(2)
「茶太良先生ってさー、好きな奴にはたまらなく面白いんだろうけど、熱くなり過ぎでうっとうしいところあるんだよねー」
ヒャッパが言うと、タタミちゃんはうんうんうなずいた。
「アタシは好きだけどねー。
あれの内容、教科書じゃなくてほとんどプリントだもん。
あの人自説かなり混ぜ込んじゃってるじゃない? 受験勉強の上ではどこまで役に立つかわかんないかも」
2人の意見を耳にはさみながら、おれは茶太良の自作プリントをペラペラとめくる。
「おいおい、今日の講義内容、まだこれだけあったらしいぜ?
どんだけモリモリの内容なんだよ。もっとも先生が脱線しまくりだったせいもあるけど」
キースはおれのプリントを見ながらうんざりした顔でつぶやく。
「これじゃただの歴史マニアじゃねーか。そういうことはよそ行ってやれよ。
聞いてるこっちはうんざりだ」
「あっそう? おれは結構好きだけど。
あの人授業外でも質問オッケーらしいから、ちょっとお伺いしようと思ってたところだけど」
キースはそんなおれに対し、信じられないと言わんばかりの目つきなる。「正気かよ」
気まずい視線をそらすと、休み時間にもかかわらず熱心にプリントに目を通す沙耶の姿が飛び込んだ。
「茶太良先生、最近は日本近代史に熱をあげているらしいわ。
このままだと強引にそこまで持っていくつもりかも。人間の大学への進学を考えている生徒にとってはちょっと考えものかもね」
それを聞いた反対どなりのタタミちゃんが首をすくめた。
「そんなこと言ってもさー、授業にまったく熱が入らない教師だっているじゃん。
事務的に授業こなす奴に比べたらだいぶマシじゃない?
アタシ数学Aのセンコー苦手。あいつただ淡々と黒板に字を書いてるだけだもん。
なんのために数学教師になったんだよって感じ」
後ろでスマホをいじっていたヒャッパが笑い声をあげた。
「アハハ、まさにその通りだよな。
オレ数学得意だけど、あいつの話聞いてねえぞ。あいつの話をまともに聞いているだけムダだ」
おれはうらめしげなめをヒャッパに向けた。
授業をまじめに受けていればなんとかなると思っている人間にとっては耳の痛い話だ。
返ってきたのはしらけた目線だった。
「今からでも遅くない。参考書でも買っとけ」
そういったごく普通(なのか?)の学生生活にひたっていたものだから、逃げようもない現実が突然おそいかかったとわかった時は、心底ビックリした。
授業終わりにみんなと廊下を歩いていたら、向こう側から突然会いたくもない連中が出てきたからだ。
左にはヒャッパと同じくらい背丈の小さいモヒカン。
右には上半身裸にありったけの呪文を書きなぐったギョロ目の男。
そして真ん中には、お坊さんが着るような袈裟をまとい、残りの生身の肌は黒に塗りたくって顔には白いドクロを描いている長身。
いちおうこれでヤンキーのつもりらしい。左の時おり首を高速で振るモヒカンはまだそれっぽいが。
それでも、おれは心臓がちぢみあがりそうになり、思わず「ひゃぁぁっ!」と叫びあげてしまった。
「よう、久しぶりだな。ずいぶん楽しそうにしてしてるじゃないか」
真ん中のリーダーに呼びかけられ、先ほど情けない声をあげたこともあっておれは周囲を見まわしてしまう。
ここで沙耶が一歩前に進み出て、おれの身をかばうようにして声をかけた。
「……何の用かしら。
正面からやり合うのなら、ムダなことだとわかったはずだけど」
非道丸はここで首を振り、おれを指差した。
そして沙耶には払いのけるようなしぐさをする。
「お前じゃない、おれは結城新介に話しかけているんだ。邪魔をするな」
沙耶は少し振り返り、不安げな表情を見せた。
おれはツバを飲みこみながらも、うなずいて前に進み出た。
「ええと、なんでしょう? ボクと先輩にはなにもないと思いますけど?」
すると、前の3人はいっせいにクスクスと笑いはじめた。
「なにを言っている?
お前まさか、自分の置かれた立場を忘れたんじゃないのか?」
そう言って非道丸は何かを取り出した。おれは顔をしかめた。
忘れるはずもない。
それはおれが入学初日に、奴の手によって奪われた大切なものだ。
おれの胸から引き抜かれた心臓。
それを手のひらの上で見せつけながら非道丸は言う。
「こいつが俺の手中にある限り、お前は決して自由じゃない。
そのことを改めてわきまえておくことだ」
すると、高速で動くモヒカン頭の……名前なんだっけ、とにかくそいつがポケットに両手をつっこみながら前に出てくる。
「お前さあ、バッカなんじゃねえの?
胸に手を当てられたら最後、人間扱いされないのわかってて、よく実家に帰れたなぁ!」
その瞬間タタミちゃんが「なんだとぉ!」と前に出ようとするのを、おれが手を出して食い止める。
「止めないでよ!」と彼女が食い下がるのに対し、おれは首を振った。
「あいつらの言ってることは事実だ。
ていうより、おれが無理やり忘れようとしてただけかもしれない」
「クククク、そうだ。お前はこの学園からは逃げられない」
挑発的な笑みを浮かべる非道丸は、さらに声高に唱える。
「そして俺たち、『野球部』からは、絶対逃げられんっ!」
振り返ったおれは、相手の顔を見て、口をあんぐりさせた。
「は、はい? いま、何ておっしゃいましたか?
柳生、柳生部? 十兵衛ですか? 新陰流ですか?」
するとギョロ目男が「野球部っっ!」とどなったので、おれはつい「ひぃっ!」と情けない悲鳴を上げてしまった。
「あれ? 知らなかった? こいつら不良だけど、立派な当校の野球部員だよ?」
あっけらかんと口にするタタミちゃん。
おれは目をぱちくりさせて、目の前の3人の風体をよくながめる。
「……はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!?」
あまりにすっとんきょうな声をあげたので、タタミちゃんたちはおろか、3人のヤンキーまで軽くのけぞった。
非道丸が意外なほど前のめりにツッコんできた。
「なんなんだお前のその態度はっ!
そんなにおれたちが野球にいそしむのが信じられんのかっ!」
「野球部っ!? 野球部ってなんだよっ!?
よしんばヤンキー姿の高校球児は『ルー○ーズ』で見慣れてるけどよっ!
だからっていくらなんでもそれはねえよっ! どう見ても野球部員には見えねえよっ! 特に真ん中っっ!」
おれが非道丸を指差すと、相手はきょとんとした顔をしている。
「お前の格好はどう考えても、『ビ○マの竪琴』にしか見えねえよっっ!」
それを聞いて両サイドの仲間が吹きだす。
「ビ○マの竪琴と言うよりは暗黒教団の司祭ね」
沙耶のよけいなツッコミはおいといて、非道丸は顔を伏せ、プルプルと肩をふるわせはじめた。
まずい、言いすぎたか。
「貴様……欲も神聖なる我が野球部を侮辱してくれたな……」
「いや、おれがコケにしたのは野球部じゃなくて、お前の格好……」
バッと顔をあげた非道丸は、怒り心頭の面持ちでびしっとこちらを指差した。
「まあいいっ!
どのみちお前は、我々野球部がグラウンドの上で徹底的にたたきのめしてやるつもりなのだからなっ!
結城新介っ! おれたちと、野球で勝負しろっっ!」
「「「「……マジでっっ!?」」」」
おれを含め、こちら側何人かが信じられないと言わんばかりの声をあげた。
ここで呪文だらけのギョロ目が前に進み出る。
「生徒会の庶務が、おもしろいことを教えてくれたぞ。
結城新介。お前、小学校や中学校では野球部で腕を鳴らしたそうだな。
けっこういい成績を収めたそうじゃないか」
一気に周囲がこちらの方に目を向ける。
おれは気恥ずかしくなってキョロキョロと左右を見た。
タタミちゃんにいたっては「マジでっ!?」と言って口をあんぐりさせる。
「そう言えばお前野球部だって言ってたよな?
しかしお前、まさか野球部に試合を申し込まれるまでの腕があるのか?」
ヒャッパが思い出したようにおれを見るが、こちらとしては頭をひたすらなでるしかない。
「ああ、いやぁ、そのぅ……」
みんなは事情をよく知らないので、出来ればそのことには触れてほしくないのだが……
「謙遜するなよ。庶務は言ってたぞ。
野球ルールなら、お前も我々と対等に渡り合えるはずだとな」
非道丸が言うと、おれの脳裏に、あの顔にマスクをつけていたバリバリの暴走族の姿が思い浮かぶ(どう考えても生徒会ではない)。
同じ想像をしていたのか、沙耶の口から「二刀の庶務……」という言葉がいまいましげに出てくる。
すると非道丸が、おれの心臓を持っていない方の手を前に出した。
そこにはおれもよく見慣れた、野球ボールが握られていた。
それを素早く回転させ、人差し指だけで支える。
「逃げるなよ。いや、逃げることは決してできないと言った方がいいだろうな。
お前の大好きな野球ですら勝てないようでは……」
「ちょちょちょっ! ちょっと待ってよっ!」
ここでタタミちゃんがおもむろに両手を前に出した。
「野球で勝負っ!?
確かにただのケンカじゃ分が悪いのは確かだけど、いくら新介が野球得意だからって、危険すぎない!?
あんたらわざと新介にボールぶつけようとするかもしんないしっ!」
「大丈夫だタタミちゃん。
おれ、ピッチャーだから」
おれの意外な返答に、タタミちゃんだけでなく他の仲間たちまで「ええぇぇっ!?」とすっとんきょうな声をあげた。
「ククク、安心しろ。我々は試合中にわざとデッドボールを食らわすことはない。
きちんと試合で勝たなければ意味がないからな」
そして非道丸はおれの心臓を上に掲げた。
「しかし試合に負けたら最後、こいつはおれの手の中で握りつぶされる。
覚悟を決めておくことだ」
ここでモヒカンが首を振りまわすのをやめて声をかけた。
「ああそうだ、言っておくがそこにいるお前らも強制参加だぞ?
こんなかで野球経験のある奴は?」
みんな首を振る。ただ1人影乃だけが遠慮ぎみに手をあげた。
「1人だけかよ。まあいい、野球やったことのない奴らにはハンデをやる。
おれらは特殊能力なしで、そっちは好きに使ってもいい。
どうせ公式試合じゃ特殊能力はNGだからな」
そしてモヒカンは少し首を振りまわし、おれたち全員をながめる。
「それでもメンバーは少ないか。
試合は今度の土曜日にやるから、それまでに野球をやったことある奴を探して来い。
ただし経験の長い奴は特殊能力の使用を禁止だからな。そのつもりでいろよ!」
言い終わると、野球部3人はクルリとうしろを向いてその場を立ち去っていく。
両サイドの2人がさっさと前を進んでいくなか、非道丸は立ち止まって少しこちらを振り向く。
「もちろん断るとは言わせんぞ。お前には大きな弱みがあることを忘れるな」
おもむろに広げた手から、おれの心臓が消えた。
3人が曲がり角に消えていったのを確認して、ヒャッパが前に進み出て、おれの袖をつかんだ。
「おいおいっ! 大丈夫かよっ! 野球で勝負だってっ!?
またオレらがよく知らないスポーツの勝負でケリをつけるつもりなのかよっ!」
「断ろうにも、断れないだろ。
向こうはおれの心臓握ってるんだし、こっちが野球が得意だと知ったらさすがに同じ土俵で戦う以外ないだろ」
おれの異様な落ち着きぶりを見て、ヒャッパはとまどいの顔色を浮かべる。
「バカ言ってる場合かっ!
あいつらたしかに野球部に見えないけど、死霊族の公式試合じゃ必ず上位に食い込む強豪だぞっ!?
しかも授業をさぼってわざわざ練習してるってくらい、意外に熱心な奴らだぞっ!」
「野球に関してはマジメなんだな……」
「真面目にいそしむのはいいけれどそのかわりに授業をさぼるとあってはね。
そこのところはさすがに不良と言うところかしら」
おれはやや引きぎみに、沙耶は生真面目なツッコミをする。
そんな中影乃が会話に口をはさんだ。
「俺は野球やったことがあるからいいが、お前らは大丈夫なのか?
お前らが以前奴らを相手に派手に暴れたのは知っているが、いくら因縁をつけているからと言ってお前らを巻き込むなんて、どうかしてるぞ」
影乃は1人ずつ顔色をうかがう。まずは沙耶。
「野球ね。経験はないけれど、ルールは一通り知っているわ。
兄がむかし草野球にしょっちゅう参加していたから。
タタミはどうかしら?」
「アタシは大丈夫! なんつったって忍者界の次世代のホープだからね!
ルールさえ覚えときゃカンタンだって!」
妙に得意げだ。心配なのでよく言って聞かせなければならない。
「実践はさっぱりだが、試合を見るのは好きだぞ。
魔界の公式リーグ戦だけじゃなくて、人間のプロ野球なんかもよく見るぞ」
キースに関しては、あまり心配はなさそうだ。
「オレかぁ。正直、スポーツは好きじゃないんだがな。
まあとりあえず情報を集めて、ルールはきちんと覚えとくか」
心底うんざりしているヒャッパに向かっておれは言う。
「ヒャッパは情報集めが得意だろ?
ついでに、野球部の詳細なデータも集めてくれないか?
各メンバーの配置、得意な戦法、チームとしての対戦成績、出来れば映像記録があればそれも取り寄せてほしい。
あと野球部以外に野球ができる生徒も調べてくれないか? 足りないメンバーはそれで補う」
言うが早いか、ヒャッパはスマホにおれが告げた内容を素早く打ち込む。
しかし途中で手が止まった。
「おい、お前本当に大丈夫なのか?
いくらお前が野球やったことがあるからって、相手は死霊族なんだぞ?
どうしてそんなに落ち着いてられるんだ。お前怖くないのか?」
言われ、おれは眉をひそめた。
しかし次の瞬間にはこっくりとうなずいた。
「自信はないけど、不安もそんなにはない。
それだけ昔は野球に熱心に打ち込んできたつもりだから。
それに非道丸はバカだけど、自分の好きそうなことに関してはだいぶマジメみたいだ。
あいつが入る限りは部員に変なことは絶対させないだろ」
それを聞き、タタミちゃんがアゴをさすりながら前へと出てくる。
「ふ~ん、
それにしても、新介って野球やってたんだね。全然知らなかったよ」
そう言ってまじまじとおれの顔色をうかがう。おれは思わずのけぞった。
「やめろよ。昔の話だ。
真剣にやってたのは中1の夏までだよ。それ以降はさっぱりだ」
「でも、自信はあるのね。腕を鳴らしてたというのはどうやら本当らしいわね。
あなたの言動が妙に大人びているのはそのせいかしら?」
沙耶を見ると、彼女はおだやかな笑みをこちらへと向ける。
思わず見とれてしまうと、横からタタミちゃんがほおをつまんできた。軽くやったつもりなのだろうが、けっこう痛い。
「今日は月曜日だ。試合のある土曜日までは、まだ何とか時間がある。
それまでに俺たちがやらなきゃいけない点は2つ。
まずここにいるメンバー1人1人が、野球の公式ルールをしっかりと覚えておくこと。
もう1つは野球部に所属していない生徒の中で、試合経験のある奴を探してくること。
経験豊かであればあるほどいい。
その2つをすばやくこなして、早めに練習しなきゃいけない」
おれがある程度説明しておくと、何人かが手をあげた。
おれはまずタタミちゃんを指し示した。
「残りのメンバーだけど、コピー使えるミノンちゃんはどう?」
「いいね。
野球の経験がなければ特殊能力を使ってオッケーってルールだし、すぐに野球を覚えられてしかも相手の戦法もわかる。まさに一石二鳥」
続いておれは沙耶を指差した。
「野球部と因縁があるのは、ここにいるわたしたちだけじゃないわ。
さっきはこの場にいなかった蛸蔵君や、荒木先輩にも声をかけたほうがいいんじゃないかしら」
「そっか、その辺は考えた方がいいな。
出来れば野球の経験があった方が助かるけど、そこはさすがに期待しすぎだな。
2人には補欠になってもらうことも考慮しよう」
キースがなやましい顔で口をはさむ。
「その2人を入れたら、ようやく9人か。
人数は十分だけど、なんとなく不安があるな」
「いや、『10人』だ。少なくとも10人必要だ。
あと1人、野球がきちんとできる奴がほしい」
おれが言うなりキースが「なんでだよ?」と問いかけてくる。おれはあきれぎみに言った。
「おれに死霊族の投げる球を打てってんのかよ。
少なくとも向こうはピッチャーとしてのおれしか期待してねえよ。
打順が回ってきたときは代打が立ってもらう」
「少なくとも助っ人が1人余分に必要か。
しかも野球部に入っていない奴。全校生徒を探し回ったところでそんな奴いるか?」
「あんなおっかない連中がいる部活なんだ、1人や2人はいるだろ。
そういうことでヒャッパ、リストアップは頼めるか?」
ヒャッパは先ほどまでいじっていたスマホを裏返し、モニターを見せつけた。
「野球経験のある生徒で、あの部に在籍してない奴は何人かいる。
ざっと9名だ。
だけどこの中にはやむを得ない事情で野球をやめた奴もいるから、ヘッドハントできる奴はせいぜい3,4名だな」
おれはうなずきながらも、「仕事の早い奴だな……」と引きぎみに言った。
「おいおい、おれの専門はむしろこっちだぞ。
はっきり言ってグラウンドに立たずに、マネージャーとして尽力したいくらいだ。
強制参加じゃなけりゃ願い下げだね」
ヒャッパは再び携帯をいじくりだす。おれは「あはは」と苦笑するしかなかった。
放課後、おれたちはさっそく目当ての人物に声をかけに行った。
まずは荒木先輩。
いつも屋根瓦で寝そべっているというので、ヒャッパとキースとともにうかがってみると……
「野球? 得意だぜ? つってもキャッチャー専門だけどな」
「あれ? 野球やってたんですか。ちょっと意外ですね」
荒木先輩は巨大な拳を巨大な胸板に豪快にぶつける。
「なに言ってんだお前は! オレは応援団だぜ?
応援団やってる奴が野球知らねえでなにができるってんだ、ボールのキャッチは得意だからどんな剛速球でも任せてとけっ!」
「ええっと、あのう……」
口ごもりながらも、おれは恐縮ぎみに手をあげた。
「ピッチャー、おれなんです。
しかも専門は変化球です。ちゃんと受け取れますか?」
言うと先輩はろこつにがっかりした顔を浮かべる。
「ああん!? お前がピッチャー!?
ふざけんなよ、お前が投げるヘロヘロボール、目をつぶってでも受け取れるぞ!?
まあお前さんの頼みとあっちゃ断れねえが、ちっとは気合いの入ったボールを投げてくれよ!?」
「うぅ……よろしくお願いします」




