82
「お早うございます。勇者様」
勇者が目を覚ますと入口で朝の挨拶をするメイドがいた。もちろんミニスカだ。
「お早うございます。お足様」
スカートからのびる足に手を合わせる。それにメイドもツッコミを入れない。勇者の所に来て2年。もう何も言えないのだ。
「おい、起きろ!」
「ん~?」
「早くしろ!」
そう言って布団を捲ると上半身裸の四郎が眠っていた。
「まさか……勇者様がメイドに手を付けないのは仲間とそうい仲だからじゃなくて……そっちだったから?」
驚愕に目を見開いて震えるメイドはそっとドアを閉めると廊下をダッシュして他のメイドにその事を伝えに行った。
「それで、何で勇者と四郎が一緒に寝てたの?」
「その前にこのロープほどいてくれ」
メイドからの報告を聞いたサータニアが急いで駆けつけて勇者と四郎をロープで簀巻きにして尋問していた。
「故郷の話をしたくて昨日は夜遅くまで居たんだ」
「それで、どうして二人して同じベッドで?」
「勇者が何もしないから一緒に寝ようって……」
「嘘つけ! 何で泣き真似するんだ!」
「ジャンケンで負けた勇者が床で寝ているはずだったのにいつの間にか入ってきてた。そして、おいらの服に手を……」
「寝ぼけたんだよ!」
「そう、寝ぼけたふりしておいらの胸を……ダメだ! これ以上思い出したくない!」
「お前は同郷人をおとしめる気か!」
「そこのとこ……詳しく」
いつの間にか来ていたメイドが鼻血出しながらメモっていた。
「いや、嘘だから」
「チッ」
「何で舌打ち!? ここのメイドさんおかしいよ!」
「メイドが腐ってるのはデフォだろ?」
「何でだよ!」
「あら、やだ。とか言いながら物陰から見てるものだろ?」
「それは家政婦!」
そんなこんなで誤解は解けた後、朝飯をみんなで集まって食べる。一部メイドが物陰から覗いていたが。
「勇者は今日はどうするんだ?」
「メイド喫茶でティータイムした後でギルドだな」
『四郎も行くぞ』
「わかった」
『急がないとその辺の人を解体するかもしれん』
「マジでやめてください」
『ここにあるじゃないですかいいのが』
「おいらを指差すな!」
四郎を生け贄にしようとするアルッテをどうにか押さえるカーリン。
「ギルド行って依頼を受けてきますか」
四郎達は場所を聞いてギルドを目指した。




