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「何じゃこりゃぁぁぁ!」
四郎は自分の胸を見下ろして叫び、見下ろした巨大な物にその手伸ばして、
「触れない?」
掴もうとした手が巨大なおっぱいの中に消えた。何度も試すが空中に写し出された映像のように手が通り過ぎていく。
『ワシの力じゃ。遠慮なく持っていけ』
そう言って手のひらに収まるサイズの青い鏡を渡してきた。
『それに写した人を記憶して好きな時にそれで転写できる。今はお前の胸にリーダーの母のおっぱいを写しとるだけじゃ』
「これどうやったら消えんだよ!」
『鏡を持って念じればいい』
四郎が念じると胸が消えた。
「良かった。女に成るのかと思った」
『おっぱい好きだから欲しいんじゃなかったのか?』
「見る方が専門なの!」
『よくわからん』
そう言って首を傾げる“水鏡に映る”神。
「なあ、これって自分で想像したのもなるのか?」
『言ったじゃろ? その鏡で写した者だけじゃ』
「ふーん」
四郎はそう言ってその鏡にリーダーを写す。
「こうして写したい人に鏡を向ければいいのか?」
『そうじゃ。それで念じればいい』
四郎は自分に向けて念じる。そこには鏡を持ったリーダーが立っていた。
『そうして写したい部分だけを念じればそこだけが写るぞ』
「こうか?」
そこにはリーダーの体に四郎の顔が付いた人物がいた。
「ん~ん、マッスル~!」
サイドチェスで歯を剥いて笑う四郎の姿に、近くにいた村人から悲鳴が上がる。
『うむ、バケモノめ成敗してやる!』
「うおっ! あぶねえ」
四郎に爪を振りかぶるアルッテから危機一髪で逃れるた四郎はカーリンの背後に隠れる。リーダーの体なので隠れきれないが。
『四郎、くっつくな。キモい。元にもどれ』
「ひどい!」
元に戻った四郎は隅の方でいじけてしまった。ディーニュが慰めている。
『まあ、色々使えるじゃろ。持っていってくれ』
『四郎が変なことをするのを後押しするアイテムが増えたな』
ため息をつくカーリンをよそに、ディーニュは四郎から鏡を受けとり何か念じている。
『これで私も大きくなる……はず』
『あ、神には効かないからの』
その言葉を聞いてディーニュは鏡を放り捨てた。




