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何も言わずに、ふたり、お互いを凝視している…
数分が経った頃、私は、スーッと、タオルで体を隠す。
いや、全部は、隠せないけど…
私は、内心、ため息をつきながら、ちょっと冷静になろう、落ち着こうと、決める。
だって、私が札を変えなかったのと、バスタオルを忘れたのが、いけないんだから。
弁明をしようと口を開きかけると、先輩の
「誘っているの? そんな、格好で、俺を誘ってる!?」
ハァ〜〜?!
なにをぬかしとるんだ!!
私は、カーッとなり、文句を言おうと口を開く―
だけど…
私の口は、言葉をつむがなかった―
なぜなら…
先輩の唇が、私の口を塞いだから―!?
押し付けられるように、口を塞がれ、徐々に、深く、貪られる。
ううっ、く、苦しい。
私は、タオルを持ってない手で、先輩を叩く。
一瞬、身じろぎする先輩。
そして、唇をはなされて、息も絶え絶えな、私。
キッと先輩を睨むも、私に向けられる視線に驚いてしまう。
なんで、そんな目で、私を見るの?
熱のこもったような目で。
ドギマギしていると、先輩が近づき、抱き寄せられる。
びっくりしていると、今度は、抱き上げられた!
抱き抱えられ、先輩に貸してる部屋につれてこられる。
そして、そのまま、床に寝転がされ、また、口付けを受ける。
な、なにが、起きてるのぉ――!!




