↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノーツ化スキルで異世界無双  作者: フィグタマ
魔法使いの残党編
PR
80/86

第七十九鈴 気性の荒い生物

異世界の侵略を行う魔法使いを止めるために異世界を旅する響達は新たな世界に降り立つのであった。

緑豊かな木々がある広大な山脈の広がる山のふもとに異世界のゲートが開く。


ギュルルル


「ぷっはっーー!!!!」


そのゲートから巨大なモササウルスが現れる。


「新しい世界に来たよ〜!」


巨大なモササウルスの正体は丸呑みのスキル保有者”モサ子”である。

モサ子は地面に降り立つと煙上になり周りを漂いながら人間の姿に変身する。


「さぁ、今回は空間スキルの魔法使いを見つけられるかな?」


青い髪にポニーテールリングをつけた少女がいる。彼女はノーツ化スキル保有者の”能塚響”である。


「前回はタイミングが悪かったからな。今回こそ見つけられるといいんだが」


赤いパワードスーツを着た男性、彼はスーツ化スキル保有者の”のなか”である。


「きっと見つかるよ!だってこんなに頑張って探してるんだもん!」


後ろでぴょんぴょんと飛び跳ねるモサ子。

彼らは異世界の侵略を行っている六人の空間スキルの魔法使いを止める為に旅をしていた。


「でも前の世界と違ってここはすごい自然が豊かな場所だね」


「たしかに。葉っぱがこんなに大きく。ジャングルって表現した方がいい場所だな」


「私がいた島みたいでわたしは好きだな!」


モサ子は目をキラキラさせながら周りを見渡していた。


「だがな。分かるだろ?」


「そうだね。のなか」


「え?なに?二人とも?」


のなかと響二人して頷く。


「そういう話をしていると敵が出てくるんだよっ!」


ばっ!!


草むらの茂みから二足歩行の赤色のオオカミが飛び出してくる。


「ほらっ!出てきやがった!」


グルマイ!


赤色のオオカミ男は変な叫びをあげながら拳を突き出してくる。


「負けるかよ!」


のなかはその拳を受け止める。


ギュルルルルル!!


「な、なんだ!?」


のなかの受け止めた手は回転して炎をまとった。


ブオッ!!


そして接触した場所から火が出てくる。


「なんだこれ!?」


のなかは驚くがその瞬間、接触面が爆発してのなかは吹き飛ばされる。


「モサちゃん気をつけてコイツら普通じゃないかもしれない」


響が声をかけるとそこにはモサ子はいなかった


「あれ?モサちゃん?」


ブヘッ!


のなかを殴ったオオカミ男は横から現れたオオカミ男に殴られていた。


「えへへ、響このオオカミさん達強いね!」


モサ子は毒のスキルを使い細胞サイズに体を細かくしてオオカミ男の体を乗っ取っていた。


「さすがモサちゃん!わたしもいくよ!」


オオカミ男達は響達を囲み一斉攻撃を仕掛けてくる。


ーーーチリン


「オンステージモード!」


響の足元に赤い譜面の円盤が浮かび上がり、それに乗った響は次々にオオカミ男を倒して行く。


タンッ!タタタン!タンタンタンタン!


「響たくさん倒しててすごい!」


モサ子はオオカミ男の体を使って拍手をする。


「くっ!俺も負けれられねぇぜ!」


のなかは立ち上がり近くにいるオオカミ男に向かってブレードを振り落とす。


グルマイ!


ダンッ!


オオカミ男は再び変な叫び声をあげて拳でのなかのブレードを受け止めた。


「おいおい、どういうことだ?」


バングルマイ!


ダン!


オオカミ男はのなかに上段突きを放つ。


「ぐわっ!」


のなかはそのまま吹き飛ばされて行く。


「なんなんだ。こいつら。普通の攻撃じゃない。腰がしっかりと重心をとらえていた。あの姿勢武術だ」


グルマイ!


オオカミ男は追い討ちをかけるようにのなかに迫る。


「手応えがある拳だね。わたしにも見せて」


響は瞬間移動したようにオオカミ男の背後にいた。


グルマイ!


オオカミ男は響に気付き振り返りながら中段突きを放つ。


タン!


響がノーツで弾くが全く動かない。


タンタンタン!


「へー!やるじゃん!」


タンタタタンタン!タンタンタン!


響はリズムよく中段突きを弾いて行く。


グルマイ!?


自身の拳が弾かれるという考えがオオカミ男にはなかった。


バンッ!


拳から放たれる爆発それによってオオカミ男は吹き飛んでいく。


「面白い攻撃だね。まるでスキル保有者みたいな特殊な技だったよ!」


タンタンタン!


響はそう言って背後にいるオオカミ男達もリズムよく倒して行く。


グルマイ!グルマイ!


オオカミ男達は走って逃げ去っていった。


「なんだったんだアイツら…」


「ねぇ、のなかあの生物達ルミリが持ってた図鑑に載ってないかな?わたし何となく見た覚えがあるんだよね」


「確かにちょっとまてよ」


のなかは生物研究者ルミリからもらった生物図鑑を使って調べてみる。


チロリン


『ブーリナ:人獣科 人間と同じ動きができる生物。力が強く。人間の動きを真似て自信を強くしている』


「…だとよ」


「やっぱりあの世界にいた生物だ。空間スキルの魔法使いがゲートを開いているせいでいろんな世界に繁殖しちゃってるのかもね」


「でもあの強さはちょっと異常だったな」


「みてみて響!のなか!こんなに力持ち!」


モサ子はブーリナの体を使って木を持ち上げていた。


「モサちゃんすごいね!」


「おい!モサ子あんまり遊んでるんじゃねぇぞ。…だがその状態だったら奴らが来ても仲間だと認識されるんじゃないか?」


「あ、確かにそうだね」


「じゃあモサ子には悪いがちょっとの間その姿でいてもらうか」


「はーい!」


モサ子は元気よく返事をした。


「森のせいで周りが見えていなかったが、火が暮れているみたいだな」


「そうだね。今日はここら辺で休むことにする?」


「そうするか」


響達はその場で野営を行うことにした。



◇


その夜響が行うリズムゲームのノーツの音が響き渡る。


タタタタタタタタタタタタタタタタタタ!!


「響すげぇやりこんでるな」


「最近あんまりよくできていなかったけど、天界の彼方っていうリズムゲームのランク3位以上が絶対に取れなくて」


「ゲーム?響がやってるゲームって異世界なのに繋がるのか?」


「なんかのなかの近くにいると繋がるんだよね。ああここの譜面ほんと最高!!!成功した時の脳汁半端ないよ!!」


「そ、そうか。じゃあ俺はMPSのメンテナンスをしておくぜ?」


「響!のなか!私は?私は?」


「そうだな。モサ子には見張り役を頼むか」


「はーい!この姿ならみんな驚いちゃうよ!」


その後響、とのなかは夢中になって作業したのち寝落ちしてしまった。



◇



響達が休んでいる夜。


ガサッ…ガサガサ…


草むらをとある集団がコソコソと歩き回っていた。


「…ねぇ、この魔力って…アン様!?」


フードを深く被る集団は強力な魔力に引き寄せられるように響達の野営の場所に集まってきた。


「まさか、私達を迎えにきたんじゃない!?」


「やった!これで私達、魔法の国に戻れるのね!」


フードの集団は響達の寝ているところをゆっくりと近づく。


「あなた達いったいだれ?」


「うわっ!」


フードの後ろからオオカミ男の姿のモサ子が声をかける。


「お前は!まさか!武魔(ブーマ)か!?」


フードの集団はモサ子の姿をみて攻撃をする。


「えー!ちょっとまってまって!私戦う気はないよ?」


モサ子は手を振り無害なことを表現する。


「行くぞ!敵は戦意喪失している!今がチャンスだ!」


フードの集団は炎の魔法を放つ。


ボッ!


モサ子の乗り移ったオオカミ男は火傷する。


「アツイ!!みんなやめて!!」


モサ子は拳を突き上げてフード男殴る。


「ガハッ!」


フード男はそのまま吹き飛ばされる。


「やっぱりこいつらは早く処理しなきゃいけない!」


フード男達は再び攻撃を仕掛けようとした。


「待って!このオオカミ男からアン様の魔力を感じるわ!」


フードの集団の一人が声をかける。


「は?何を言って…は!確かにこれはアン様!?」


フードの集団は攻撃をやめてその場に跪く。


「アン様。大変無礼な真似を失礼しました」


「アン様、まさか体を乗り換えて私達を救いにきていたなど思いもしなかったです」


「え?アン様?」


ヒョイっとモサ子はオオカミ男から人間の姿で出てくる。


「アン様!?こんな愛狂わしいお姿に変身されていたなんて!?」


「この方からはアン様の魔力が感じられる。確かですよ」


「アン様が来て頂けたと知ったらきっとタイリー様も喜びになられます。どうかご一緒に来ていただけませんか?たくさんのご馳走を用意いたします」


「ご馳走!?わかった!一緒に行くね!!」


モサ子はフードの集団の誘いに同意してしまった。


「ねぇ、響!なんかこの人達がご馳走用意してくれるみたい!ちょっといってくるね!」


モサ子は寝ている響にそう伝えた。


「むにゃむにゃ、モサちゃん…気をつけてね…むにゃむにゃ…」


響は寝ながら返事をした。



◇



次の日の朝。

響は朝日に照らされて目を開ける。


「ふぁ〜〜おはようのなか!なんか随分とぐっすり寝ちゃったよ」


「何だろうな。俺も全く記憶がない。モサ子の見張りに安心しちまったのかもな」


響ものなかも深く寝てしまっていた為、昨日の夜の記憶がなかった。


「見張りだったモサ子はどこにいる?」


「モサちゃん?あ、ほらそこで寝ているよ!」


響はオオカミ男を指さす。


「そうだった。モサ子は今オオカミ男の体を乗っ取っていたんだよな」


「そう。モサちゃん大丈夫?夜なんかあった?」


響が声をかけるがモサ子は返事がない。


「モサちゃん?」


響は流石に心配になり近くに寄ってゆさゆさとオオカミ男を起こした。


グルマイッ!!


ーーーチリン!


「え!?」


オオカミ男はいきなり響に攻撃を仕掛けてくる。その攻撃のノーツを響はしっかりと把握した。


「モサちゃん…じゃない?」


タンッ!


響はオオカミ男を弾いて気を失わせてた。


「どうした響?なんかあったのか?」


「のなか大変!モサちゃんが行方不明になった」


「え?」


響とのなかはモサ子がいないことに気づいたのであった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

新章「魔法使いの残党編」スタートです。

空間スキルの魔法使いがいるこの世界は一体どのような物語が描かれるのでしょうか。下書きを書いたのが半年前なので投稿する自分も楽しみです。どうぞ次回もお楽しみください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。