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2507/2536

第2507話、わたくし、今期夏アニメのお薦め作品をご紹介いたしますの♡【前編】

ちょい悪令嬢「──と言うわけで今回は、いよいよ作品が出揃ってきた、近年希に見る『大豊作』との呼び声も高い、今期夏アニメのお薦め作品をご紹介したいかと存じます!」




メリーさん太「……連載2500話達成記念回以来、最近『重い内容』のエピソードが続いていたからな。ここらでちょっと『お口直し』をしようって趣旨か?」




ちょい悪令嬢「それも無くは無いですが、むしろ純粋な『親切心』によるものでございますわね」


メリーさん太「『親切心』て、あの『唯我独尊』のうちの作者がか?」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、本作の作者がつい、『余計なお世話』的なアドバイスをしたくなっちゃうほど、今期夏アニメは蓋を開けたら、ほぼすべての作品が『評判が良く』、まさに文字通りの『嬉しい悲鳴』の連続であり、さぞや読者の皆様におかれましても、一体どの作品を見ればいいのか迷っておられることかと存じます!」




メリーさん太「……うんまあ確かに、今期夏アニメはどの作品も『甲乙付けがたく』、それなりの『指針』は必要かと、思うけど──」


ちょい悪令嬢「『けど』?」




メリーさん太「うちの作者なんかに、『適切なガイド役』なんて務まるのか? どうせ既に当座談会で取り上げた、『これ描○て死ね』のような思い入れたっぷりの作品や、『グロウア○プショウ ~ひまわりのサーカス団~』みたいな、偏った趣味のやつを推奨するつもりだろうが?」




ちょい悪令嬢「ああ、大丈夫です! 今回ご紹介するのは、本作の作者の個人的趣味を封印して、『万民にお勧め』の作品をセレクトいたしましたから!」


メリーさん太「……ホントか? まあとりあえず、タイトルを挙げてみてよ?」




ちょい悪令嬢「『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワ○クスメイドです(誇)!』と、『手札が多めのビクト○ア』でございます☆」




メリーさん太「……あれ、本当に至極『真っ当な作品』を挙げてきたぞ?」


ちょい悪令嬢「本作の作者としても、自分の趣味ばかりゴリ押ししているのを反省しつつ、実際に視聴してみると好感度抜群であったことだし、これなら皆様にお勧めしても大丈夫だと確信して、セレクトしたわけでございます」


メリーさん太「でも、『万人受けする』と言うことは、『尖ったところが無い』わけで、本来うちの作者の守備範囲では無いのでは?」


ちょい悪令嬢「確かに、『登場人物が善人だらけ』であり、『主人公が万能でやることなすことすべてうまく行く』ところなんて、いかにも『ゆるい女性向けなろう系』って感じですわね」


メリーさん太「そんな作品を、あえてうちの作者が推奨するのは、なぜなんだ?」


ちょい悪令嬢「それは当然、一見『ゆるそう』だけど、ちゃんと『一本筋が通っている』からですよ!」


メリーさん太「……『筋が通っている』、だって?」




ちょい悪令嬢「まず、『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワ○クスメイドです(誇)!』のほうですけど、彼女は一見ごく普通の女の子のように見えながらも、実は『魔王を倒して人類を救う聖女』としての、最上級のチートスキルを与えられているのですが、その力のすべてを、人生の目標である『メイド業』にのみ注ぎ込んでいるのですッ!」




メリーさん太「──『馬鹿アニメ』じゃねえか⁉ つまりうちの作者が『メイド好き』だから、推薦しているだけなのでは⁉」


ちょい悪令嬢「作品世界観設定が、『ここまで』ならね。──しかし、彼女にはまだ、『真の顔』が有ったのです!」


メリーさん太「え、既にタイトルの、『ヒロインでも聖女でも無くて、メイドです!』と言うのをクリアしているのに、まだ何か『隠し設定』が有るのか?」


ちょい悪令嬢「実は主人公の前世は、日本人だったのですよ」


メリーさん太「ほう、『転生者設定』も有るわけなの? むしろ、よりありきたりになっただけでは?」




ちょい悪令嬢「それが、『チートスキル』とかまったく無かった普通の日本人の段階で、むちゃくちゃ研究熱心で、しかも現代においてはスマホやパソコンと言う『アカシックレコード』同然の万能便利道具がすぐ手元にあるために、幼くしてガチの『全知』レベルに到達すると言う、『完璧超人』ぶりだったんですが、むしろそれが災いして、既に知り尽くしてしまった世界のすべてに興味を失い、何ら面白みの無い人生を淡々とこなすだけになってしまったのです」




メリーさん太「……ああ、『天才』ゆえの、お定まりのパターンてやつか」


ちょい悪令嬢「そんな彼女の運命を変えたのが、実は『メイドさん』との出会いだったのです!」


メリーさん太「──何でいきなり、メイドなの⁉」




ちょい悪令嬢「既に世界的な著名人となっていた彼女は、各国の上流社会とも繋がりができていて、そのうちの一人のお屋敷に招待された時に、マジモンのメイドさんと初対面エンカウントしたところ、そのプロフェッショナルさとエレガントさと可憐さとに、完全にノックアウトされて、『メイド愛』と『メイド道──略してメイ道』に目覚めて、己自身メイドになることを決意したのです!」




メリーさん太「──えええええっ、同じ『メイド愛好家』として、その気持ちわからなくも無いけど、せっかくの『世界的頭脳』がもったいないんじゃ無いの⁉」


ちょい悪令嬢「何言っているんですか⁉ むしろ『世界的な頭脳』だからこそ、メイドにふさわしいんじゃないですか!」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「『メイド』と言うと、御主人様のお世話とか、来客の接待とかが、メインのお仕事と勘違いされている方がほとんどかと思いますが、それは極一部に過ぎず、大昔の西欧の大貴族や豪商に仕えるメイドさんは、いろいろな職務に対応して細分化されており、炊事洗濯掃除をそれぞれ複数で担当しているだけでも大人数なのに、その他にも、さっき申した家人専属の者や、接客専門の者が、それぞれ複数いるし、全体を取り締まるメイド長を頂点に、その家の当主を補佐する執事さんみたいな者や、経理等の管理部門を担当する者や、馬や馬車や自動車等を管理する者や、離れの狩猟小屋等を管理する者や、遠隔地の別荘や別宅を管理する者(もちろんその中においても細分化されている)等々と、文字通りに多岐にわたり、その数え切れない業務を、大勢のメイドさんで分担することで賄っているのです」




メリーさん太「……ちょっと待って、該当の作品のタイトルが、『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワ○クスメイドです(誇)!』になっていると言うことは──」




ちょい悪令嬢「そうです、今言ったすべてのメイド業務を、主人公さんがただ一人でやりこなしているわけなのですよ☆」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「まあそれも、主人公が現代日本にいた時点で、『全知』レベルの能力を有していて、しかも異世界転生をすることで、『聖女』レベルの万能スキルを獲得しているからなんですけどね」




メリーさん太「……確かに、聖女レベルのチートスキルが無いと、『オールワークスメイド』なんてやってられないし、逆に言うと、『オールワークスメイド』こそ、聖女レベルのスキルを完全に役立てることのできる、格好なジョブとも言えるかもな」


ちょい悪令嬢「『魔王退治』なんかに全投入するよりも、よっぽど建設的ですしね♫」


メリーさん太「いや、いくら何でも、『魔王退治』のほうを優先すべきだろ⁉」




ちょい悪令嬢「大丈夫大丈夫、こういったパターンだと、メイド業をやることによって、真に理想的な『魔王退治』を成し遂げたり、下手したら『魔王勢力との和解』をやってのけたりするものなんですよ♡」




メリーさん太「あ、有り得る……」


ちょい悪令嬢「それもこれも、主人公がただ単に、転生者だから棚ぼた的にチートスキルを授かって、万事うまくいっているのでは無く、元々日本人としても『全知』レベルだったので、『なろう系』のセオリーを外しつつも、結局最も理想的な結末へとたどり着かせているわけなのです。──ねえ、『一本筋が通っている』でしょう?」


メリーさん太「そ、それって──」




ちょい悪令嬢「そうです、まさしく『集合的無意識とのアクセス方式』であり、主人公は現代日本にいた時点から、集合的無意識とのアクセスをなし得て、『全知』そのままの知識を得られるようになっていたので、『剣と魔法のファンタジー異世界』に転生しても、魔法すらも『集合的無意識とのアクセス』で実現できるのを知り尽くしていて、少しも動じること無く、すべてを最初から意のままにコントロールできていて、思う存分最大の夢である、『メイド道』を突き進んでいるわけなんですよ♫」







(※次回に続きます)

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