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ノーツ化スキルで異世界無双  作者: フィグタマ
魔法使いの残党編
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第八十三鈴 残党の指導者

モサ子は謎のフード集団にたらふくのご飯を食べられると誘われて謎のアジトに連れてかれてしまった。

モサ子はご飯が食べれるという誘いに乗ってしまい空間スキルの魔法使い達にアジトに招かれた。


「ねー!すっごい時間かかってるけど、まだつかないの?」


「アン様もう少々お待ちください。この世界の地形はとても複雑でして」


モサ子はフードの集団が乗る馬車に乗せられていた。


「そんなに時間かかるんだったら響達のところ戻ろうかなー」


「お待ちください。アン様。あともう少しで着きます!」


フードを被った魔法使い達はモサ子を手放そうとしなかった。


「ねー!ずっと言ってるけど、私、アン様じゃないよ!」


「はい!アン様!きっと何か魔法を使っているのですね」


「魔法?私魔法は使ってないよ?」


「何をおっしゃいます。その魔力量。異次元レベルです」


フードの集団はモサ子を連れて山奥に着く。


「結界魔法を解除しろ!」


フードの1人がそう唱えると自然の中に映る草木や風景が偽物のように消え始め何もなかった山奥に平な土地と一つの村が現れた。


「わー!すごい!村が出できたよ!」


「さようでございます。アン様。こちらが我々のアジトでございます」


「ん?なんだ?あれがアン様か?」


村の真ん中に1人の派手な格好の男性がいた。


「…なに?魔法で…あんな姿に…記憶も…いやだが確かにこの魔力量はアン様だ」


「なんか変な人が出てきた」


モサ子はロン毛の男性を気味が悪い目で見る。


「アン様!打撃のスキルを討伐した我々に祝杯をあげにいらっしゃったのですね!!この時をずっと待っておりました」


男はそう言って頭をさげる。


「…だれ?」


モサ子はキョトンとする。


「何を言いますかアン様。私ですよ。アン様の優秀な6人の弟子の1人『タイリー・ライキー』でございます」


「タイリー?知らないーご飯は?」


モサ子はすんとした顔で答える。


「アン様!!記憶まで無くなられたと聞きましたがここまで深刻でしたか」


「私アン様じゃないもん!」


「いえ、その魔力量は間違いありません。アン様です。もしあなた様がアン様でなければ、アン様があなたのような少女に食べられたことになります」


「え…私そんな人食べた覚えないよ」


「冗談ですよ。アン様どうぞこちらにお越しください」


「むむむむー私モサ子なのにー!」


モサ子は膨れた表情でタイリーの後を追う。

建物は洋式のお城の雰囲気があり、この世界の文化とは全くもって変わった場所であった。


ガチャ


扉が開く。


「わー!!すごーい!!たくさんの料理があるよ!」


モサ子はご飯が食べれることに喜ぶ。


「どうぞ、アン様大変な旅路でございましたね。どうぞゆっくりと休んでください」


タイリーはそう言ってモサ子を席に座らせる。


パクパク!


モサ子はどの料理もお皿ごと平らげてしまう。


「おいしー!!この料理大好きー!!」


「お口にあってよかったです」


タイリーは満足そうにご飯を食べるモサ子を笑顔で見守る。


「いやーよかったです。ここでアン様に会えまして。話が変わってしまいますが、アン様はどのような世界を侵略されたのですか?」


「侵略?」


「ええ、そうですよアン様。我々は自分達の世界を守る為、異世界の脅威を排除しているのです。アン様のお持ちの空間スキルを私達に教えていただいたことによって私達はこうして異世界を渡り歩いているのです」


「何で他の世界が怖いものだって思ってるの?」


「え?」


「あなたの言い方。異世界は全て悪い場所だって感じだったよ」


「いえ、それをおっしゃったのはアン様でございます。我々はあなた様の指導のもと魔力を集め6人の弟子達が異世界のゲートを開けてこのように侵略を行っているのです」


「そうなんだ。お家に帰らないの?」


「アン様…私達空間スキル取得者はスキル保有者と違い異世界のゲートを開けるのに約100人の魔法使いの魔力が必要なんです。今の我々は50人程度。ゲートを開ける魔力を持っておりません」


「そうなんだ。もしゃもしゃ。残念だね」


「そうです。そこでアン様のお力で我々を魔法の国へ戻していただくことはできないでしょうか?」


「魔法の国?…あ、それって響とのなかが行きたいって言ってたところかも!いいよ!一緒に行こう!」


「ほ!本当ですか!ありがとうございます…お前達!ついに魔法の国に帰れるぞ!!!」


タイリーは喜びのあまり周りのフードの集団に声を掛け合う。


「じゃあ!響達を探しにいってくるね!」


「待ってください。アン様!」


「そのアン様の仲間とやらは我々が見つけて見せます」


「え?ほんと?」


「はい!!お前達!!今すぐに、響と言うやつを連れてこい!」


「は、はい!!」


「大丈夫かな?」


「おまかせください。アン様。彼らがかならず響とやらを連れてきます」


「じゃあ私どうしよう…」


モサ子は周りをキョロキョロと見渡す。


「アン様。お仲間が来るまでの間、我々がアン様の奇跡を演劇でお見せするのはいかがでしょうか?」


「演劇?って何?」


「ステージの上で行う芝居でございます」


「へー、面白いのかな?」


「記憶を失っているアン様に見ていただき、少しでも過去の記憶を戻していただくのが最善かと考えております」


「でも本当にそんな記憶ないんだけどな」


「いいえ、その魔力量。あなたはアン様です。いかがでしょうか?」


「やることもないからいいよ」


「ありがとうございます!お前達!アン様のためにアン様の演劇を行うぞ!!準備だ!準備を早くしろ!!」


「は!はい!!」


タイリーと魔法使い達は演劇の準備を始めたのであった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

モサ子回になります。モサ子は異世界のゲートを開くのにたくさんのエネルギーを消費する為ご飯は必要なのです。今回響とのなかが寝ている最中だったのがよくないですね。モサ子に後でしっかりと気をつけるように言わないといけないようです。

次回響達も戦闘が始まります。どうぞお楽しみください。

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