研究室-束の間の休息と超能力者-
ガールズトークな番外編です
「はい、以上!報告会終了!」
私は香奈に調べたことすべてを告げた。
「へぇ…それだけなんだぁ?なんかつまらないねぇ。」
元は黒色である香奈の目が青色に変化している。
つまり、超能力を使っているということだ。
「香奈。」
「なぁにぃ?」
「何が見える?」
にぃっと笑いながら香奈は答える。
「真理チャンの政府への反抗心かなぁ?」
その会話を大人しく聞いていたアオはギョッとした顔をする。
そりゃそうだ。
政府の狗が政府に対抗しようとしているのだから…。
「アオ。」
と声を掛けると、アオは「はい…!」と少し驚きながらも返事をする。
すると香奈はクスッと笑う。次に目を開けた時の香奈の目は元の色に戻っていた。
「アオくんは真理チャンの事が好きなんだねぇ?」
一瞬の沈黙…。
「えええ!?今なんて…?」
そう言ったのは私ではなくアオだった。
好き?私の事を…?絶対無いでしょ…。
「真理チャンはまだ分からないのぉ?
だからぁ、アオくんは真理チャンの事が「あああああああああああああ」」
「いや〜、いじりがいのある子がきてくれて嬉しいわぁ。」
と、小馬鹿にした笑みでアオを見つめる香奈は楽しそうだった。
「香奈、私の後輩いじめすぎないの。これでも大切な後輩なんだから…。」
そう言って私は後ろから椅子に座っているアオに抱きつく。
「あわわわ。先輩!?」
「なによぅ。真理チャンもいじめて楽しんでるじゃないのぉ。」
「まぁね。」
「そ、あの、その…
もうそろそろはなれてください。」
アオは顔を赤く染めながら下を向く。
「ああ、ごめんごめん。」
さっと手を解く。
「時間大丈夫なのぉ?」
「「あ…。」」
もう午後1時に⁉
「アオ、急ぐよ!」
「はい!」
急いでドタバタと帰り支度をする。
『研究室』から出て行く時に香奈は
「アオくん、真理チャンをヨロシクねぇ。」
と言った。アオは
「もちろん!」
と言っていたが、言葉の真意は分からなかった。
やはり私は勉強が足りないな…。
と私は薄くなったクマのついた目を細めた。




