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第2533話、わたくし、世界は変えられなくても、自分の人生は変えることができるし、実はそれこそが『最強の魔法』なの♡【解説編】

ちょい悪令嬢「──うおおおおおおおお! 今期夏アニメの『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワ○クスメイドです(誇)!』と、『ヘルモ○ド ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~ はじまりの召喚士』の二作とも、『AB○MA』様で地上波先行配信が無料化される前に、無料で視聴したぜ!」




メリーさん太「えっ、無料になる前の先行配信を、無料で見たって…………………………………ま、まさか、あんた、『違法視聴』したんじゃッ⁉」




ちょい悪令嬢「──ちょっ、何てこと言い出すんですか⁉ そんなことしませんよ!」


メリーさん太「だったらどうやって、無料配信が始まる前に視聴できたんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「順を追って説明いたしますと、基本的に先行配信された作品を、無料で見られるようになるのは、最初に先行配信されてから大体一週間後からと言うのが、『慣例』だと思われるでしょ?」


メリーさん太「うん、そのパターンが一番多いんじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「違うんですよ」


メリーさん太「『違う』、って?」


ちょい悪令嬢「実は『待機期間タイムラグ』は、ジャスト『0』、なのです」


メリーさん太「『0』、って?」




ちょい悪令嬢「つまり、『AB○MA』様で先行配信が始まったら、まさにそれと『同時』に、無料で視聴できるのです!」




メリーさん太「──はあああああああああああ⁉ つまりそれって、地上波よりも先行配信しているやつも、実は『無料』だったわけ?」




ちょい悪令嬢「いえ、地上波よりも先行配信している作品は、基本的に有料ですよ?」


メリーさん太「……もう、あんたが何を言っているのか、全然わからなくなったんですけど?」




ちょい悪令嬢「実は最初の先行配信については、無料で公開されているのですよ。──ただしそれは、テレビ放送みたいなものだから、その配信の『時間割り(タイムスケジュール)』通りでしか視聴できず、その時点の公開が終了したら、一週間後とかに正式に無料配信が開始するまでは、無料で視聴することはできないのです」




メリーさん太「……あ、あの、イマイチおっしゃっている意味がわからないのですけど、もっと簡潔に述べていただけませんか?」


ちょい悪令嬢「普通の『テレビ放送』になぞらえると、『生放送』の時だけが無料なんですよ。最初の先行配信の時と、その後何回か行われる『見逃し配信』の場合は、決められた期間内ならいつでも視聴できる通常の無料配信時とは違って、『番組表』に定められた時間内でしか視聴できず、それ以外の時間においては有料になるのです」


メリーさん太「へえ、無料配信が正式に始まる前にも、ちゃんと番組表を確認していれば、無料で視聴することができるんだ?」




ちょい悪令嬢「──それで、今期夏アニメのうち、『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワ○クスメイドです(誇)!』、と『ヘルモ○ド ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~ はじまりの召喚士』の二本を、一般的な無料公開よりも一週間ほど早く視聴したわけなんですけど、これがむちゃくちゃ良かったのです!」




メリーさん太「ああ、そういえばその二つって、うちの作者が特に推しているやつだっけ?」




ちょい悪令嬢「そもそものお目当ては、本作『わたくし、悪役令嬢ですの!』の前回第2532話の【突発短編】のモチーフに使わせていただいた、『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワ○クスメイドです(誇)!』だったんですが、『ヘルモ○ド』も良かったですよ! むちゃくちゃ創作意欲がわいて、新作案を一本ひねり出しました!」


メリーさん太「そういや、ついにア○ン君と勇者様が、特別試合エキシビションマッチで戦うエピソードだったっけ?」


ちょい悪令嬢「つまり勇者様にスポットが当たった話だったのですけど、『彼』ってむちゃくちゃ重要なモノローグを連発してくださったのです!」


メリーさん太「ほう、例えばどんな?」




ちょい悪令嬢「ア○ン君てば、相手が人類最強の勇者なので出し惜しみ無く、最強クラスの召喚獣として、ドラゴンやケルベロスを召喚したんだけど、それを見た勇者様が、




「……まるで『魔王』を、相手にしているようだぜ」




 ──と、おっしゃったのですよ!」




メリーさん太「そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「そうです、実はア○ン君が召喚しているのは、魔族の大陸に棲んでいるモンスターでは無いのかと言う、本作の作者の予測を裏付けているとも言えるのですよ」




メリーさん太「……いつものごとく単なる妄想だと思っていたけど、一気に信憑性が増したな」


ちょい悪令嬢「いっそのこと、実はア○ン君自身が、現在における『魔王』そのもので、魔族が人間領に侵攻しているのも、魔王様のことを探しているからだったりして」


メリーさん太「──いや、いくら何でも、それは無いだろ⁉」


ちょい悪令嬢「まあでも、ア○ン君が魔王並みの、人類側の最重要キャラであるのは間違い無いでしょう」


メリーさん太「ア○ン君が最重要? 勇者様では無くて?」


ちょい悪令嬢「ぶっちゃけ勇者様は、『現場の一兵士』に過ぎず、全体を俯瞰的に見ていると言う意味では、ア○ン君と何かと敵対している現国王様のほうが、よほど重要キャラでしょうね」


メリーさん太「なるほど、確かに戦争の主導権を完全に握っている魔王様はもちろん、この世界がゲームだと知っているア○ン君なら、世界そのものを俯瞰的に見ることができるわな」




ちょい悪令嬢「それに対して勇者様のほうは、確かに『強さ』だけでいえば、ア○ン君はもちろん、魔王様にも匹敵するかも知れませんが、所詮は現場の一兵卒がどれ程強かろうが、戦争の状況自体を変えることなぞ不可能なのですよ。しかも少なくとも現時点においては、人類側の『唯一の希望』であるからには、本人自身は()()()()()()()()()()()、自分を信じて希望に燃えて戦場にやって来た仲間たちが、()()()()()()()()()()のを見ながらも、独り戦い続けなければならないと言う、文字通り『地獄そのもの(ヘルモード)の状況』にいるのです」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「そんな時出会ったのが、ア○ン君であり、その大局を見据える眼力は、勇者である自分すら舌を巻くほどで、しかもエルフの予言者の言うところの救世主である、『はじまりの召喚士』だと言うでは無いですか! これはもう、テンション爆上げですよ!」




メリーさん太「……へえ、『最強の勇者』も、いろいろ『抱えている』んだなあ。そんな『人類の希望』であるはずの彼にとっての、そのまた『希望』であるア○ン君て、一体どれだけ凄いんだよ? やはり『転生者』は特別なのかねえ?」


ちょい悪令嬢「『転生者』であり『ゲーム知識』が有るのも、大きいかと思いますが、それよりも何よりも、世界そのものを変えるよりもまず、自分自身の生き方を変えようとするスタンスが、凄いのでは無いでしょうか?」


メリーさん太「……『自分のスタンスを変える』? 何だそりゃ? しかもそれがどうして、『世界そのものを変える』ことよりも凄いんだよ?」




ちょい悪令嬢「『ヘルモ○ド』の作品世界は、身分制度が厳格に確立しており、ア○ン君自身は農奴の両親のもとに生まれましたが、現代日本人として到底受け容れられることではありません。──だったら彼は、超チートスキルである『召喚術』を使って、世界そのものとは言えないまでも、自分を統治している貴族領において、革命でも起こして、身分制度そのものを変えようとしましたか? ──否! 彼はあくまでも自分自身の努力で、自分自身の人生そのものを変えることによって、道を切り拓いていき、現在では国王や勇者やエルフの最高権威者である予言者すら認める、人類側における最重要人物にまで登りつめたのです!」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「これは今回同時に視聴した、『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワ○クスメイドです(誇)!』も、御同様なのです。主人公のメ○ディちゃんが、知らずに確保した『魔王の魂が宿っている小犬』に対して、先代の『聖女』様が、『当代の聖女でありこの物語のヒロインであるあなたなら、魔王の魂を浄化できるのよ』と教え導こうとしたところ、『……聖女? ヒロイン? 違いますよ、私はあくまでもメイドです!』と高らかに宣言して、小犬はあくまでも自分の仕えるお嬢様である、ルシ○ナちゃんにふさわしいペットとして、可愛がることを決意することによって、自然と『魔王の魂が宿っている小犬』では無くなってしまったのです」




メリーさん太「──やはり彼女には、世界を改変する力が有るわけか⁉」




ちょい悪令嬢「でも、本人の意識としてはあくまでも、『理想のメイドになろう』としているだけで、メイドとしての奉仕の心や、御主人様ヘの全身全霊の敬愛や、その他の周りのみんなの幸せを心から願っていることこそが、どんどんと周囲に変化を及ぼしていって、本来の『シリアスな聖女の物語』を、『底抜けにハッピーなメイドコメディ』に変えてしまっているだけなのですよ」




メリーさん太「つまりそれこそが、前回の【突発短編】のテーマなんだな?」




ちょい悪令嬢「はい、実はあの【突発短編】の初期案における、本来の登場人物メインキャラは『聖女と勇者』だったのですが、そんな押しつけられた人生なんて嫌だと言うことで、聖女がその絶大なる力で、『魔力測定検査』において、自分の分と幼馴染みの勇者の分をごまかして、聖女の責務を放り出してしまうのです」




メリーさん太「──だったら、『魔王退治』はどうするんだよ⁉ 魔王に対抗できるのは、聖女と勇者しかいないんだろ⁉」




ちょい悪令嬢「その聖女と勇者がいなくなったものだから、魔王自身も存在意義に疑問を持ってしまうのですよ。『……あれ? いつまで経っても、聖女も勇者もやって来ないけど、俺は何もしなくていいの?』と。それでほんの気まぐれに、人間社会に紛れ込んで、人間の使う魔術の論理書を手に取ってみたところ、すっかりハマってしまったのですw」




メリーさん太「【突発短編】によると、魔王は生まれながらに何の疑問も無しに、魔術が使い放題だったので、それが当たり前と思っていて、人間のように論理から勉強して、いろいろと修行する必要なんて無いからな」


ちょい悪令嬢「でもむしろ逆に、これまでまったく考えていなかったからこそ、魔術を実現する『論理学』に惹かれたのですよ。例えば論理を完全に習得して、独学で改良を施せば、自分のオリジナルの魔術を使えるようになるんじゃ無いかってw」


メリーさん太「ああ、なるほど。大金持ちの坊ちゃんが、超高級車ばかり乗り回していたところ、ふとしたことから『カスタムカー』の存在を知り、その魅力に完全に捕らえられたようなものか」




ちょい悪令嬢「魔王とか聖女とか勇者とか言った、固定観念なんか捨て去って、自分の人生を変えようとすれば、自ずと自分を取り巻く世界そのものも変わってしまうんですよね。まさか魔王様御自身も、人間の学術論文に熱中するあまり、聖女の罠にまんまと嵌まって、人間の王城で働くことになり、しかも聖女と勇者の娘の教育係になるとは思わなかったでしょうよ♡」

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