魔王二人でお偉いさん達に会います
久しぶりに之を投稿しました。
気が向いたので。
「さて、レイン」
『何でしょうか?』
僕は、笑顔でドアを閉めて脳しかないレインに笑顔を向ける。
爽やか笑顔である。
「僕は何も見なかった。そして、君も何も見なかった」
『主、それではいけません』
心底めんどくさい。何故あんな美男子が僕のダンジョンにいるのだろうか?同じ魔王で無ければ廃棄処分していたのに。
「俺は此処にいるぞ!
完全に目が合ってたよな!
お前マジで日本人か!?」
「あぁああ五月蝿い。
日本人全員真面目ちゃんだと思うなよ」
その思考を読み取ってかいなか扉が思いっ切り開く。
扉はダンジョン製だから壊れる可能性は低いけどね。
「折角年が近い奴がいると思ったのにこんな怠惰野郎だったとはな!」
『傲慢の魔王ズィルバア様、我が主になにか?』
「レイン、僕寝るから話が終わったら起こして」
僕は、ソファの方まで向かい横になろうとする。しかし、ズィルバアが僕の肩を引っ張りそれは叶わなかった。
「いやな、今人間共がスキルやらステータスが現れ、魔物や入れない場所が出来たりして混乱してるじゃねえか」
「そんな悪い顔で言うなよ。
しかも、つい最近まで人間だった奴の言葉じゃないよね」
「いいじゃねえか。
それでな、今国のお偉いさん達でそれの話し合いがあるらしいんだよな」
「あっ、察したから着替えさせて」
悪い笑顔で言うその顔はまさに悪役イケメン魔王。これ、大量の女が恋に落ちるな。
にしても着替えるのもめんどくさい。そうだ、着替えるのがめんどくさいならば魔法で創ればいいじゃない。
パチン
僕は指を鳴らし魔法で服を作る。この魔法は今自分が着ている(着替えずに寝ていた為)のを魔法で分解し変形させてローブにしただけである。
気分でティーカップで梟の絵が描かれた仮面を作る。
「おっ、行くのか!
それじゃあ空間魔法頼む」
「レイン、若しかしたら帰りが遅れるかも」
『了解しました』
「さて、場所は何処だ?」
僕は、面白そうだからその会議の場所に突入する事にした。
『であって日本からしたら~』
『中国としては』
『我々アメリカでは既に調査団の』
『既に私達は軍の』
ドーム状の建物の中には世界中の外務官が所狭しと英語で言い合いをしていた。
僕とズィルバア等公爵級の魔王はバベルの塔時代(バベルの塔が本当にあったのは驚きであるが)の言葉で話している為意思疎通に問題なかった。
「見ろよヴァイス!人間共が一生懸命無駄な話し合いしてるぞ」
「ズィルバア、僕が思うにこの話し合いは無駄な事じゃないと思うけどね」
僕達は丁度ど真ん中で現れた為に皆さん目を大きくお開きで。まぁ、仕方ないか。
僕も人間だった時なら驚いていただろう。
「こんにちは、俺はお前達にいくつかの有益な情報を言いに来た。
嗚呼、俺は傲慢の魔王ズィルバア」
「僕が怠惰の魔王ヴァイス。
僕達は現在不可思議な力で通れない場所、ダンジョンに住んでいる魔王だよ。
僕は日本のとある山がダンジョンだよ」
あっ、やっぱり何こいつっていう目で見るよね。ズィルバアの格好はTシャツにジーズンというこの場で合わない服装。
ってそれ海外の漢字Tシャツだよね。なんだよ”一日一殺”って完全に頭イかれてるだろ。
僕は僕でコスプレの様な格好だし。
『警備員、こいつ等を捕まえろ!』
一人の男が大声で叫ぶ。すると扉から黒スーツがいっぱいやって来た。
何あれカッコイイ。
まぁ、僕の魔法で永遠の眠りにつかせますが。
僕は、周囲に十数個の炎の玉を浮かべる。そして、その形を槍のような形にし次に闇魔法の一つの消滅付与を槍に付ける。
すると、炎は赤から真っ黒になる。そして、それを容赦なく奴等に投げる。
周りは今の光景を見て口をあんぐり開ける。ズィルバアは、目を輝かせてそれを見る。
「まぁ、【攻撃魔法・黒炎槍】
シンプルイズベストだね」
それは、黒スーツ達にあたる。当たった黒スーツ達は槍が刺さった所から燃え上がりやがて灰になっていった。
これで魔力は五千程使用した。まぁ、すぐ回復するが。
「それじゃあ話すぞ」
私は、後藤慎司は日本の代表としてこの会議にやって来た。そして、今命の危機に会っていた。
この会議は、謎の生命体の出現、入る事が不可能になった領域、不可思議な力の確認(ステータスやスキルと言うまるでゲームやラノベの様な話だが)、突然の消滅現象、それらを話し合う会議であった。
そこに突如二人の魔王と名乗る少年が現れた。そして、その少年達は情報をやると言い警備員達を殺した。
しかも、黒色の炎の槍という科学的にありえない方法で。
『さて、まず謎の生命体。あれは魔物というまぁ、ファンタジーの様に君達を害する存在だ』
日本語でも英語でもないのに何故か私達に分かる言語でズィルバアは話す。その声は私達を見下しているようである。
『この魔物は僕達魔王も作る事が出来る。
さて、魔王について話そうか。まぁ、簡単に言えばダンジョンという君達が現在入れない場所に住んで魔物を創って人間を攻撃しよう!という生物だね。
人間ではないよ』
『嗚呼、それに魔王には爵位という物がある。
七の公爵、三十五の侯爵、七十の伯爵、百の子爵、百四十の男爵がいる。
まぁ、俺達はそのトップの公爵だな。
そんでもって魔王がいる場所ダンジョンは後五年入れない』
私達の頭の中にあるのはこいつ等は人類の敵であるという本能から来る恐怖と怒りであった。
隣の外務官は放尿をしてしまっているが私はそれを笑えない。下手すれば私がこうなるからだ。
『そして、スキルとステータスはまぁ日本のラノベやゲーム、漫画でも読んで確認すれば?』
『すげぇめんどくさがり屋だな!流石怠惰の魔王。
まぁ、そうなんだがな』
この事に付いてはどうやらめんどくさい様だ。それに文句を言うことは私達に出来るはずがない。
『さて、僕は面倒くさくなったから帰るね』
『ちょ、待ってくれ俺も一緒に!』
そして、少年達は姿を消してしまった。
「あまり話すとサマエルさんに怒られそうだからね〜」
「確かに」
「魔王!お願いがあって来た!」
僕が緑茶、ズィルバアが珈琲を飲みながらチョコと羊羹を食べて談笑(主に先程の事)していたらカジがやって来た。
何だろうか?
「ダークマターという物質がこの宇宙にはあるらしいな」
「はい?」
「他にもミスリルやオリハルコン、アダマンタイトetc.....そういった物をこのダンジョンで創って欲しいのだ!」
こいつ、何を読みやがった?ダークマターはどういった物質か全く分からず、他の三つは架空のファンタジーの話である。
「ねぇ?レイン」
『カジは、恐らく主が暇つぶしに読んでいた異世界転生系の小説を読んだ結果ああなったと思います』
「成程、カジ無理だね」
「「なっ!」」
何故かズィルバアまで驚くがまぁダークマターは兎も角架空の物質は無理である。
ダークマターはどういった物質か分からないから創るのがぶっちゃけ怖い。
若しかしたらサマエルさんは架空の物質の存在も知っているかもしれないが。
しかし、それでは何か可哀想である。なので代替案を考える。叡智之管理者の力で。
さながらネットサーフィンである。
「なになに、強大な魔力に金属が当たると魔道金属となるか。
だからこれで我慢してねカジ」
「分かった!すまんな無理言って魔王」
ズィルバアは、自身のダンジョンへ戻り(今度向かう事が確定したが)真夜中頃。
草木も眠る丑三つ時、僕とレインはカジが作ってくれた地下の研究室で金属を見ていた。
「さて、魔力は人によって違う。そして、それの顕著なのが見た感じ僕の様な公爵級の魔王だらうね」
『そうですね。
主とズィルバア殿では全くタイプが違いますからね。
人間がやったら多分特殊な事例を除いて同じでしょうね』
僕の魔力は、全てに適応した様なオールラウンダーとするならばズィルバアは罪人を燃やすような荒々しい炎だろう。
「それでは、トップバッターはこの水銀にしようか」
水銀、原子番号八十番。常温で液体な金属でバッテリーや蛍光灯に使われている。
遥か昔は錬金術や錬丹術にも使われており中国では不老不死の薬として皇帝達がそれを飲み集団で死んだ事もあるらしい。
「まぁ、そこまで劇的な変化が起こるわけじゃないし創ってみるか」
『主、此方です』
レインから触手が生え水銀が入ったトレイを僕に渡す。僕は、少しだけ目を見開いたがまぁ魔物だしと納得する事にした。
さて、魔力に金属が当たる。こういった現象は大体が強力な魔法を行った後になるらしい。
例えば、僕がダンジョンに使った魔法【永続魔法・重力支配域】は二十階位の中の下から二番目にあたり金属がそこに放置されていたら魔道金属になっているだろう。
若しくは、実際に大量の魔力を金属に直に当てる。叡智之管理者の力で簡単な魔法を見ていた時に【補助魔法・魔力譲渡】という生命系の魔法があった。
それを使えば大魔法を使わずに魔道金属が出来る。
そして、今回は後者の方で創る。理由は、環境への配慮と大魔法を使うのがめんどくさいからである。
「まぁ、魔法之管理者である僕にかかれば殆どの魔法が無詠唱何だけどね【補助魔法・魔力譲渡】」
『今は少ないですがほぼ全ての魔法使いに喧嘩売ってますよ主。
そもそも、無詠唱はその魔法に対して知力と魔力が十分でないと使えませんからね』
あれ?魔力ってどれ位使えばいいんだ?まぁ、1だけ残して今日は寝るとしようか。
『主!貴方は馬鹿ですか!そんなに魔力を入れたら・・・』
「う〜ん止めるのもめんどくさいし眠たくなったら止めるね」
『馬鹿だと思ってたけど本当に馬鹿だった!うちの主は!』
『はぁー、本当に主は魔力の無駄遣いが酷い。
そもそも、魔道金属に必要な魔力量は約一千万程で事足りるというのに』
私は主である怠惰の魔王ヴァイス様の体に布団をかける。魔力をギリギリまで使った結果これである。
魔力を調整するのがめんどくさいと言うが軒並み高い頭脳系のスキルを使えば欠伸をする程簡単なのに。
私は、チラリと水銀、いや水銀であった物を見る。私には、主の知識が備わっている為にこれの異常性が分かる。
主が叡智之管理者を使って見れば驚くだろう。一応私にも主の力の片鱗として主の管理者系スキルの一部を使える。
『それにしても虹色に光る水銀とは』
「う〜ん。グッドモーニング」
『主、魔道金属完成しましたよ』
レインが水銀の入ったトレイを僕の方へ持ってくる。何故か虹色に光っているけど僕は気にしないよ〜。
「おおっ、これが」
『はい、叡智之管理者の力で見てみてください』
name怠惰之液体星銀
◆怠惰の魔王にして魔法と叡智、星を管理する神の一柱ヴァイスにより創られた魔道金属。
元は水銀であったが怠惰の魔王ヴァイスが魔力を調整するのがめんどくさいという理由で魔力を過剰に流し込んだ結果出来てしまった。
一定の知力及び魔力が無いと持つだけで何もしたくなくなるという呪いがかかってしまう。
しかし、全ての属性の魔法の触媒として使う事もでき、知識を集め自然と進化していく半ば生物じみた力もあり、夜空に星がある綺麗な所で使えば使う程その効果は増す。
また、何時でも固体、気体、液体に変化する事も出来る。
※サマエル「よく言えばオールラウンダー、
悪く言えば器用貧乏という苦手も無けれ
ば得意もないタイプ」
あっ、これやばいわ。
nameレイン
種族ブレイン(Original)
体力1000
筋力50
俊敏力5000
知力60,000,000
魔力10,000,000
ユニークスキル
叡智之欠片
並列頭脳
眷族念話
スキル
精神魔法Lv5
生命魔法Lv5
空間魔法Lv2
格闘術Lv1
魔力操作Lv7
魔力回復Lv1
魔纏Lv3
空間把握Lv3
疲労耐性Lv10
魔法耐性Lv3
精神耐性Lv3
強化《眷族》Lv10
称号
オリジナルモンスター・怠惰の眷族
神から認められた苦労人
《叡智之管理者》
怠惰の魔王ヴァイスが与えられた管理者スキル。世界中の情報を何時でも何処でも好きな時に好きな物を見聞きする事が出来る。情報系スキルの最高峰。
また、世界に異常がきたした時第一にそれが分かるのがこのスキルである。その為簡単な異常は怠惰の魔王ヴァイスが処理する事になっているらしい。(ヴァイス本人は知らない)
※サマエル「 まさかこの管理者スキルを怠惰の魔王が
取るとは。
一番働く事になるスキルですからね」
今度は何時でしょうね〜
3月30日、前の話でヴァイスが緑茶と羊羹と言っていたので
ヴァイスが緑茶、ズィルバアが珈琲と変更しました。




