに『少年』にしたほうが、『意外性』とかも有っていいよね! それに先代が『少年』だったら、当然当代のほうは生まれておらず、先代が当代のことを知らなくても不思議じゃ無いしね」
ちょい悪令嬢「う〜ん、本作の作者も、最初はそのつもりだったんですけど、たとえ『少年』だとしても、この世界の魔王城で生まれ育ったことには変わりないんだから、そこにいるのが自分以外の『魔王』だとしたら、自分の身内だとわかるはずだし、いっそのこと『記憶自体を無くす』ことにいたしました」
転生法ちゃん「えっ、そんなことができるの?」
ちょい悪令嬢「……本作において、何度も説明してきたでしょうが? 『召喚術』と言っても、どこからか『本物』を持ってくるのでは無く、あくまでもその世界の『魔法物質マナ=妖精さん=不定形暗黒生物ショゴス=重ね合わせ状態の量子』に、『集合的無意識』から召喚したい存在の『形態情報』と『人格情報』をインストールして、変化させることによって実現しているのだから、インストールする『人格情報』を調整すれば、記憶や知識を意図的に制限することも可能なのですよ」
転生法ちゃん「──そうか、結局『召喚術』も、『集合的無意識とのアクセス』によって実現しているんだっけ?」
ちょい悪令嬢「細かいことを言うと、召喚する魔王が『人類絶対殺すマン』だったりしたら、人間である召喚術士のほうに襲いかかってくるかも知れませんからね。ちゃんとコントロールするためにも、インストールする『人格情報』は、ある程度調整する必要が有るのですよ」
転生法ちゃん「前にも言ったけど、『召喚術士』にとって重要なのは、『召喚』そのものでは無く、その『召喚したモノ』を、どう制御するかだしね」
ちょい悪令嬢「むしろ『優れたテイマー』こそが、召喚術士の理想だったりしてね」
転生法ちゃん「この、本当に実の親子なのに記憶を無くして、当代魔王のことを自分の身内とはまったく思わず、思う存分タコ殴りにするのって、何か別の作品等の影響を受けているわけ?」
ちょい悪令嬢「今回のテーマである『魔王より強い魔王』を突きつめれば、『第1のパターン』や『第2のパターン』よりも、この『第3のパターン』こそが究極的にふさわしいと言うことで、自然の流れとしてたどり着いたわけですが、あえて言うならば、『バトルアスリ○テス 大運○会』の最初のアニメ版の影響も、無くは無いかも知れませんねえ」
転生法ちゃん「ああ、あれか⁉ 今は亡きヒロインのお母さんが、最終話になぜか復活するやつだな⁉ 彼女ってば本編中の回想シーンでは、母親としては慈愛に満ちていて、伝説のアスリートとしては尊敬の対象として、徹底的に『ヒロインの理想の目標』として描かれていたのに、実際に全盛期の少女の姿で『召喚あるいは再生』されて出て来てみたら、確かにアスリートとしてはピカイチだけど、性格がとんでもなく自己チュウかつ傲慢で、ヒロインの『母親像』がもろくも崩れ去ると言うw」
ちょい悪令嬢「あそこまでのインパクトを再現するのは、とても無理でしたけど、むしろそのお陰でオリジナリティの面では申し分なくなりましたので、問題無いでしょう」
転生法ちゃん「──て言うか、オリジナルも何も、今回の【突発短編】は、『そこ』で終わっておらず、先ほど言っていた『魔王を打倒するために召喚した別の魔王』すら圧倒する、『真打ち』が登場するんだよね」
ちょい悪令嬢「そもそもあのまんまでは、収拾がつかないし、いくら記憶が無いとはいえ、父親に自分の息子を討伐させるのも、酷と言うものですからね」
転生法ちゃん「魔王同士とはいえ、言うなれば『単なる親子喧嘩』をしているだけの、父親と息子を同時に止めることができるとなると、当然『母親』になってくるわけねw」
ちょい悪令嬢「何かそれこそ、『大運○会』みたいになっちゃったものの、同じ『母親』といえども、タイプは全然違いますよね」
転生法ちゃん「何と言っても、『聖女様』ですからね」
ちょい悪令嬢「魔王二人を同時に抑えつけることができるとなると、やはり『聖女様』でしょう」
転生法ちゃん「そもそもどうして、聖女様が先代の魔王様と結婚して、当代の魔王様のお母さんになったの? 何か『幼馴染み』とか言っていたけど」
ちょい悪令嬢「実は『第1のパターン』の時点では、聖女様に魔王様を討伐させる予定だったんですけど、『幼馴染み』ではあるけれど、『結婚』はしていなかったのですよ」
転生法ちゃん「『幼馴染み=負けヒロイン』パターンか⁉」
ちょい悪令嬢「まさか、異世界の『豊橋』に送ったはずの聖女様が召喚されたものだから、魔王様も堪ったものでは無く、手も足も出ないまま、(いろいろな意味で)聖女様に屈してしまうのです」
転生法ちゃん「──『メタ』多過ぎだろ、その案⁉」
ちょい悪令嬢「確かにこの案では芸が無いと、二、三日寝かしておいたら、ふいに『……同じ魔王を召喚すると言っても、先代の魔王──つまりは、今の魔王の父親を召喚すれば面白いんじゃね?』と思いつきまして」
転生法ちゃん「するとその父と息子の争いのストッパーとしては、妻であり母親でもある『聖女様』と言うことになるわけだけど、今度は幼馴染みでありながら、『負けヒロイン』にならず、『豊橋』には送られなかったわけ?」
ちょい悪令嬢「何せ『ヤンデレストーカー』ですからね、さすがの魔王様も、逃げられなかったのですよw」
転生法ちゃん「自分を唯一滅することができる聖女様が、ヤンデレでストーキングしてくるなんて、最悪じゃん⁉」
ちょい悪令嬢「まあ、今回の結論としては、『魔王討伐』に召喚術を使用する場合、いっそ『別の魔王を召喚する』と言うのが案外バラエティ豊かで面白いし、更にとどめとして『聖女様』を召喚するのも、物語的にスパイスが効いていてお薦めだと言うことなのですよ♡」




