第2515話、わたくし、『左ききのエ○ン』の冴えない主人公の光○氏が、めちゃくちゃ『勝ち組』だったことにびっくり仰天ですの⁉
「ファーテ○マ、あなたに密命を与えます。──『日本』に行きなさい」
………………………………はあ?
突然現在のモンゴル軍の宿営地において、最も豪奢なテントへと、私こと『ファーテ○マ(偽名)』にして『シ○ラ(本名)』を呼び出した、本当の雇い主であり、後の皇帝クビライ=ハンの生母であられるソルコク○ニ様は、開口一番とんでもないことを言い出したのであった。
「……ええと、『日本』って確か、この大陸の東の果ての海に浮かんでいる、ちっぽけな島国のことでしょう? そんなところに私なんかを派遣して、一体何をやらせようと言うのです?」
時期的にも、『今期夏アニメ』仲間の『ワールド イズ ダンシ○グ』の世界に入り込んで、『歌舞伎の真の創始者』と讃えられている、伝説の女性芸能者『出雲阿国』となって、日本の伝統芸能の礎にならせるとか?
「あなたに日本でやってもらいたいこと、それは『サーカス』です!」
──そっちかあああああああああああああああ!!!
「同じ『今期夏アニメ』だけど、『ワールド イズ ダンシ○グ』では無くて、『グロウア○プショウ ~ひまわりのサーカス団~』のほうだったのかよ⁉ ──いやいや、それって『時代考証』的に大丈夫なの⁉」
「何を言っているのです、実はサーカスは、我がモンゴル発祥なのですよ?」
「──そんなの初耳なんですけど⁉」
「サーカスと言えば『テント』! そしてテントと言えば、我々『遊牧民』ならではの移動式住居『ゲル(※『パオ』とも言う)』! サーカスが、我々モンゴル民族の生活や娯楽の中から生み出されて、大帝国の版図拡大とともに世界中に広まっていったのは、人類の文化史にとって必然だったのです!」
「こ、この女、いかにももっともらしいことをッ……………………でも、『ウィキペデ○ア』によると、サーカスの発祥地は、18世紀のイギリスだと──」
「何言っているのですか? この時代に『ウィキペデ○ア』なんて存在しませんよ」
「──それを言ったら、『近代サーカス』も存在しないだろうが⁉」
「そりゃあ『近代サーカス』ならね。発祥は18世紀で、場所はイギリスの『アストリー・ロ○ヤル演芸劇場』だと言うのが定説ですし。──しかし、『サーカス』と言う言語や概念自体は、もっと昔から世界中に存在していたのですよ? 最も有名なのは、ローマ帝国の衰退期にあって、なおも市民たちは当時の皇帝に対して、『基本的な衣食住だけでは無く、サーカスも楽しませてくれ!』と、駄々をこねていたそうですよ?」
「ああ、いわゆる『パンとサーカス』か?」
確かに概念としてのサーカスなら、古代ローマ時代から存在していたと言えるよな。
「……だったら、基本的に人生のほとんどを移動式テントの中で過ごす『遊牧民』である、あなた方モンゴル民族は、当然宿営地において、日々の娯楽や放牧や季節ごとの祝祭を行うわけだから、『テントと動物絡みの曲芸興行』である『サーカスもどき』が、自然発生してもおかしくはありませんよね」
「ようやくご理解いただけたようで、嬉しいわ♫」
「──いや、それとこれとは、話が別です! 問題は、何でこの私が、遙か遠くの日本くんだりまで行って、サーカスなんかしなければならないかってことでしょうが⁉」
「実はこれも、我が帝国の『戦略』の一つなのですよ。この場合『パンとサーカス』と言うよりも、『飴と鞭』のほうがふさわしいでしょうか」
「はあ?」
「時系列は前後しちゃいますが、私のお抱えの占い師の予言によれば、何と世界最強の我がモンゴル帝国軍は、たかが極東のちっぽけな島国に過ぎない日本に対して、二度の大規模侵攻を試みるも、二度とも敢えなく撃退されてしまうとのことなのです!」
「なッ⁉ これからまさに、ユーラシア大陸の主要部分を手中に収めることになる我が帝国が、日本ごときに遅れをとるですってえ⁉」
「まあ、戦略的かつ戦術的にも、海を渡っての島国攻略自体が、非常に困難なのは、歴史的にも明らかなんですけどね。ナポレオンやヒトラーの挫折と言えば、『ロシア遠征の失敗』ばかりが取り沙汰されますが、その両者共まず先に、『イギリス攻略』をし損じていることを忘れてはならないでしょう」
「──だから、『時系列』をもう少し考慮しようや⁉」
だが確かに、『騎馬』を主体とする『陸軍大国』であるモンゴル帝国にとっては、日本のような島国侵攻は、『鬼門』と言えよう。
「そこで、軍事的な侵攻が失敗する可能性をあらかじめ考慮して、内部工作を密かに進めておくことにしたのです」
「……それが、『サーカス』ですか?」
「ええ、謹厳実直でならしている日本人を、サーカスの魅力で堕落させるとともに、団員のほとんどを構成しているモンゴル人のずば抜けた身体能力を始めとする優秀さを思い知らせて、本能的に逆らえないようにするのです!」
「──この時代はまだ『鎖国』はしていないとはいえ、そんなに易々と外国人が入国することができるのですか⁉」
「だったら、全員偽名を使って、『日本人』と言うことにしましょう。あなた自身、偽名を使うことに忌避感は無いようですしねw」
「……さあて、何のことやら」
「あなたは今日から、日本の名家の令嬢である、『皇七○』と名乗りなさい。確かに人種の違いが有るかも知れませんが、『中の人』が同じだから大丈夫でしょう。あなたはこれから『皇サーカス』の初代団長として、日本のサーカス文化の興隆に全力で貢献するのです!」
「──結局今回も、『関○明良さんネタ』じゃねえか⁉ だったら今年の夏において私は、『同人漫画』を描いたり、『元勇者の日本逆転生』をしたり、『乙女怪獣マニアの超お嬢様』になったり、『ドッチボールJS』になったり、『本格的ダークファンタジー世界の軍事大国の二重人格お姫様』になったりしなくちゃならないのかよ⁉」
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メリーさん太「……何だよ、今回の【突発短編】は? これって完全に、『思いつき』だけでつくっているだろうが?」
ちょい悪令嬢「──それどころではありませんよ、すっげえ『新事実』が判明したのです!」
メリーさん太「『新事実』って、やはり関○明良さん関連でか?」
ちょい悪令嬢「はい、ただし今期夏アニメでは無く、前期春アニメの『左ききのエ○ン』に関してですが」
メリーさん太「『左ききのエ○ン』については、この前大々的に考察したばかりだし、今更どんな『新事実』が判明したって言うんだよ?」
ちょい悪令嬢「朝倉光○さんに関してです」
メリーさん太「──エ○ンと並ぶ、『もう一人の主人公』じゃねえか⁉」
ちょい悪令嬢「とはいえ、文字通りの『天才』であるエ○ンに対する、『比較対象』として設定されたキャラですからね。『天才にあこがれ続ける天才になれないキャラ』として描かれていて、本編中はずっと『イマイチぱっとしない』感じに統一されていましたよね」
メリーさん太「そうだよな、そのせいも有って、ファンの間でもあまり人気が無いんだよねw」
ちょい悪令嬢「……ふっ、そんな『上から目線』でいられるのも、今のうちだけですよ」
メリーさん太「え」
ちょい悪令嬢「グラフィックデザイナーとしても、イマイチうだつの上がらない彼ですが、一応社内において出世を重ね、それなりに評価されており、実生活においてもしっかりと結婚していて、お子さんも儲けられているのです」
メリーさん太「へえ、そうなんだ? いかにも『結婚なんてクソ食らえ』って感じの、破天荒なキャラばかりの中で、かなり珍しいパターンだな?…………まあ、そこら辺のところこそが、いかにも『凡人』らしくて、彼らしいと言えるけどねw」
ちょい悪令嬢「『お相手』は、誰だと思います?」
メリーさん太「えっ、『お相手』って…………そのつまり、光○氏と結婚した女性のことか?」
ちょい悪令嬢「もちろんですよ」
メリーさん太「……何か平凡なモブキャラと平凡に結婚しそうな感じだけど、あんたがそのように聞いてくるってことは、『ネームド』のキャラと結婚したわけなんだよな?」
ちょい悪令嬢「ええ」
メリーさん太「誰だろう? 最有力候補だった加藤さ○り女史は、ニューヨークで取引先の好青年と結婚したし、まさかエ○ンじゃ無いだろうし」
ちょい悪令嬢「ヒントは、先程も述べたように、『関○明良』さん関係です」
メリーさん太「『左ききのエ○ン』において、『関○明良』さんに関係するのって…………………ちょっ、まさか⁉」
ちょい悪令嬢「そうです、前期春アニメの『左ききエ○ン』において、関○さんが担当なされた、『岸あ○り』嬢でございます」
メリーさん太「──超絶美人で、芸大出身の才媛で、世界的トップモデルじゃねえか⁉」
ちょい悪令嬢「そんな文字通り『最上位の女性』と結婚できるなんて、光○さんたら間違いなく、男性としてトップクラスの『勝ち組』ですよねw」
メリーさん太「……原作漫画版の番外編で、女性キャラたちからむちゃくちゃディスられていたくらいだから、てっきり『モテない』ものと思っていたのに、まさか作中指折りの『いい女』である、あ○り嬢と結婚していたなんてッ」
ちょい悪令嬢「まああの二人って、学生時代に付き合っていて、同棲までしていましたしね♡」
メリーさん太「でも、モデルなんて年齢的にいつまでも続けられるわけが無いし、広告業界だって『AI化』の荒波の中で、けして未来は明るいとは言えないし、手放しで『勝ち組』とは言えないのでは?」
ちょい悪令嬢「既にお子さんがいるそうですが、もしもそれが『女の子』なら、どうでしょうね?」
メリーさん太「──岸あ○りの血を引いていて、父親が広告界でそれなりの影響力を有しているとか、既に『芸能界での大成功』が、約束されているようなものじゃねえか⁉」
ちょい悪令嬢「家庭を持ち、子供を育てると言うことは、『人生を二度楽しめる』と言うことでも有るのですよ。しかも夫婦のステイタス的に考えれば、文字通りに『強くてニューゲーム』そのまんまですからね。やはりちゃんと結婚して子育てをしてこそ、人間は『真の勝ち組』になれるのですよ☆」




