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悪役令嬢レティシア、二人になりました  作者: 南蛇井


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第8場面 次の問題への引き

一行は再びグランフェルへ向かって進む。

レティシアは、昨日の決断を思い返している。

そこへ、護衛騎士が馬車の前で足を止める。


> 「お嬢様。少し、問題がございます」


レティシアは窓から顔を出す。


> 「何かしら?」


護衛騎士は、街道の先を指差す。

遠くに、複数の馬車と人影が見える。

王都の紋章を掲げた一団だった。

レティシアは目を細める。


> 「……あれは?」


護衛騎士が答える。


> 「王都からの視察団かと思われます」


レティシアは、わずかに眉を寄せる。

視察団は、別の予定でグランフェルへ向かっているはずだった。

しかし、なぜこの街道にいるのか。

そして、その先頭には――。

見覚えのある人物が立っていた。

レティシアは、思わず息を止める。


> 「……まさか」


旅は、まだ始まったばかりだった。

しかし彼女の前には、次の問題がすでに待ち構えていた。 

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