♪初めてのお仕事♪ なんで僕?
「一週間前、配下が馬鹿な事をやろうとして、
それを止めたところなんだよねレイン」
『そうですね主』
同情する様な目でレインが見てくれる。
ヴァイスは激怒した。
まさにそれだ。まじで、人類さん達本気でやめて下さい。君達のせいで休む暇がないんですが。
僕が嘆いている理由は全てが終わり部屋で緑茶とサングエに罰として買わせた銀座の名店の饅頭を齧っていた時である。
『叡智が世界の異常を探知しました。
叡智之管理者保持者は、然るべき人材と共に対処をお願いします』
之を見た瞬間、僕が最初に思った事は
「えっ、叡智之管理者ってそういう事しなきゃいけないの!?」
僕は怠惰の魔王だよ?なんで、最初に働かなければいけないの。
怠惰の魔王じゃないよね、明らかに勤勉の魔王とかだよね。勇者に勤勉之管理者保持者がいたからそいつでいいじゃん。
まぁ、サマエルさんが怖いからちゃんと働きますが(血の涙)!
さて、今回の異常はとある魔王達が人間と友好的な関係になろうと人間と交渉しているらしい。
うわ、叡智ってプライバシーの侵害所の話じゃないでしょ。
それよりも、この魔王達まじでフ・ザ・ケ・ン・ナ。血祭りにしてやるよ。
さて、此処重要魔王達。そう、複数人いるですよ。
男爵十五人、子爵十人、伯爵五人、侯爵が一人の計三十一魔王(笑)です。
一応、サマエルさんには連絡をする。
『そんな軟弱魔王殺っちゃて下さい。新しいの入荷するんで。
はっきり言えば七大魔王級以外は使い捨てなんで』
GOサイン来ましたー。なんか、魔王Tubeというサマエルさんが作った魔王内での動画サイトでそれを流すらしいです。
裏切り防止ですね、分かります。それじゃあ僕もスターリンも真っ青な粛清やってやるよ。
やぁ、みんなこんにちは僕はリング。日本の魔王で、爵位は伯爵だよ。
現在、魔王Tubeという我らが神のサマエル様が作った動画サイトで強制閲覧として『怠惰の魔王ヴァイスのスターリンも真っ青な粛清シーン』
なんでも、魔王が人類に媚を売っているから、それを粛清するらしい。
怠惰の魔王ヴァイス様は、公爵の魔王の一人でつい一週間前に大量の人間をほぼ壊滅状態にしているのである。
龍やら、鉄球やら挙げ句の果ては勝手に消えていくという格の差をじっくり見せられました。
場面は、三十一の魔王が円卓を囲んで会議をしているところ。そこに何処からともなくヴァイス様が現れた。転移の魔法である。
之は、一人だけ転移するのでも九階位の魔法という燃費が悪い事で有名である。
実際に現在使う事が出来るのは今の所サマエル様とヴァイス様、敵神ゼウスだけらしい。
『こんにちは、そして安らかに寝てくれ
【呪魔法・侵食炎】【攻撃魔法・黒炎不死鳥】』
近くの男爵の頭から黒い炎が現れる。その炎は徐々に鳥の形になり男爵を燃やし尽くしてから他の男爵に向かう。
勿論無詠唱である。
魔法には、様々な属性があり、具体的には火、水、氷、風、雷、地、生命、光、闇、死霊その他色々。
そこから、その属性を形にする種類が攻撃魔法、防御魔法、補助魔法、錬金魔法、呪魔法、召喚魔法の六つと特殊魔法という侯爵以上の魔王が使える魔法等もある。
そこから階位という魔法の難易度がある。最高で二十まであり、噂では公爵以上の者しかその二十階位は使えないらしい。
そして、ヴァイス様は魔王チャット(魔王達のコミュニケーション場)の間では神に次いで全ての魔法を扱えると有名である。
その分、近接戦闘は他の公爵よりも弱いらしいが。
『あぁ、本当に最悪。君達のせいなんだよね。
君達が馬鹿な事しでかしたからこんなに今不機嫌なんだよね。
使い捨ての道具達が勝手に動くんじゃないよ
【召喚魔法・増殖飢鉄】』
人類を撃退した時の鉄球をヴァイス様が召喚魔法で出現させる。
召喚魔法とは、亜空間に入れておいた物を出し入れする魔法と僕達魔王間魔法研究部は考えている。この研究部とは、ある意味派閥の様なものである。
この鉄球により二人の男爵の魔王が食われながら殺される。焦らすかのようにジリジリと肉食獣が弱者をいたぶる様に噛んでいく。
声にならない絶叫が響く。
『おぉぉぉのぉぉおれ!』
『あははは、何を怒ってるんだい?
この結末が起きたのは君達のせいなのに。
それで、罰を受けている。なのに怒る、之が滑稽で滑稽でねぇ。
僕は、まさにコメディーを見ているようでね』
僕の3倍ほどの体格の厳格そうな男が叫ぶ。之が公爵なのだろう。大剣を背に背負っている。魔王の名はチェンバレン、近接戦と火魔法を得意とする。
それをヴァイス様は対面に立っておちょくる。仮面をしていても分かる。ニヤニヤと笑っているのがありありと分かる。
『チェンバレン、イギリスのネヴィル・チェンバレンとと似ているねぇ。
1937年~1940年の期間イギリスの首相をしていた人間だったね!
確かに君と似ているねぇ』
『何がだ!?』
『その馬鹿みたいな平和主義の所がね!
チェンバレンは、宥和政策を行いナチスを増長させた。
君達は、人類を増長させるだろうね。
そうそう、そろそろ周りを見てみな』
今迄、ヴァイス様とチェンバレンの周囲しか映ってなかった、そこから全体が映る。
そこには、既に食われて殺された魔王達と今なお増え続ける鉄球と戦う魔王達がいた。
生きている魔王はもはやチェンバレンを合わして五人、食われているの。除けば三人しかいない。改めてヴァイス様の強さに恐れおののく。
『さて、何故こんなバクが起きたのかを聞かせてもらおうか』
次の瞬間、二人の魔王の首がトマトのように潰れる。ヴァイス様の杖で殴られたのである。
チェンバレンはそれを驚いてつい後退る。
『さてさて、残るは君だけ。大丈夫、脳味噌さえあれば知りたい事は何でも知れるからね』
『うおおおおぉ!化け物めが、死ぃいねぇえええ』
チェンバレンが大剣を手に走る。それをヴァイス様が嘲笑うかのように避け、杖で足を攻撃する。
チェンバレンは転がる。そこを追撃と言わんばかりに大剣ごとてを潰す。
『【補助魔法・転移】、さて話は所でじゃなくてサマエルさんの所でしようか』
この映像を見たものは思った公爵達やサマエル様を絶対に裏切ってはならないと。
「さて、侯爵のチェンバレン。貴方は何故裏切ったんですか?」
「黙れ邪神!他の七大魔王も聞け、我々は元は人間でこの邪神に魔王にされたのだぞ!」
「ほぉ?それがどうしたのじゃ。儂らは知っておるが?」
「おい、出すもん出しやがれ!
そうすれば少しは苦しまずに殺してやるからな」
「「「そうだ!そうだ!苦しまずに殺してやるからな」」」
「ズィルバア、君は自身の城に飽き足らずここまで託児所にする気かい?」
現在、この円卓の部屋には僕、ロート、ズィルバア、サマエルさん、四肢を失くしたチェンバレンに十数人の子供達がいた。
ズィルバアはあの蹂躙時生きていた赤ん坊を何故か保護し育てているらしい。
曰く、「赤ん坊は一切罪がない。大人になるにつれ
て増えていく。ならば、俺手ずから育てて
罪なき存在のままでいられるか実験をした
い」
という事である。ただ、不可能であるも分かりそれを断念したが殺すのは後味悪いという事でそのまま育てていい感じに成長すれば魔物にする予定らしい。
現在、僕を含めた七大魔王全員による教育が施されている。
サマエルさん曰く未来の魔王候補達であるらしい。
「それを知るのは私と七大魔王以外はいないはずならどこで聞いたか。
いえ、どの神に聞いたんですか」
瞬間、周りの空気が凍る。そして徐々にサマエルさんを中心とし幾つもの蛇が這い出てくる。
神の力の片鱗を持ち、今回関係ない僕達でさえ体がブルりとする。チェンバレンは既にまたの部分を濡らし今にも泣きそうな顔で子供のように震えている。
子供達は幸い?な事に気絶している。
「答えろ、誰だ」
「ひっ、ひいぃぃ」
蛇がチェンバレンの体に巻き付く。舌をシュルシュルと出しおぞましい黒色の牙をこれでもかと見せる。
「アフラ・マズダー!
私に教えて下さったのはその方だ!」
「そうですか、死ね」
チェンバレンは突如塵になっていく。下から順に徐々に死を見せつけるかのように。
「ひぃ、ひいいいい死にだくない!私はまだ・・・」
「失せろ屑が」
そして、チェンバレンはこの世からいなくなった。
「我々の協力者が死んだか」
「アフラ・マズダー様方も落胆していられるだろう」
とあるコロニーの地下。そこに、黒い布切れに身を包んだ人間達がいた。
緑色の炎が付いた蝋燭たちが不気味に周りを照らすそこには人骨が散乱していた。
中央にはピラミッド、大きな鎌等など様々なものが魔法陣の上に置かれていた。
「いつの日か、神が世界に戻られるその日まで我等は戦い会おう」
「「「その通り」」」
nameチェンバレン
種族魔王爵位・侯爵
体力15,000,000
筋力10,000,000
俊敏9,800,000
知力5,000,000
魔力7,500,000
ユニークスキル
ダンジョン生成(効果なし)
限定念話
眷属召喚
眷属化
スキル
炎魔法Lv9
地魔法Lv5
風魔法Lv3
光魔法Lv1
生命魔法Lv3
大剣術Lv9
魔力操作Lv9
魔力回復Lv2
魔纏Lv5
魔法耐性Lv5
物理耐性Lv2
強化《信仰》Lv5
強化《自己中心正義(洗脳)》Lv10
称号
人類の敵・魔王・ダンジョンマスター
アフラ・マズダーの使徒 ・神への反抗者
裏切り者
チェンバレン
本来の名は、アーロン・クレイ。ロンドンを中心に政治活動をしていたが、あまりにも過激な正義の内容の為誰にも支持されなかった政治家。
侯爵と公爵の差がよく分かりましたか?現在の力量ならば多分ですが公爵以外の魔王全員VS公爵一人ならば公爵が勝つでしょうね。




